格差なんてあっても良い。だって、能力が違うんだもん
以下は、格差社会の弊害とその対処に関する、鈴木と城之内とナンシーの3人の対談です。ご覧いただいて、何かコメント下さい。
*鈴木:日本では、手取り年収の上限を5千万円に定めます。
*城之内:えっ?どういうこと?6千万円を稼いだら、その人はドーなるの?
*鈴木:その年の可処分所得が6千万円ならば、1千万円を没収します。可処分所得が1億円ならば、手取り年収が5千万円になるように調整して5千万円を没収します。
*城之内:誰が没収するの?
*鈴木:税務署だよ。確定申告はやらなきゃだめで、そのときに近くの税務署に行くでしょ。
*城之内:税務署は所得税の請求なら出来るけど、5千万円以上の所得からハミ出た分の没収なんて不可能でしょ。
*鈴木:現実はそうだね。だから、新たな税を設けるのです。
*城之内:税を新設するの?
*鈴木:そうだ。今の直接税は所得税と住民税だけだが、これに加え、過剰所得税を新設するのだ。
*城之内:過剰所得税?何だソリャ。
*鈴木:最初に話した通り、法定の最大可処分所得を定める。それは年5千万円だ。そして、そこからハミ出た可処分所得が過剰所得だ。過剰所得は全額課税、言わば没収だ。
*城之内:キミみたいな奴が、ここでそんな税改革案をオレに語ったところで、そんなの実現しません。
*ナンシー:Yes,that's right!鈴木ワ国会議員じゃナイ。自分ノ立場ヲわきまエロ!
*鈴木:何だよソレ?おしゃべりの場だから、何を語っても良いだろ。否定したいなら、この税改革案を強制執行したときに起こる問題を例示してみたらドーだ?
*城之内:そんなの納税というよりは、強盗だろ。人が汗水垂らして働いて稼いだお金を、納税という名目で没収して良いのか?
*鈴木:過剰所得税は累進課税の延長だから、強盗には当たらない。この税徴収が嫌ならば、それ以降は営業しなければ良い。
*城之内:しかしだね、そんな強盗みたいな税制だったら、高額所得者はみんな外国に移り住んじゃうよ。
*鈴木:外国移住、大いに結構。どうぞご自由に。
*城之内:高額所得者は、日本経済のリーダーなんだよ。
*鈴木:リーダー?いやいや、金の亡者でしょ。
*城之内:リーダーだよ。汗水垂らして働いて、日本経済の生産性を牽引し、社会に貢献しているんだよ。だから、それだけの高額な所得を受け取るべき正当な理由があるんだよ。
*鈴木:違うね、5千万円以上の高額なお金となると、汗水垂らして働いたところでここまでは稼げない。こんなに稼いでいるということは、何か悪いことやってるということ。そんな奴は、日本から出て行ってくれた方がいい。
*城之内:本当に出て行っちゃうと、日本経済が大打撃を受けるぞ。
*鈴木:誤解していないか?日本経済を支えているのは、コンピューターとインターネットとロボットと自動車。そして、アルバイトで地道に働いている人だ。キミはそこに恩恵を感じているでしょ。しかし、高額所得者にありがたいって思ったことがあるか?高額所得者が日本から出て行っても、経済大打撃とはならない。
*城之内:キミは大胆な発言をしているけどさ、それはキミが年収5千万円以下で過剰所得税が発生しないから、他人事になっているだけでしょ。
*ナンシー:Yes,that's right!鈴木がビンボーだからッテ、Rich personをねたんデ意味不明の税徴収とか考えテ、コンジョーが汚いゾ。
*城之内:やはりね、自分が金持ちになりたいのなら、努力が必要なんだよ。
*鈴木:オイオイ、論点が変わってるぞ。オレは貧乏人の話なんかしていない。年収5千万円以上の金持ちの話をしているんだ。
*城之内:でもさ、キミが努力して年収1億円になったことを想像してみろよ。それはキミの資産だろ。それを半分没収されるってことなんだぜ。ソレ、金持ちの立場になって物を考えてるか?
*鈴木:オレは構わないよ。だって、手元に5千万円が残るんでしょ。そんだけあれば、生活上何の問題も無いし、かなり贅沢できるよ。それから、繰り返しになるけど、1億円なんて努力で稼げるもんじゃないよ。悪いことして庶民から貴重な生活費をむしり取っているんだよ。
*城之内:プロ野球選手も、悪いことして高額年俸を稼いでいるのか?
*鈴木:選手本人が悪いとは言わないが、1億円を超えるのは貰い過ぎだ。
*城之内:貰いすぎ?それだけ優秀な成果を出したから、それが報われているんだよ。プロ野球選手は、庶民とは能力が違う。それが羨ましければ、キミがプロ野球選手になってホームラン王にでもなればいいんだよ。そうすれば、キミは1億円プレーヤー、嬉しいね。
*ナンシー:Yes,that's right!悔しけレバ、ホームラン王になってミロ!
