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悪人とわかっていて好きという感情を捨てられない人間とは
10年好きな人がいます。ですが私はすでに他の人と結婚しています。そして夫はとても大切な人なので、その好きな人とどうこうなりたいとかどうかしようとは思っていません。実際独身の頃の話で、その時点で縁は切れています。携帯の番号を変えたり引越しするなどして、私の方から縁を切りました。今相手がどこでどうやって暮らしているかすら知りません。 ただ、好きな気持ちはどうしても消せません。思うことも罪だと私は思っているので普段は考えないようにしていますが、時々ふとした拍子にその思いに呑みこまれそうになることがあります。この気持ちは一生胸の奥に押し込めていかなけばならないのかと思っています。 それも問題ですが、どうしても気に掛かることがあります。それは私が彼と縁を切った理由でもあるのですが、彼は基本的に悪人です。実際に法に触れることもしましたし法に触れない範囲でなら日常的に罪を犯しているような人です。 気に掛かるというのは、そんな人を好きで思いを断ち切ることの出来ない私という人間は一体どう考えればいいのだろう、ということです。 何度も彼がやってきたことを考えてみるのですが、そのことには思わず目をつぶりたくなるような冷や冷やとした気持ちがするのに、では彼を蔑んだり忌まわしく思うかと言えば正直ほとんどそんな気持ちにはなりません。彼のしたことには嫌悪感を覚えますが、彼自身についてはそんな風に思えないのです。 彼の心根や更生を信じているという種類のことではありません。逆に彼は絶対に悪のまま変わらないと信じられるくらいです。私は破滅的な人生を送るタイプの人間ではなく計算高いところがあるので、彼を思い続けて独身を通すという純粋な気持ちもありませんでした。彼を愛しているわけではないのです。彼がくれるものを一身に受けたいという自己中心的な思いのみでしたし、今もそうです(実際にそれを求めることはしませんが)。 結局私も彼と同じ穴のムジナということなのでしょうけれど、そう考えると今の生活がとても虚しく思えます。周囲の、何の悪意もなく私に接してくれる人たちや私を信じてくれている人たちを裏切っているような、申し訳ない気持ちでいたたまれなくなります。 彼と会うこともないのだから、難しく考えず今の生活を普通に続けていけばそれでいいのかもしれません。ですが時々、私の人間性を考えて苦しくなることがあるのです。 今も彼の出身地などで何か犯罪のニュースがあるたびに、まさか彼の名が出たりしないだろうかと冷やりとします。そしてそのあとすぐに、そんな人間に思いを残している自分がとても嫌になります。 何を質問すればいいのかわからなくなってしまいましたが……この混乱した気持ちに何かアドバイスなどいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
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後日談があると書いたのは、 「もう縁がつながることは無い」と思っていても どうなるか分からないものだなぁという出来事があったという事実をお伝えしたくて、そう書き、 その内容自体は、今回は横に置いていていいことなのですが、、、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー earlyshineさんのお相手の方の場合は、 悪いところがあっても、それ以上の良い部分があり、そちらに惹かれて、それで忘れられない人、、 というわけでは無いのですね。。 んん。。。。 そこから推測してみた場合の、一つの考えとしてですが、、、 誰でも、大なり小なり悪の部分があっても、普通はそれを抑えて社会生活を営んでいますが、、 その、抑えている悪の部分を、その男性が変わりに出して(放電して)くれていた、、、 そういう感じなのでしょうか。。 こういうこと(←悪とか善とか)は、普段は私は何も考えていないのですが、 今回、つきつめて考えてみると、 earlyshineさんは、「良い自分」の方の比率が強すぎるのでしょうか。。 悪い部分の自分を極端に抑えすぎている「存在を無いものとしている」、というか、、、、。 でも「0」ではないので、そのわずかな悪の部分が「自分はここにいる!出して!」と、時々主張する、、 それで「変わりに放電してくれていた、その人を思い出す(欲する)」ということなのでしょうか・・ その男性が、【earlyshineさんを惹き付けている部分】というのを考えてみると、 今までの情報の中だけでは、そうなってくると思うのですが…。 もし、そうだとしたなら、ですが、、 自分の抑えている部分に目を向けて、 普段の何気ない日常の中でも、「本当はこうしたいんだね」「こう思ったこともあったんだね」などと、 自分の負(悪)の気持ちを、その時々の中で認めるだけでも、負の部分は満足するのではないでしょうか。。 そして、そうしていく中で、徐々に、その男性を思い出す必要も無くなっていく、、、、 (のかどうなのか。。疑問(_ _ )) このたびは、とても感慨深い内容で、 特に今回は、まるで推理小説を紐解いているようでもあり(小説のように、はっきりとした答えがあるわけでもありませんが…) 「人に惹きつけられるポイント」「惹き付けるポイント」というものを興味深く考えることができました。 こちらこそ有り難うございました。 (もう一つの仮説も思い浮かんだのですが、仮説ばかりをならべてもなんなので、この辺で。。)
