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「からお預かりします」の「から」がなぜ問題になるのか

今私は、「からお預かりします」がなぜ誤用とされているのかについて調べています。 過去にも「からお預かりします」についての質問・意見が多く話題になっていますが、そちらも読ませて頂きました。とても参考になります。 今のところ「お預かりした1000円から700円戴きます」が短縮されたり混用されたりした結果この表現が生まれたのだと理解しています。 (この時の「から」は「5から2をひくと3」の「から」の用法) 丁度の金額を貰った時に「お預かりします」を使うことからも、「お預かりします」がほぼイコールの形で「戴きます」の意味で用いられているのだろうと考えました。 この場合、おかしいのは「お預かりします」のほうであって「から」ではないと思います。 前置きが長くてすみません。 ここで質問なのですが、「からお預かりします」の「から」をおかしいと感じていらっしゃる方は何をもって違和感を感じていらっしゃるのでしょうか? 「から」をおかしいと思う理由、または別の視点からの意見などありましたら回答お願いします。 追記 それともう一つ、「5から2をひく」の「から」って 「から」のどの用法に入るのでしょうか? この「から」は「山田くんから勉強を取ったら何も残らない」の「から」とも同じと思うんですが 辞典をひいてもまさにこれという用例が見つかりません。 ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

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  • usap
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回答No.10

お礼をもらっていないのに連続投稿です。 あの、いろいろごちゃごちゃ書きましたが、とどのつまり、聞き慣れないので違和感を感じる、という「感覚的なもの」が一番の原因かと思います。通常、「~からお預かりします」と言う場合、どうとでも取れるから。「まずは1000円からお預かりします」という順序を表す場合、「1000円から何かをお預かりします」という所属を表す場合。そうなると、1000円はお客様の持ち物ではなく、1000円っていう独立した存在のようです。質問の文章の中の例文「山田くん」のように。1000円の持ち主であるお客様の影が薄くなります。「お客様から1000円(を)お預かりします」という文章のはずが、「1000円から何かをお預かりします」となる。「お客様から1000円からお預かりします」とはなりません。お客様不在でお金一人歩きの言葉ですね。前者後者、どちらにしても、いい気持ちのする言葉ではないですね。 最近、病院では「患者様」というように変えたところが多くあります。病院側は従来の「患者さん」よりも、丁寧な感じで応対するつもりで「良かれ」と思ってやったことのようですが、現実には、患者側も働く側もその聞きなれない「患者様」という響きに、違和感を感じているところも増えたそうで、「患者様」から「患者さん」に戻すところもあるくらいだそうです。 なので「1000円からお預かりします」という「から」付きの「お預かり」に慣れれば、それが普通になって行くと思います。従業員もおそらく「みんながそう言ってるから」と当たり前に使っていると思うし、それについて何の違和感もないから平気なんだと思います。聞くほう側は、今までずっと「から」のない「1000円お預かりします」で慣れてるので、「から」って何だ?と引っかかるんだと思います。そんなに大げさに騒ぐことでもないんですが、レジに行くたびに「から」を聞くと、「ここもか!」みたいな違和感。自分が間違ってるのか、相手が間違ってるのか、言い間違えなのか、聞き間違えなのか、そうじゃないのか。そういう違和感が「から」にはあります。「ん?」って思うような感じです。方言を聞いたときに似ています。イントネーションが違ったりすると、あれ?って思いませんか?それに似ています。 「~のほう」も「~になります」も同様です。 今までそういう言い方を聞き慣れないので、やけに「~のほう」が気になってしまう。「~でございます」「こちらですね」「~ですね」そのほうがすっきりしてるのに、あえて「~のほう」をつけるのはどんな意味があるんだろう、と考えてしまう。 なので、質問者様がもしも「1000円からお預かりします」と言いたくて、それが正しいと信じていて、聞いた相手から「ん?」と思われても、そう思うほうがおかしい、と思うんだったら、そのまま続けてOKだと思います。敬語や謙譲語と言った言葉は、コミュニケーションをスムーズにするためにできた言葉です。相手への気遣いや配慮や遠慮。サービス業で言葉が重要にされるのも、お客様への心遣いです。サービス業ではちょっとした心遣いで喜ばれたり、怒らせたりしますからね。 それを「私はこれが正しいと思う!おかしいと思う人がおかしい。納得できる理由を聞くまで、変える気はない」って我を通したいんだったら、それはもう、サービスとか気遣いの域を超えて、ポリシーだと思います。ある意味で完全なマニュアル言葉であり、ひとつの文化の形かもしれません。「これを定着させて文化にする」くらいの心意気でいいんじゃないかと思います。

