- 締切済み
“勉強のテクニック”を学校で教える事はできないのか
私は以前、学習塾で講師のアルバイトをしていました。その時に強く感じた事は子供たちの多くが家庭学習に於いて効率のいい勉強法をとっていないし誰もそれを教えていないという事です。年齢に合わせた効率的な学習方法を国家単位で研究しそれを教育の現場で子供たちに教授すれば、授業時間を減らしつつ学習量を維持するというような芸当も或いは可能なのではないかと夢想してしまうのですがそういう事は実行できないのでしょうか?
- みんなの回答 (17)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kawakawakawa13
- ベストアンサー率25% (514/2010)
一番の問題は、「すべての教師に求めることができない」ということです。 基本的に、教師が教えるべき事柄は、「学習指導要領」で定められ、その内容に沿って教えることを求められます。 御提案の「年齢に合わせた効率的な学習方法を国家単位で研究しそれを教育の現場で子供たちに教授」するということは、諸外国では実施している国もありますが、日本では、日教組によって「政治の教育に対する違法な介入」とされ、受け入れられないでしょう。 「自分の生まれ育った国を愛する」こと自体、軍国教育として、非難されるのです。 私は、自分の経験から、教師によっては自分で創意工夫をしてわかりやすい教材を作り、生徒が生き生きとして授業を受けている、そういう教師がいることを知っています。 しかし、決められたことだけをして、生徒が居眠りをしようが漫画を読んでいようが、注意しようとすらしない教師がいることも知っています。 そして、後者の教師が残念ながら大多数なのです。 かれらは自分達が非難されないように、頑張る教師を、努力する教師を排除します。 大体、頑張っても、適当にやっても、給料は同じです。 頑張ると、モンスターペアレントのターゲットにもされかねません。 質問者様の御気持ちは十分理解できますが、今の日本では、実行不可能です。
- dai-ym
- ベストアンサー率22% (848/3824)
効率の良い勉強方法と言っても、人それぞれ千差万別だす。 型などないに等しいから無理ですよ。 また自分にとってどう勉強するのが良いのかを見つけることも勉強の一つですよ。 何でもかんでも教われば良いのでなく、自分で試行錯誤して探すことも大事です。 先生は生徒がそういう自分のやり方を導く手伝いは出来ても、 この子にはこのやり方があってると決め付けてやらすことは出来ませんよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >効率の良い勉強方法と言っても、人それぞれ千差万別だす。 >型などないに等しいから無理ですよ。 無論、一つの勉強法を持って万人に勧めるのは無理として、幾つかの類型を用意したり、個別のテクニックを紹介する事はできるのではないでしょうか? >また自分にとってどう勉強するのが良いのかを見つけることも勉強の一つですよ。 それを見つける事の重要性を見いだせなかったり、また見つける事のできない子供を多く見てきた事から今回質問させていただきました。 >先生は生徒がそういう自分のやり方を導く手伝いは出来ても、 >この子にはこのやり方があってると決め付けてやらすことは出来ませんよ。 その“自分のやり方を導く手伝い”がマンパワーに絶望的な制約をかけられている教師個人の裁量に委ねられているのが問題だと考えています。
- nori1969
- ベストアンサー率18% (2/11)
効率の良い勉強方法を教えるということは、「こうすれば結果が出るよ」と生徒に言うことですよね。 「こうすれば結果が出るよ」と言われ、全ての生徒が同様に学習し、均一な結果が出るならば、何ら問題はないでしょうが、現実には「できる子」と「できない子」に分かれてしまいます。 これは、「環境の問題」や「能力の問題」が「方法の問題」よりも結果を左右する大きな要素となるからです。 もし、学校において「方法」をきっちり教えてしまうならば、「環境」や「能力」の問題であることが浮き彫りになります。 そして、これらは解決の難しい問題で、建前として掲げる『平等』という理想に相容れないものなのです。 学校では「環境の問題です」と言うことまではできても(最近はそれも微妙な問題となっておりますが)、「能力の問題です」と言うことはできません。 