もともとは、大きさを表していました。
日本古来の表示は、メートル法ではなく尺貫法を使ったので、
8寸なら約24センチということになります。
料理で使われるのは、約24cm大の器の「八寸の器」を略して
「八寸」という器の名前になりました。
特に懐石料理では、更に転じて料理のジャンルを言うようです。
さしずめ「オードブル」のようなものでしょうか。
酒の肴を盛り付ける器が8寸(24cm)四方の白木の器を使った事に始まり、
「八寸に盛り付けた酒の肴」を「八寸」と呼ぶようになったみたいです。
のちには、焼き物や陶器製の器や、丸い器も使われるようになりました。
近頃は怪しい店もあって、お品書きには「八寸」と書いてあるのに、
「六寸」くらいの器で出てくるときがあります。
「なんだ、名前だけか」とがっかりですね。(笑)
でも、日本料理屋さんで板さんが弟子に「おい、八寸とってくれ」とか、
「八寸に盛り付けろ」といったら、24cm大の器の事を言います。
お礼
とてもわかりやすい説明ありがとうございます。実は、このサイトに入会して初めての質問でした。正直、期待と不安がありましたが”めっちゃええやん”って思っています。おかげさまで、これからが楽しみです。本当にありがとうございました。