ハイブリッドシステムに係る高額なユーザ負担について
ハイブリッドシステムのリスクについて,私の経験からの下記報告について皆さんからアドバイスまたは建設的なご意見をいただければ幸いです。下記の5以降が困りごとです。
(同様の質問を見つけられなかったので投稿します)
1ハイブリッドシステムは新しいシステムであるが,販売時にはそのリスクの説明はほとんどなく,燃費や環境にやさしいなどの説明が中心である。
2実際,ハイブリッドシステムの自動車は従来のエンジンまわりに加え,ハイブリッドシステムという,2重のメインシステムで稼働することから,いずれか一方が障害となると動かなくなる。
3日本車は高性能で長く走れるとの一般的評価はエンジンまわりのシステムでは妥当であることから,ハイブリットシステムも同等の品質と認識してしまいがちだが,そうでない部分もある。
4ハイブリッドシステムの障害については自動車の基幹部分にあたることからメーカーもサービスキャンペーンやリコールなどで基本的にはユーザーの負担が少ないようにしている。また,将来交換の恐れがあるメインバッテリーも近年は10数万円程度まで低下している。
5一方,保証期間(5年または10万kmの早い方)を過ぎるとハイブリッドシステムの根幹にかかる部分についての修理も100%ユーザー負担となる。そのなかにインバーターというユーザーに馴染みの薄いと思われるユニットがあり,障害時は修理できず交換しかなく,その部品代は47万円を超える。(保証期間を過ぎればユーザーの負担があるのは承知していますが,言い値を受け入れるしかない修理部品の価格設定と新車販売時の売り方についてのメーカー側の責任が保証期間のみで100%免れることに疑問があります。)
6メーカー(トヨタお客様相談センター)にこれらについて問い合わせたところ,交渉はディーラーを通すよう直接交渉を拒否される。ディーラーと交渉するとメーカーがリコールと判断しないと,ディーラーのみの負担となることから対応はできないと回答を受ける。
7さらに,第三者機関である自動車製造物責任相談センターに相談したところ,保証期間を過ぎていても保証書のその他事項の「不具が使用損耗あるいは経年変化によるものでなく,供給側の責任に起因する場合は,責任の度合いに応じ,適正な費用負担で修理する」を根拠に,修理費について相談を進められた。
8しかしながら進展はなく,再び同様の症状が発生すると困ることから,全額ユーザー負担で交換修理依頼中である。
9ネットで検索したところ,同様の報告数件あり,ディーラーの営業努力で費用の一部軽減の報告を1件見つけるが,これは例外のようである。
10車検をしたばかりであるが,インバーターの障害の前兆は発見されず,この障害が起こると突然車が止まり,危険なことから,国土交通省のリコール関係の報告に登録。ちなみに,リコールとなると修理費用は返還されるとディーラーから教えてもらう。
以下,私の具体的な事例
アルファードハイブリッド2004年2月新車登録8年10万km走行。
メーカーからは使用形態,環境により,車両の基幹部分の持ちは異なり,何年利用できると一概に言えないと回答。しかし,状況によって利用期間の評価がどう変わるのか,提示はなし。
参考に私の利用環境は下記の通り
主に通勤に使用(往復約30km)。家は車庫,通勤先は立体駐車場であり,比較的良好な保管。所在地は年間ほぼ0度から30度強といった日本の平均的な気温。
サービスキャンペーン(リコールではないが,メーカーが対象部品の無料交換などしてくれること)は過去2回
ハイブリッドエラーで突然発進できなくなったりすること過去数回。今回は突然停止した。