*鈴木:あのなー、オレがホームラン王になったって、ボールを場外に打ち返しているだけで、食べ物を作っている訳でもゴミ収集している訳でもない。こんなの、何の生産性も無いんだよ。ホームラン王を理由にオレが1億円を貰うのなら、その財源をどうやって用意する?誰かのお金を奪うか、通貨を発行するかのどちらかでしょ。前者なら搾取、後者ならインフレ、これの何処が社会貢献だ?
*城之内:ホームランを打てば、観客に元気を与える。立派な社会貢献だ。なので、観客からお金を集めて1億円を用意するから前者だけど、それは搾取とはならない。
*鈴木:ホームランを見て元気が出るのならば、ユーチューブでも見とけ。それなら無料だ。こんなもんに庶民を洗脳してチケット買わせて、詐欺じゃないか。
*城之内:詐欺じゃねーよ、まともな商売だよ。観客の自由意思でチケットやグッズを買っていて、その売上からホームラン王の報酬を払っているんだよ。
*鈴木:たしかに、それで球団が儲かっているからそれだけの報酬を払えるのだけど、それは、高額なチケットやグッズを買うファンが愚かでもある。とくに、貧乏で生活に困っている人が、S席を買うなど、気がしれない。2万円くらいするでしょ。
*城之内:需要があるから、チケットもグッズも売れてるんだよ。売れるから儲かって、選手の年俸が何億円にもなるんだよ。
*鈴木:まー、観客とスポンサーが馬鹿だな。野球を見たければ、テレビを見るなど安い方法がある。チケットを買う必要は無い。それに、スポンサーも、広告費にお金をかけすぎている。球団とかテレビ局とかに、何億円を支払っているのか?
*城之内:チケットを買う、グッズを買う、広告の契約をする、そんなの、ソイツらの勝手だろ。馬鹿だとキミが批判することか?
*鈴木:何だよソレ?キミは、自分のお金を無駄遣いしてしまっていることを認めているのかな?キミは、お金を増やしたいでしょ。だけど、実際は逆なんだよ。キミのお金は、無駄遣いで減っているんだよ。野球観戦の高額チケットを買うという馬鹿の無駄遣いで。
*城之内:オレじゃねーよ!
*鈴木:誰でもいいよ。プロ野球があるから、多くの国民のお金は減っているんだよ。やはりだね、多くの国民はお金を増やしたいのだから、そこに貢献することが経済のリーダーなのだよ。その逆はダメだよ。
*城之内:観客の自由判断だから、良いんだよ。需要が無ければ、チケットもグッズも買わなければいい。
*鈴木:観客を馬鹿にしてチケットを販売して、観客の貴重な生活費を吸い取って選手の高額年俸の財源にするなんて、経済のリーダーがやることではない。
*城之内:観客を馬鹿にしている?
*鈴木:そうだ、庶民的娯楽の野球観戦に数万円の価値があると洗脳される馬鹿を見つけてチケットを買わせているんだ。
*城之内:違うよ、バックネット裏で見るプロ野球は迫力があって面白く、高額チケットの価値があるから買っているんだよ。だって、リピーターが居るでしょ。観客が馬鹿なんじゃなくて、その価値か分かる人には分かるんだよ。
*鈴木:ならば、その迫力と面白さをもっと多くの国民に提供してこそ社会貢献だ。高額チケットを買わなきゃ楽しめないのならば、所詮は少数者向けのビジネスだ。そんなのは、社会貢献にも高額年俸にも値しない。
*城之内:でも、それでチケット収入になるのならば、年俸の財源になるじゃん。
*鈴木:そうやって稼ぐ年俸は、5千万円まで。それだけあれば十分でしょ。それを上回る所得は、過剰所得なので全額課税。
*城之内:選手はS席を買った少数の観客に媚びただけであり、テレビで無料観戦している視聴者には貢献していないから、それ以上の個人所得は規制されるのか?
*鈴木:まーそうだ。私は無駄遣いなんてしたくないから、S席のチケットを買わない。野球観戦をしたくなれば、無料のテレビを見る。野球観戦なんて、不要不急だし、価値は所詮その程度のもの。多くの国民が私くらいの知性と冷静さを持てば、チケットは値下がって、選手も謙虚になって、高すぎる年俸は適正になる。
*城之内:宇宙旅行に行く夢を叶えようと頑張ってお金を稼いでいる人は、ドーなる?最大所得が5千万円では、到底無理だぞ。
*鈴木:宇宙旅行?そんなの個人の道楽でやるべきではない。宇宙に行きたければ、宇宙物理学者にでもなって、研究目的で行って下さい。それなら、個人の支出は無く全額公的支出で宇宙に行けるでしょ。あるいは、安価なロケットでも開発して旅費が数千万円にコストダウンしてから、自費で宇宙に行って下さい。
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「城之内の発言が正論」「鈴木は育ちが悪い」など、何でも構いませんので、コメント下さい。