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朝鮮戦争の「終結」の意味について教えてください。

今回のノムヒョン韓国大統領と、北の将軍様 金正日さんとの首脳会談で、朝鮮戦争の「終結」に向けて「宣言」をしたそうです。 その詳細を読みましたが、意味が分かりません。 つまり、勝者がいないで戦争を終結させるということは、分断国家を続けるという意味だと思うのですが、違いますか ? ? ?

みんなの回答

  • googahaku
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回答No.6

 当時は「戦争」ではなく、「動乱」と呼んでいました。つまり国家間の争いではなく、国内紛争との認識です。  ただ、「動乱」は、金日成がソ連の了解の下に始めたもので、当時の韓国軍の装備や錬度から短期間で半島統一がなし得るとの判断があったようです。韓国の大統領李承晩もアメリカの支援の下、南北統一を叫んでいました。「動乱」生起の経過から完全に米ソの代理戦争となり、特に西側では、韓国の意向はほとんど無視され、「国連」のなの元、アメリカの主導となってしまった。それも、いわれるところの「産軍連衡」の幣の下に。  「休戦」においても、南北統一を叫び続けていた李承晩の意向は無視され、アメリカの思惑で動いたようです。あれだけの血を流し、国土を荒廃させた結果が、元の木阿弥、否、南北を事実上「国家」として固定してしまう発端ととなった。韓半島にとっては誠に不幸な結末です。  現在、国力を増大させて、名実ともの「独立国」となった韓国としては、自国の意向が全く反映されていない「休戦協定」は国辱的な取決めとの認識があると思われます。これを糺し、名目上も 韓国主体で戦争を終結することに国家としての威信がかかっています。  懸念されるのは、「戦争終結宣言」が「動乱」生起の目的=南北統一に照らして、今後にもたらす功罪を容易に見通せないところにありそうです。

alama
質問者

お礼

アドバイスをありがとうございます。 半島の動乱が、「代理戦争」のようになってしまった・・・と言うことでしょうか。 本当は戦い抜いて、白黒の決着をつけたかつたのに、代理戦争として休戦状態になっていることは韓半島にとっては「不本意」であるということなんですネ。 そこで、韓半島の意志で「戦争を終結」させるということは、ある意味「民族の意地」でもあるのでしょうか。 しかし、意地を見せたとしても、その後の体制の設計図が描けないままの合意とはいったいどんなものなのか、想像ができませんね。 見通しが立たないということは、不安要因でもあると思います。 具体的に何を終結させようとするのか、いよいよ分からなくなって来ました。 平和裏に戦争を終結させようとする意気込みだけを示した「宣言」ということなのでしょうか ?

  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.5

えー、いかな戦争といえども、やっぱり「大義名分」が必要なんですね。アメリカは9.11テロの支援をしたという大義名分でアフガニスタンを爆撃し、イラクに侵攻しました。国際社会に出せる大義名分がなければそれは「理由なき侵略行為」だと非難されるんですね。 さて、北朝鮮と韓国は停戦はしていますが終戦はしていないので、その気になれば明日戦争がまた始まってもおかしくはないのです。もちろん、停戦を破棄するにはそれはそれで大義名分が必要ですが、何もないところから戦争を始めるよりよっぽど始めやすいです。とりあえず、「こっちは何もしていないのに向こうが撃ってきた。向こうが停戦を守らないからまた戦争を始める」は理由にはなりますね。 そのため比較的最近まで北朝鮮と韓国はけっこうやりあっていました。板門店で北朝鮮の兵士が米兵に殴りかかったとか銃撃戦になったとかはしばしば起こりましたし、北朝鮮の特殊部隊が韓国の大統領府に攻撃をしたこともありますし、1983年には韓国大統領暗殺を狙って北朝鮮がビルマ(現ミャンマー)で爆弾テロを起こしました。そして1987年にあのキム・ヒョンヒで有名な大韓航空爆破事件が起きました。 韓国も国が安定してきたのはやはりソウルオリンピック以降で、60年代、70年代は軍事政権だったり大統領が暗殺されたりクーデターが起きたりと政情不安定な国だったんですよ。だから、ある世代以上にとっては北朝鮮より韓国のほうが怖い国だって印象があるんです。 ちなみに朝鮮戦争は、南北の実力行使による統一を狙ってキム・ジョンイルの父のキム・イルソンによって北朝鮮が韓国に侵攻した戦争です。韓国軍と在韓米軍は釜山まで追い詰められましたが、アメリカはほぼ米軍のみによって構成される国連軍を発足させるのに成功し、この実質米軍による国連軍が仁川に上陸、北朝鮮軍は崩壊し一時期平壌も米軍が占領しました。しかし、あと一歩で北朝鮮が負けるというところで突如中国軍が介入、国連軍(実質在韓米軍及び韓国軍)は38度線まで押し戻され、そこで一進一退と膠着して停戦になったのです。なお、朝鮮戦争では世界で始めてジェット戦闘機同士の戦いが起きましたが、このとき北朝鮮側だったミグ15はソ連(現ロシア)のみが保有していたもので、パイロットもロシア人でした(後に朝鮮人パイロットも出現)。つまり、朝鮮戦争には北朝鮮と韓国の他に、主な国ではアメリカ、中国、ソ連が介入していたのです。 北朝鮮は朝鮮戦争もあって朝鮮半島統一を掲げており、自分の国こそが朝鮮半島唯一にして正統なる国家だと主張していますし、少なくとも自国民にはそう説明しています。朝鮮戦争を終結させるということはおっしゃるとおり韓国の存在を北朝鮮としても認めるということにもなりかねず、そうなると北朝鮮内の強硬派を抑えられるのか、という懸念はあると思います。

