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「裸の王様」という比喩
飲み会の席などで、よく「あそこのボスは、裸の王様だよね~」という例えを聞くことがあります。 が、その意味合いは、人や場合によってまちまちの様な気がするのです。具体的には、 (1)自分は「それは違うのではないか?」という疑問を持ってはいるが、周囲が自分と相反する意見を主張すると、リーダーのくせに何も発言することなく「そういうものか。それでは自分が間違えているのだろう」とあっさり引き下がる人 (2)自分では何も見聞していないのに人の言うことを全て鵜呑みにする、判断力に欠けたリーダー (3)自分にとって都合の良いことを言ってくれる連中だけを周りにおき、都合の悪い話には聞く耳を持たない人 (4)本当は威厳も権威も既に失墜しているのではあるが、他人にそのことを指摘されてもなお、威厳や権威があることを見せつけようとする人 といったところです。 「裸の王様」のストーリーからすれば、確かにどれも正しいような気がするのですが、本来はどのような意味合いで使用すべき比喩なのでしょうか? ご存じの方、ご教示下さい。 なお、辞書は一応調べてみたのですが、掲載されていないようでした。
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No1です。 辞書をいくつかひっくり返してみました。 で、三省堂の新明解国語辞典(第5版)で、裸の王様の語句説明を発見しましたので、紹介しておきます。 [目に見えない服を着せられているのに気づかず、子供から「裸の王様」と言われてはじめて自分のほんとうの姿に気づくという、アンデルセンの童話から]いいことだけを知らされていて本当のことを知らないでいる人のたとえ。「有権者は裸の王様であってはならない」 という説明がありました。 ご報告いたします。
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- Nutrocker
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学問的にどう解釈されているか知りませんので、個人的意見になります。 裸の王様=周囲の甘言に乗せられ踊らされている滑稽な人で その権威ゆえに忠言する人が現れないことがポイントです。 (結局は悟ることになりますが。) 実際に比喩に使われる場合は、 能力のある部下にいいように丸め込まれている能無しのリーダー といったところ。 もっとも近いものを選ぶとすれば(2)でしょうか。
お礼
>能力のある部下にいいように丸め込まれている能無しのリーダー あははは。。。良い例えです(笑)。ウチの上司にピッタリかも? 「裸の王様=周囲の甘言に乗せられ踊らされている滑稽な人」--そうですね。そう考えるのが妥当のようですね。 以前、何かしらの雑誌のコラム中に、(1)の使い方をしているように思える文章があったので気になっていたんです。 ご回答、ありがとうございました。
- gozen
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さ、三番・・・・・ ピンポン・ピンポン・ピンポン だと思いますよ~
お礼
ご回答、ありがとうございます。 実は、私の周囲では、(2)か(4)どちらかで使う人が多く、今までずっと混乱していました(笑)。 「情けは人のためならず」が別の意味で解釈されることがあるのと同じように、言葉って、本来の意味から離れて独り歩きすることがありますものね。ムズカシイですね(笑)。
こんにちは。 いいことだけを知らされてほんとうのことを知らない人のこと、です。 状況の見えない人で、周りがそれを作り出しているんです。必ずしもリーダーである必要はないですが、概してリーダーがそう言う状況に落ちやすいですね。 では。
お礼
ありがとうございます。 お礼は、上のほうでまとめて。。。
お礼
evidence さん、直接的には初めまして。 わざわざ辞書でご確認頂き、恐縮です。私の近くにあるのは岩波と広辞苑なのですが、載っていなかったような。。。gooトップの広辞林でもヒットしなかったし(汗)。 「いいことだけを知らされていて本当のことを知らないでいる人」ですね。分かりました。 「有権者は裸の王様であってはならない」という例文ですと、その意味が益々理解し易いですね。「あの社長は、裸の王様だ」ですと、いろんな意味が想像(創造?)できますので、教育上宜しくないかも(笑)。 ご明解な回答を頂き、納得できました。今までずっと疑問に思っておりましたので、大変有意義でした。 ありがとうございました。