二つの導線に走る電流が作る磁場
こんにちは、続けての質問となり申し訳ないのですが、どうか宜しくお願いします。
図の問題に出会いました。
二つの導線があります。ひとつは通常の一本導線で(導線1)、もうひとつは導線1を囲むような形状の導線2です。おそらく同軸ケーブルと呼ばれる導線のことではないかと思います。問題は、この二つの導線の間に位置する点での磁場の強さ、方向を求めるというものです。
模範解答では、導線2での電流I2は考慮に入れず、導線1での電流I1だけを使って、アンペールの法則から磁場を求めています。
なぜ、導線2の電流は考慮に入れなくても良いのでしょうか。
導線2の構造上な対称性から、導線2からの正味の磁場はゼロとなりそうですが、それを証明する計算式を立てられずにおります。導線1の中心を原点として、P (X, Y)とおいて、導線2の極小部分が作り出すPでの磁場dBをビオ・サバールの法則から求め、これを積分するという式になりそうなのですが、この積分式をどう立てて良いのか分からずにおります。積分式の立て方、また他の解法の可能性も含めて、どうかご教示頂けると幸いです。よろしくお願いします。
お礼
分かりやすい回答、有難うございます。 参考にさせて頂きます。