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ガスクロのカラムに関してです。

大学で化学系を学んでいますが、ガスクロで用いるカラムはすべて分子の極性を利用してわけるものだと思っていました。 実際、実験で使ったものは極性の違いを利用して分離するもののみでしたが、ある本で、それ以外もあるような書き方をしていました。(大学の教授が配布した資料なので、出展がわからないのですが・・・) ガスクロというもの自体がカラムの中でそのような原理で分離するものだと思っていたので、驚いていますが、実際どのような原理で分離をするものがあるのでしょう? よろしくおねがいします!

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回答No.2

ガスクロに限らず、クロマトグラフィー全体で言うと、分離の原理で次の4種に分類されます。 1、分配クロマト (極性の大小で分離) 2、吸着クロマト (固定相の表面と試料との吸着作用で分離) 3、イオン交換クロマト (酸塩基平衡定数の大小で分離) 4、分子排斥クロマト  (分子のサイズで分離) ガスクロで利用されるのは主に1の分配クロマトです。No.1の回答者さんが言われている無極性、低極性、高極性というのはすべて極性の大小ですから、分配クロマトの中での話ですね。 ご質問の、試料の極性以外を利用した方法についてですが、ガスクロという手段から来る制約があって(移動相が気体ですから)、イオン交換と分子排斥は使った例を聞かないですね。2の吸着クロマトの原理は、たとえばモレキュラーシーブを使った例があります。 詳しくは、学校の図書館などで分析の本を見ることをお奨めします。

tktk_oct
質問者

お礼

わかりやすい説明、ありがとうございます。 調べても極性の中での方法の違いしか発見できず、困っていました。 おっしゃるとおり、図書館でもう少し調べてみることにします。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#47894
noname#47894
回答No.1

無極性のカラムってものもありますからね... 原理は、↓などを参照していただくとして、 http://www.gls.co.jp/technique/technique_data/basics_of_gc/p1_4.html 無極性カラムだと、ほぼ沸点順にカラムから抜けてくるような傾向がありますが、極性カラムだとかなり違った順番で出てくるようです。 また、アミドだとか、カルボン酸の類では、無極性カラムではピークがきれいに出ないこともよくあります。 PEG系の極性カラムであれば、そんなに外れはないようですが... 実用上は、分離-検出しようとする物質群との相性によって、カラムを選択することも重要になってきます。 無極性以外にも、低極性や中極性など、いろいろなカラムがあります。耐熱性なども微妙に異なるようですので、カラムメーカーのカタログなどを見てみると良いのでは? 参考までに、アジレントのカラム製品のページを示しておきます。 http://www.chem-agilent.com/contents.php?id=2672

tktk_oct
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 たしかに、カルボニル基が入ると感度が下がるなどと書かれておりました。 もう少し調べてみることにします。

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