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海外の美術館事情
日本の美術館はいろいろと規則などうるさいと聞きます。 実際に私も入場料も高いし、敷居も高いと感じています。 残念ながら海外(主に欧米)の美術館事情を知りません。 料金や雰囲気など日本に比べてどんな雰囲気なのでしょうか? ご存知の方、 体験談、感想、事実などなんでも構いませんので、 日本の美術鑑賞環境との相違があれば教えていただけますか。 よろしくお願いします。
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3の者です、ご質問にお答えして。大いに違いがあると思いますが多分双方の美術や美術館に関する基本的な考え方が違うので美術館のあり方やそこへ行く人びとの違いがあるのだと思います。 日本の美術館が「不自由である」の意味は良く解りませんが、欧米に比べ日本の場合鑑賞を「楽しんでいる」という感じがあまりないのではと思います。自分がその絵を好きだから見に行くというより有名な画家の展覧会だから「行かねばならぬ・・」とか「見るべきだ・・」とかで美術館へ行くのではないでしょうか。「知識」として「教養」として行っておかなければ「ちょっと恥ずかしい」とか「遅れてると思われる・・」等考えたりしてはないでしょうか。 それに対しアメリカ等では幾ら有名でも好きではなければ関心はないしましてや他人にどう思われるかということは全く重要ではないし「皆が行くから私も・・」という行動は皆無です。これは何も美術館行きだけに限ったことではないと思いますが。 美術や芸術に対して頭でっかちな偏見もないし有名だから「いい」と言うのではなく自分がいいと思えばいいと言えるのですね。日本は芸術至上主義的なところがありますね、だから見せる側も見る側も敷居を高くしているのでしょう。それがないアメリカですので日常生活の中にも美術作品は気軽に取り入れられていますし(例、結婚記念日に旦那さんが奥さんにブランドのバッグを買うのでなく絵をかったりします!)道で無名のアーティストが作品を売っていてそれが気に入れば買ったりします。 パリ等もそうですがアメリカもアーティストと言うのは尊敬されていますし彼らを支える為に多くの公的私的な援助があり美術館を豊かにする為にも一般の人びとの寄付はアメリカでは子供の病院にする寄付に次いで大きな金額を毎年示しています(金額は3桁の憶です)。これら全てアートというものが人間生活にとって大事なものであるという認識の表れですね。
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- gardensmay
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ヨーロッパを貧乏旅行で一周したときの体験ですが、 写真が可能なところが多いですね。 ただ、係りの人によっていいといったのに 奥ではだめといわれて怒られるなどはあります。 どこでもフラッシュはだめです。 あと、ひろい美術館だと、 どんどん途中の時間でも部屋によってクローズされてしまうので まわりかたも重要かもしれません。 なんだか、3時くらいまでにはみておいたほうがよいような... 夜遅くまでやってるところもあるんでしょうけれど、 早くしめてしまうというイメージが残っています。 そうですね、あとは、なにか修復や 貸し出しなどでいきなりいったときに 絵が無かった、ということなどもありました。 日本は自分で持っている作品というよりも 企画で借りるほうが多いと思うのですが、 貸し出している絵などをたくさん持っているところは、 それなりに(タイミングもあり、まれですが) 目当ての絵がない!などということも あるのですね...。 うーん、あとは...模写とかしてるひとが いたりして、日本じゃ見られないと思いました。 鉛筆などが禁止ところもあるようではありますが、 有名な絵の前で鉛筆や絵の具を持っている人を見ると あれれ?どうなってるんだろうと...。そのあたりは、なんか美術的な 特別な資格があったりするんでしょうか?(地元の 美術学校に通っているなど) このへんは、でも、常識の範囲内で... 私の私見ですが、日本は「借りたもの!」という意識からか、 額縁をさらに額に入れて、ガラスでよく絵が見えない(反射) ということなどもけっこうあるイメージです。 海外は無造作に「えっあの有名な絵がこんなぞんざいに?」と いうところにざっと飾っていたりして、 さすがというか、なんか余裕を感じてしまいました。 それと、ぎゅうぎゅうに列をなして、というところは あまりなくて、ゆったりと見られるほうが多かったです。 (企画展は別でしょうけれど、常設の場合です)
お礼
「模写」ってどうなんでしょうね? でも特別な資格はなくても「許可」を得ればいいように思いますが・・・ そういうのっていかにも美術館らしくていいですよね。 あちらの場合「常設」が日本の大企画展と同じようなものですからね(苦笑) やはり「芸術」に対する親近感が違うのでしょうね。 詳しい体験談をお聞かせいただきありがとうございました。
