- ベストアンサー
社会人大学院経由の合格可能性とその評価
- 27歳の会社員が公認会計士試験の合格を目指すために、退職せずに働きながら取得する方法を考えている。
- 会計大学院を経ての合格ならば、短答試験の一部が免除されるため、負荷が減り、論文試験への集中が可能になる。
- 簿記1級レベルから始めて、平日2時間、土日10時間の勉強で、3年程度でクリアできるかどうか疑問がある。また、大学院経由の合格者が就職に不利になる可能性や、大手監査法人での就職に居辛いという懸念もある。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1)「簿記1級レベルからスタートして、平日2時間、土日10時間程度の勉強で、企業法+論文試験を3年程度でクリアできるものでしょうか?」 一般的に言って働きながらでその時間と期間でのクリアは厳しいといえます。しかしアカウンティング活用ということでやり方しだいでは可能かもしれません。具体的には短答免除獲得までアカウンティング(大学院)で約2年ぐらいかかるはずです。短答企業法のみは、怠け者でない限り働きながらでも突破可能です。そして短答合格初年度の論文である程度の科目合格を獲得(働きながらの一発合格はほぼ不可能と考えます)し、翌年の論文でクリア(トータル3年)というかたちです。これはあくまでベストのかたちですので翌年の論文は、短答合格で監査法人に入社し働きながら翌年の論文をむかえるまたは仕事をやめるのがベターでしょう。働きながら3年で合格というリターンを得ようと思えばリスクヘッジばかりのリスクテイクでは厳しいのが現実です。監査法人での短答合格者もしくは科目合格者は建前上、定時あがりで(実際上も残業は少ない)6月から論文試験までの約3ヶ月弱、有給休暇(各法人により異なる)がもらえるので同じ働くならこちらの方が合格には良いと言えます。 ただし留意事項がいくつかあります。 まず、アカウンティングの授業だけでは網羅性に欠けるため、専門学校を併用することをお勧めします。実際にアカウンティング生のほとんどが専門学校の授業もしくは問題をこなしているようです。 次にこの試験は瞬発力が必要で直前の追込みが結構重要といえ、直前にはある程度の勉強時間が確保できる体制が取れることが望ましいといえます。 さらには試験傾向の変化にも留意すべきです。つまり簿記、管理に関して言えば論文での計算のウエイトが減ってきており、そのため昔は計算力だけで合格する人も多かったですが、今後はそれだけでは厳しいと思われます。各科目のバランス力が重要といえます。(苦手科目をなくすためのある程度の時間が必要) (2)「大学院で短答免除で合格した者は、採用段階で不利になる、あるいは、法人内で居辛いなどあるのでしょうか?」 現状、売り手市場(今後は不明)であり採用段階で不利になったとは聞いたことがありません。また短免の合格者は昨年が初年度であり、法人内で居辛いというのも聞いた事がありません。その辺は株式会社と違い、一応専門家集団である監査法人は法人内での偏狭な序列意識が強くない(各法人により異なる)ので心配ないと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 働きながら、大学院&予備校は厳しいですね、さすがに。 現行の試験制度が続くようであれば、どこかで退職も考えなければいけないかもしれません。 ありがとうございました、参考になります。