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文化人類学的アプローチについて
いつもお世話になっています。 修士課程1年の者です。 いきなりで申し訳ないのですが、「文化人類学的アプローチ」とは、どのような切り口で研究を展開していくものなのでしょうか!? 私の興味あるところは、医療の現場、特に看護職に関してです。 なぜ、医師に加えて、看護職がいるのか。なぜ、看護職には女性が多いのか。このような疑問には、文化人類学的なアプローチでよろしいのでしょうか? 浅学な身で申し訳ありませんが、どなたか詳しい方お願いします!!
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乱暴に言えば、「文化人類学的アプローチ」とは、 その場のコミュニティや文化様式に注目し、丁寧なフィールドワークに よる問題発見と検証・比較を行なっていくスタイルのことですね。 看護職の存在、あるいは看護職に女性が多いのかを文化人類学的に アプローチする場合、病院をひとつのコミュニティとしてとらえ、 医師と看護職のすみわけを、単なる職務上の分類にとどまらず、 非番の日から各人の言説まで追いかけていかなければいけません。 患者の語る「イシャ」と「カンゴシ」の違いは、 職業としてはイコールではないはずです。 看護職になぜ女性が多いのかを文化人類学的にアプローチする場合、 難しいですよ。そもそも「看護」という行為は何かまで考えないと いけません。ナイチンゲールによる近代の看護士の社会的役割の 確立以前のところからです。 また、「看護職」とはどの時代のどの地域を指すのかも。 医療人類学の著書を実際にごらんになり、医療現場について考えるならまず病院に行ってみるなり、医師や看護婦と会話してみるのがいいですね。ご自身の研究されたいことが、より形になると思います。
お礼
ご丁寧にありがとうございました。 勉強します!!