meifa
質問者

お礼

ずっと、「そうだよなぁ」の連続でした。 「聞き慣れないから」というのが確かに、「から」ばかりが指摘される理由としては一番大きいかもしれませんね。 お客様の存在を、無意識のうちに無視してしまっているような形になっている…今まで考えても見ませんでしたが、言われてみると確かに、お互い多分そんなにはっきりと気が付いていることではないでしょうが、どこかで不快感を感じているのかも知れません。 そうですよね。このまま誤用が誤用として改められることなく広まっていけば、それを幼い頃から聞いていたような人は特に指摘されることさえなければ当たり前に感じてくるでしょうし、いずれは「お金をお客さんに返すときは「から」をつけるのが普通で、その語源は…」なんてことになっていくかもしれませんよね。(笑) 実際、「から」を使っている店員は気にしていないわけですし、お客さんの方も…勿論気にしてる人はいて、いるからこそこれが問題になりますけど、店員が何を言ってるかなんて聞き流している(よっぽどおかしな物言いじゃない限り当たり前に感じている)お客さんだって相当数いるでしょうし。「ほう」についても同じく。 私は、皆さんの意見を伺った上でも矢張り「からお預かりします」についてはそこまで目くじら立てるようなことではないんじゃないかと感じています。 けれど、口に出さなかったとしても不快に思われる方がいらっしゃるならば出来るだけ、丁度なら「戴きます」おつりがあるなら「お預かりします」に直していけるようにしたいと思います。 定着させてやりたいって気持もありますけど(笑)、お客様を不快にさせないことも仕事の一環かなと思いますので。 安定した、広い視点からの意見を頂けてとても感謝しています。本当にありがとうございました。

その他の回答 (11)

  • usap
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回答No.1

たとえば、700円支払うときに、お客さんが1000円を出すとします。 この場合、「1000円からお預かりします」はおかしいです。 「お預かり」するのは「1000円」だからです。 1000円から700円を「頂戴します(いただきます)」 預かった1000円から300円を「お返しします」です。 物の代金は「預ける」んじゃなく「支払う」ので、もらう側(店員)は「お預かりします」はおかしいです。銀行の預金なら、預け入れますが、代金の支払いは預けるわけじゃないので。その店員からすればお店のお金として預かるつもりなのでしょうが。確かに、商品代金のうちの何割かは仕入れ値ですから、問屋さんに払う代金として「預かり」、残りのいくらかはお店の利益として「頂戴する」ってことになるんですが、「客」対「店」で見た場合には、「預ける」ではなく「支払う」なので、店員としてはセリフだけではなく、気持ちとして「(商品代金を)頂戴します。ありがとうございます」になると思います。「(商品代金を)お預かりします」ではおかしいのです。 「1000円からのお支払いですね。1000円お預かりします。300円お返しいたします。ありがとうございました」ですね。 「1000円からお預かりします」はたぶん、「1000円からのお支払いでよろしいですか?」の「から」だと思います。1000円だと金額が低いからお釣も小銭になりますが、1万円だと「1万円から(の支払い)でよろしいですか?」と、支払う側も聞くことがあります。タクシーなどでは特に。支払う側なら、お釣の具合を相手にたずねているし、支払われる側は「支払い金額よりも大きなお金をお預かりしました」という確認の意味で「○○円お預かりしました」と金額を伝えるという目的です。なので、「お預かりします」という言葉がおかしいから「1000円から頂戴します」とすると、「1000円全額頂戴します」みたいな誤解が生じる可能性があるため、「預かる」という言葉を使うと思う。そうなると「から」を使わないようにするしかありません。これは実際に店員をしないとわからないことだと思いますが、お金の支払いはお客さんも店員も混乱することがあります。混雑していたりすると、お客さんも自分が1000円出したつもりで1万円出してたりすることもあるし、預かる金額を確認するのは大切なんです。 クレジットカードでの支払いでは「クレジットカードからお預かりします」や「クレジットカードから頂戴します」とは絶対に言わないと思います。「クレジットカードでのお支払いですね」と言うと思う。クレジットカードの限度額の中から支払い金額を「お預かり」するという考えはないからです。「カードをお預かりします」「カードをお返しします」ですよね。

meifa
質問者

お礼

順を追って論拠を丁寧に説明してくださってありがとうございます。 読んでいる内に自分の考えも纏める事ができました。 私の事情は特に書いておく必要がないと思ったため書きませんでしたが、一応現役で店員やっております。金額を読み上げる理由はusapさんの仰る通りです。 ただ、一つだけ上手く理解出来なかったのが、「1000円から頂戴します」と言った場合に「全額頂戴」と思われる危険性はどこから発生するのかということです。 その場合、「から」はどういう意味としてとらえられてしまうのでしょうか? もしかしたら、「頂戴します」の「頂戴」が貰うということだからそのまま全部貰うという意味になるということなのかもしれないのですが、お金の確認という目的があるので「預かる」のも「頂戴する」のも「今からしますよ、いいですか?」という確認かと思います。 「今から全部貰っちゃうよ」と解釈されてしまうとした場合、お客さんは「から」を何だと思っているのでしょうか。無視されているようにも感じます。 「から」をつけることで「全部貰うのではないですよ」という意思表示になるとは考えにくいでしょうか。 上手く纏められなくてすみません;ご回答頂ければ幸いです。