ですので、「方法」を教えるということはなかなか難しいと考えています。 もちろん、大学の教育学部等ではこの問題に関しても組織的に研究が行われておりますが、基礎的な概念の話ですし、『平等』が理想とされる世の中では「能力」の問題を大きな声で言うことは社会通念上よろしくないとされているので、なかなか表に出てこないのだと思います。 大雑把ですが、そのような感じでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。建前としての平等というのは、まだまだ学校教育では大きな影響力を持っているのですね。
- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
学校現場にはド素人の保護者です。 国家レベルでは知りませんが、効率的な学習方法を探って伝授する試みはあるにはあるのだと思います。たまにドキュメンタリーなどで名物先生とされる人たちがそんなことをやっていますし、学校の枠を超えた先生の勉強会も頻繁にあるようです。中学まで公立に通学していた我が子の様子を見ていても、それなりに教えてもらっているのがわかります。 ただ、何を効率的とするかは、先生方の間でも意見が分かれているのではないかと想像しています。実際、勉強のことではないのですが、生活習慣について子供が担任から良いアドバイスをもらってきたので、喜んで他の先生にも話したところ、その先生の考えには合わなかったようです。それはそれで良いと私は思うのです。いろんな意見の先生がいて、それを認め合っているのですから。ただ、その相反する意見を国家レベルでまとめるのは難しいのではないかという気がします。 一方で、塾に出向く子は、その時点で、勉強しようという意欲がある程度は持っていることになります。本当にやる気のない、あるいは思うように勉強に気持ちを向けられない子は塾に行くこと自体を頑なに拒みますし、そもそも家庭では学習しません。そうした子から塾大好きな子まで、実にさまざまな生徒児童を相手にしている公立小中学校において、ただでさえ人手不足な先生がたが、それぞれに合った学習法を教えるのは、なかなか簡単には行かないのかもしれません。実際、テレビで見る名物先生たちも、効果的な学習方法に至るまでに、まずは生徒たちの信頼と意欲を盛り上げるための苦労を重ねておられるようですよね。 たまにシンポジウムなどに出向きますと、先生方が口を揃えて「ご意見はごもっともだが、我々には時間がない」と言います。前述の勉強会や、それこそこうしたシンポジウムに時間をとられて忙しいという、本末転倒な状態になっているのでしょうね。特に学校では、生活指導的なものもありますし。それでも、うまくやっている先生はいるのに、ぶつぶつ、なんていう保護者の愚痴はおいといて……。 でも、正直、そんなに効率の良い勉強方法があるのなら、親の私が知りたいです。国家レベルでも何でもいいから、効率のいい勉強法をリストにして親に配ってほしいです。そうしたら親から子に教えます。実際、塾に行かなかった我が子に勉強を教えようと、在籍していた中学の先生に私がアドバイスを乞うたところ、斬新な復習の順序を教えていただき目から鱗が落ちました。ただし、結局は、それを子供に伝えはしたものの、本人は実行できませんでした。学校では教えているのに、生徒のほうは馬耳東風、なんてことはざらにあろうかと思います。また、先生のアドバイスも情報量があまりに多ければ、さすがに親の私も把握しきれなかったでしょう。 そんなこんなを踏まえて、学校現場に詳しい方々のさらなるご意見を期待します。一方で余談ですが、質問者さんにその気があるならば、ぜひ学校の先生になっていただきたいと思います。その素晴らしく効率の良い勉強法を出来の悪い生徒たちに伝授してください。我が子も今、学校で新任の意欲的な先生のおかげで、苦手な科目の成績が一気にアップしました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >ただ、その相反する意見を国家レベルでまとめるのは難しいのではないかという気がします。 個人レベルでは教師の意欲・資質で個人差が出てしまいますし、体系化して他の教師に伝える事も難しいのだと思います。個人レベルだからこそ、意見も纏まらないのではないでしょうか。