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F1のガソリンの給油(比重)について教えてください
十数年前のセナがいた頃(MP4-5B)位の、途中給油がなかった時代で、メキシコGPなど標高の高いところでレースをする時、スタート前のグリッドでの給油で、2m弱の高い所から筒状のパイプを通して給油してた記憶があります。 当時の解説で、ガソリンの比重がどうのこうので、この方法で少しでもたくさんタンクに入れるためと説明していた気がします。 最近ふと思い出して、どうしても思い出せず、引っかかっていました。 なぜその方法が有効で、本当にタンクに多く入るのか等、内容について分かる方、よろしくお願いいたします。
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- kazuof23
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回答No.1
レーシングカーへの燃料給油は短時間で多量の燃料を給油できるクイックチャージ給油システムを使います、つまり燃料に圧力を掛け一気に流し込むわけですが、ガソリンスタンドのような動力を使う加圧式は禁止されているので重力を利用し高いところから太いホースで燃料を落とし込む方法を使用します。 給油ホースは燃料供給用のホースとタンク内のガスを抜くガス抜きホースが一体になっており、タンク内の空気を追い出すことで満杯に出来ます。 重力式給油で有名なのは第3回日本グランプリでのプリンスチームです、当時世界最高の性能を誇るポルシェ906を駆るプライベートの滝チームに対し 若干性能の劣るプリンスR380を出場させたプリンスチームは、重力式の給油システム(燃料タンクを高いとこに吊るしてある)を開発し 作業時間を滝チームの60秒に対し15秒と圧倒的な差で今までの劣勢を一気に挽回し、あせったポルシェがスピンした結果プリンスは優勝を勝ち取ります。
お礼
タンク内の空気を抜いて少しでも多く入れるということだったんですね? 非常に判り易くありがとうございました。