- waruitomodachi
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規則については常識の範囲ですからどこの国でも同じでしょう。フラッシュを焚かなければ写真を取っても良い所も多いのも日本と同じでしょう? アメリカの話ですが夏休み等の観光シーズンを覗いては有名画家展に日本の様にどっと人が訪れるというような現象はありません。敷居が高い等は全く感じないですね。気軽に時間があったら行ってみる所、友人と待ち合わせに好都合な場所です(飲食も高くなく内容も良いですし)。 入場料はアメリカに関しては一定の額が定められている所と任意(好きなだけ払えばいいーメトロポリタン美術館等)があります。一定の額はアメリカの物価に比較すれば高めですが(大人1500円から2000円位)学生割引(地域によってはその地域で学ぶ学生は無料)や老人、障害者割引は当然ありますし美術館によってはアーティストも割り引きがあります(ホイットニー美術館)。個々の美術館の割引のみでなくアメリカ中の美術館と博物館が無料になるシステムがあり学生やアーティストなら誰でも申し込めます。又料金が定められている所も週に一回時間を決めて(大抵夕方5-6時から)任意にしているのでその時を利用して1ドル位払ってみることができます。(余話ですが1ドルだからといって沢山払う人と扱いが違うということが全くないのがアメリカの良い点です。)解説をしてくれる人がいる「ツアー」も参加でき、解説を録音したヘッドホーンテープを借りることも出来ます。子供達は学校の授業に美術館訪問が組み込まれていますがその他に週末や休日は子供達用に様々な企画がどこでもされていてアートを親子で楽しめるようになっています。各美術館では会員制があり払う費用(それ程高くない)に応じて一年の入場料が無料になったり展覧会のオープニングパーティに参加できたり画家と直接話せたりアトリエを見学できたりといろいろな事が企画されています。
お礼
いろいろ参考になりました。 ご丁寧にありがとうございます。 でも規則に差があまりないにもかかわらず、 よく日本の美術館は海外のに比べて不自由であるという意見を耳にするのは何故でしょうか? 確かに有名な画家ですと、外の行列が3時間待ちなんてことも珍しくありません。 それに私自身は結構美術館に足を運ぶほうですが、 とても仰ってるような >気軽に時間があったら行ってみる所、友人と待ち合わせに好都合な場所です(飲食も高くなく内容も良いですし)。 というイメージはありません。 実際には大差ないとお考えでしょうか?
- norinsuki
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NO.1です。 美術館での飲食は、海外でも禁止されています。 大切な作品に傷をつけたりするかもしれません。 また、シャープペンシル、ボールペンなどの筆記用具の禁止など 館内での禁止事項も美術館によっても多少違っています。 (鉛筆使用のみの場合が多いです) 大きな美術館、博物館(メトロポリタン博物館、ルーヴル美術館など)では日本語で見られるHPもあります。 バーチャルツアーや収蔵作品を見られるHPもありますよ。
お礼
あまり言われるほど目立った相違というのはないようですね。 >大きな美術館、博物館(メトロポリタン博物館、ルーヴル美術館など)では日本語で見られるHPもあります。 バーチャルツアーや収蔵作品を見られるHPもありますよ。 いろいろとありがとうございました。
- norinsuki
- ベストアンサー率35% (60/168)
美術館の規則は、海外でも様々です。 有名な一部の美術館を除いては、有名作品が展示物の近くで見られたりします。 (借りた作品の場合は、警備が厳しい) それと、学校の授業と連携したりしていて、美術館に子供の数が多いです。 でも、泣き叫んだり騒ぐ子供、迷惑な人はあまり見ないです。 確かに日本の美術館って、監視の人がうるさかったりする場合が多いですが そうでない美術館も多くなっているので、色々訪問してみてください。
お礼
そうですか? やはり日本は他から借りた作品が多いですからね。 それにしても、先日は連れが、咳が出るのでのど飴を口に入れようとしたら、「そとでやってくださいと注意されました」 咳よりずっと迷惑はかからないと思うのですが、 どういう教育をしているのか分からないですね。 確かに様々だとは思いますので、いろいろ懲りずに行きたいと思います。 料金などは日本と比較してどうなのでしょう? メトロポリタンとかMomaとかルーブルとか、 日本円なら幾らくらいなんでしょうか・・・ ご回答ありがとうございました。
お礼
芸術が日常の一部か、 非日常のよそ行きのものかの違いですね。 日本は芸術をやたらありがたがってみあげてるような気がします。 それに対して、欧米の人は対等な目線で観ているような・・・ どうもありがとうございました。