また相反する意見であっても類型化して子供の資質・適性にあわせて各自方法論を選択する(選択者が子供であるべきかどうかは疑問ですが)という方法もとりえるのではないかと思います。 >実際、テレビで見る名物先生たちも、効果的な学習方法に至るまでに、 >まずは生徒たちの信頼と意欲を盛り上げるための苦労を重ねておられるようですよね。 全く仰る通りだと思います。私が指導していた学習塾は個別指導制だったのでそれでも学校の先生方よりはそういうものを盛り上げやすい環境にありました。 >先生方が口を揃えて「ご意見はごもっともだが、我々には時間がない」と言います。 やはり、(人件費なども含む)お金をかけない教育改革というのは難しいのかもしれませんね。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
勉学というのは学校で色々と教えてもらって、 友人とあーだこーだ言いながら試行錯誤していくものなんじゃ? 効率的な方法は教えるのではなく導くことと思っています。 教師生徒の上下関係よりも、ある程度対等な関係の方がいい。 となると、国家機関では頭越しになるのでよろしくないような。 子供が導くまで簡単に効率の良い方法は教えないほうがいいと思います。 だからこそ無駄をさせて少し遠回りさせる。 急がば回れ。といいますからね。 普通は教育者だけの方が国家としては効率が良いのです。 対等なコーチにまで掛けると無駄が多いですからね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >勉学というのは学校で色々と教えてもらって、 >友人とあーだこーだ言いながら試行錯誤していくものなんじゃ? あくまでも私個人が受けた印象・感想でしかないんですが、その試行錯誤の後が見られなかったんです、自分自身振り返っても中学生で効率のいい勉強方法の追求なんてしていませんでしたし。 >効率的な方法は教えるのではなく導くことと思っています。 具体的に導くというのはどのような事なのでしょうか? >教師生徒の上下関係よりも、ある程度対等な関係の方がいい。 程度によると思います。具体的にはどのような根拠でどの程度対等であるべきだとお考えなのでしょうか? >だからこそ無駄をさせて少し遠回りさせる。 そうするとどうしても個人差が出てしまわないでしょうか?お受験や学習塾の指導で中学一年からある程度勉強法を確立している子供と高校三年生になっても勉強方法がわからない子供では絶望的な差がついてしまうように思います。
- melanc
- ベストアンサー率0% (0/4)
疑問はもっとも、だと思います。 確かに、学校教育において課題を出し、提出を義務付けるのみで 家庭での勉強法を教えることはありませんね。 興味があるのですが、質問者様の考える「家庭学習に於いて効率のいい勉強法」とはどのようなものなのでしょうか?
補足
No.1の解答者様の仰る事にも関連しますが、万人にとってのベストな学習法は存在しないと思います。私が個人的に生徒にアドバイスしてきたのは学習のラスト数分を必ず復習に当てる事や暗記物の反復を行うタイミングといった細切れで小手先のテクニックが殆どでした。
- Summaron
- ベストアンサー率27% (40/143)
勉強法法自体が、身体知なので経験での習得しかないのではないかと思います。また年齢に併せるのではなく、個人の習得パターン別に学習法を考えていかなければ、質問者さんの考えていることは実現できないのでないかと思います。そう考えると、実際問題国家レベルでの構想は無理なのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >勉強法法自体が、身体知なので経験での習得しかないのではないかと思います。 例えば学校で一定時間割いて、それぞれに合った学習法(それぞれといってもある程度の類型にまとめ得ると思いますし、またそれが細分化しすぎないのであれば研究も不可能ではないように思います)を訓練するというような事は難しいのでしょうか?
- 1
- 2
お礼
ご回答ありがとうございます。 >日教組によって「政治の教育に対する違法な介入」とされ、受け入れられないでしょう。 流石に“違法な介入”とは言ってこないでしょうw、違法とは思えないですし >後者の教師が残念ながら大多数なのです。 正直申し上げて私にはどちらが多いのかはっきりと断言できません。解答者様がそうお考えになる根拠などを教えていただけると幸いです。