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自衛隊の『金のかかり方』と『強さ』について
(1)日本の『軍事予算』は、世界で上から何番目の高さですか。 (2)日本の『軍事力』は、世界で上から何番目の高さですか。 防衛次官の証人喚問を見ていて、「日本の自衛隊は、金がかかっている割には強くないんじゃないか」という疑問が湧いてきました。 前提条件の立て方によって、答は違ってくると思いますが、エイヤで結構でございますので、教えてください。
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>三日程度で行って欲しいと思います。 学校の修学旅行とは訳が違います。重装備を持った本格的な戦力の輸送で三日は、米軍でも無理です。 敵が日本のどこかに上陸した場合、担当正面の部隊以外にも、隣接する地域担当の部隊からも側面支援が得られます。これらの部隊が戦線を支えている内に、先に説明した海上輸送の増援プラス、米海兵隊が援軍に駆けつける仕組みになっています。グァムに配備されている米軍の海上事前集積船は一個海兵遠征旅団分の装備品(戦車等の重装備を含む)を輸送可能です。グァムから東京までの距離が2500KM程度ですので、16ノット前後の速度で移動するとして四日程度で日本に到着可能ですが、搭載物資の陸揚げ、航空機で別に輸送される兵員との編成、集結地から前線への移動を考えた場合、トータルで一週間は必要でしょう。通常一個師団で防衛する担当正面で、一週間戦線を持ち堪えれば、これだけの増援が得られる計算になっており、これで戦線を支える事が出来る、とプロの方々は計算しているのです。さらに、その後も送られる増援で、敵を押し戻します。 >安いバズーカ、速射砲、ミサイルなどでオシャカにされてしまう恐れがあり、そうなったらもったいないことですね。 運用を誤ればそうなりますが、だからと言って不要では無いのです(もう解っていらっしゃると思いますが)。明治の頃、騎兵指揮官の秋山好古は、騎兵戦術教官として座学の最中、教室の窓ガラスを素手の拳で叩き割り、「騎兵とは、つまりこれだ」と教えたそうです。柔らかい素手でも素早く突き出せば硬いガラスを割る事が出来る、と言う訳で、戦車の運用もまさにこれです。現代軍隊の火力が向上し、敵も戦車を繰り出して来る関係上、厚い装甲と強力な砲が必要なだけで、基本的に戦車の最も重要な性能要素は機動力なのです。動きの緩慢な歩兵の対戦車火器による集中砲火を受けるような使い方はそもそもしてはなりませんし、その前提での戦車運用です。
お礼
たびたびのご回答ありがとうございます。 16ノットというと今の船の速度としては遅いように思いますが、船団の『平均速度』ということでは、そのへんが妥当なところなんでしょうね。何百海里の平均というと思ったより遅い数字になると思います。1週間ということ、よくわかりました。 私は子供の頃から戦車(昔はタンクといっていた)大好き人間です。お話しよくわかりました。