alama
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。 民族統一の朝鮮戦争が、東西問題の影響を直接受けた様子を説明してくださいました。 ソ連が崩壊した時、ドイツのベルリンの壁も崩壊しましたが、半島の 38度線は引かれたままです。 これは、冷戦(アメリカと旧ソ連)が終わったとはいえ、新たな冷戦構造(アメリカと中国)が生まれていたことを意味すると思います。 つまり、38度線は、単に民族分断という意味だけではなく、列強の力学を如実に示す場ということですネ。 したがって、六カ国協議とは、北朝鮮の核問題をテーマとしていますが、それはそのまま東アジアの軍事バランスを協議する場ということですね。 そうしたなか、北朝鮮の存在は、軍事バランス上必要なので、その北朝鮮を支えている金体制を維持することは、それなりに必要ということなのでしょうか。 ・・・と、するならば、なおさら北朝鮮が目指す祖国統一には、体制維持という条件は譲れないということなんでしょうね。

  • yu2key
  • ベストアンサー率26% (4/15)
回答No.4

そもそも韓国と北朝鮮の成立はともに1948年、朝鮮戦争の開戦は1950年です。 つまり朝鮮戦争の結果として国家が分断されたのではなく、別れた後の2つの国が 戦争をした、というのが朝鮮戦争です。 朝鮮戦争は現状、休戦状態にあります。すなわち、目下戦闘はしていないものの、 国際法上は未だ国家間は戦争しているという扱いになっている、ということです。 よってまずは戦争を集結させて、開戦前の状態、即ち民族が同じ国家が隣り合って 共存している状態に戻そう、というのが今回の合意になるかと思います。 分断国家を続ける、あるいは統一するというのはその後のステップになります。

alama
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。 なるほど ! ! 分断国家ではなくて、二国間の戦争ということですネ。 しかし、その戦争のさなかに、米軍が韓国に駐留しているということはいかがなものなんでしょうか ? 戦闘のない二国間に戻って、話し合いで解決しようということなんでしょうか。 しかし、約束をしても破る国が、将軍様の国です。 はたして、今回こそ約束を守るという保証はあるのでしょうか ? はたして、統一のステップになりうるのでしょうか ?

  • mat983
  • ベストアンサー率39% (10265/25670)
回答No.3

挑戦戦争の休戦協定は国連軍との間で結ばれたものです。 休戦協定です。 韓国と北朝鮮ではないため、終結宣言が必要なのです。 分断国家を解消に向けた第1歩です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%88%A6%E4%BA%89#.E5.81.9C.E6.88.A6 1953年7月27日、板門店で北朝鮮・中国と国連軍の間で休戦協定が結ばれ、3年間続いた戦争は終結した。 http://www.chosunonline.com/article/20070710000008 韓国政府と大統領府が今年後半に南北首脳会談の開催や韓国戦争(朝鮮戦争)終戦宣言など、韓半島(朝鮮半島)の安全保障秩序が大転換する可能性のある政策の推進を検討し始めたことが分かった

alama
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。 それでは、今の韓国と北朝鮮との戦争とは、実際には、どことどことの戦いなんでしょうか ? いよいよ謎が深まるばかりです。 分断国家を解消して、将軍様の国家へと統一されていくのでしょうか ?

  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.2

朝鮮戦争は現在「休戦状態」にあるだけで「戦争継続中で終結(終戦)していない」のです。 「休戦状態とはいえ今は戦争継続状態だから、勝敗は置いておいて、とにかく戦争を終らせましょう」と宣言したに過ぎません。それ以上の意味も、それ以下の意味でもありません。 南北を統一するか、分断したままか、分断はしてるけど事実上の統一を行うかは、その先の話です。 少なくとも「休戦状態とは言え、戦争しているままだと、話が何も進まない」のは確かです。

alama
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。 つまり、今後はどうなるかは分からないけれど、とにかく戦闘状態から解除しようということなんですネ。 しかし、将軍様のお国は、常に戦闘状態でないと、体制維持のできない国家ではないでしょうか。 ・・・ということは、仮想敵国を日本に絞るということなんでしょうか ?

noname#74443
noname#74443
回答No.1

 歴史的に見ると1953年停戦ですから、交戦はしてないもののずっと戦争中(休戦)だったわけです。  それをもう「戦争していない状態として互いに認めましょう」と言うことでしょう。そうは言っても相手が侵略してくるかも知れないと言う疑いは無くなるわけはないので、多分どちらも何も大きな変化はないと思います。

alama
質問者

お礼

早速のご回答をありがとうございます。 実は、私も回答者様と同じような疑問を持っております。 つまり「意味がないのでは・・・」 結局、将軍様の体制維持を念頭にしたものになってしまうのでしょうか・・・