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- ginga77
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人は、どんな人でも、大なり小なり悪の部分が自分の中に存在していると思います。 その部分の割合が大きくなりすぎて、社会的に犯罪と呼ばれる域まで達する人生を選ぶのか? それとも、悪の部分を大きく育てないよう閉じ込め、善良に、あるいは平穏に、あるいはまっとうに生きていくことを選ぶか? それは、人それぞれの価値観で一つ一つその場その場で選びとりながら、 自分の歴史が作られていくのだと思います。 だからと言って、悪の部分がまったく無くなったというわけではなく、 割合こそ違っても、それは誰でも皆、同じだと思います。 今のところ、自分ではそう捉えています。 (今後、どう考えが変わるかはわかりませんが。。。) 彼は、「自分でも悪いと分かっていても、どうしようもない衝動に駆られる時がある」と言っていたことがありました。 そして、「そういう時は、自然界の生き物や花に目をやると、それぞれが善悪に関係なく精一杯命を燃やすことに専念している。 その姿を見るたびに、自分のやるべきことを見出すように思える」 そういうようなことを言っていたことがありました。 私も正直なところ、彼からは抜け出せていません。 普通に生活しながら、同様に、自分を中毒患者のように思うこともあります。 彼とは一切会っていませんが後日談があります。 人生は、どこでどうなるか最後の最後まで分からないものです。
お礼
ginga77さん、再度の回答をありがとうございます。またお礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 なんだか彼のことを悪人だということばかりを強調してしまって、ではお前はどうなんだ?という感じなんですが。ホントに私自身にも悪の部分は当然ながらあるんです。でも、彼に出会ってそれを今までになく強く自覚してしまいました。それで苦しんでいるというのもあります。 ginga77さんの「彼」は、そうは言っても内省的な部分もお持ちだったんですね。私のほうの「彼」が果たしてそんなことを言うだろうか……と考えた時点で噴き出してしまいました。内省なんて思いもしないはずなので……それもまた悲しくなります。 私は、本当なら自分が彼に影響を与えたかったです。でも自分がそれなりの人間でしかないので、彼に毛ほどの影響も与えられませんでした。 だけど、もしどこかで遠い将来偶然にも出会うことなどあれば、彼が驚くほど良い方に変わっていてくれたらなと思います。そして、その時には私も少しでも良い方へ変わっていたい。そうすれば、どちらも変な気なんてまったく起こらず、ただ昔のことを馬鹿だったと懐かしめるのではないかと思うので。 でも一生、二度と出会わないのが一番いいのですが。 後日談……気になります(笑)。お聞きしてもよいのでしょうか。 どうもありがとうございました。
- ginga77
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>気に掛かるというのは、そんな人を好きで思いを断ち切ることの出来ない私という人間は >一体どう考えればいいのだろう、ということです。 この部分に反応して出てきました。 私も数年前、似たような思いで、何ヶ月も(何年も)自問自答を繰り返しました。 私の場合は、「人として許せない」と思う行動を彼がとり、その後、いろいろありましたが、縁がとだえました。 その頃の私は、それまで白黒ハッキリつけるタイプだったので、 「もう自分の中で結論付けたのだから、スッパリ忘れよう」と決めました。 ただ、ふとした時に、何度も彼のことが思い出され、そのたびに「忘れよう」の繰り返し。 そんな自分に「どうして、他の男性ならじきに忘れることができたのに、この人だけは、忘れることができないのか? 自分が「許せない」と思うことをした人を、なぜ思い続けているのか?」と、そのことを深く考えるようになりました。 そして、私の場合ですが、思い当たったことは、 「その人と接することで、自分がいつも以上にパワフルになれた」ということでした。 話しをしているだけで元気が出たり、多くのことに挑戦したくなったり、積極的になれていた。 その人と別れてからは、何をしても淡々としか感じられなく、現在も、彼ほど影響力や吸引力のある人は、今のところ現れていません。 (現在、結婚して平和に暮らしています。夫の場合は、逆に私が夫に影響を与えているようです。) ---------------------- 結局、今の時点の私の結論としては、 「その人が良い人か悪い人かは別にして、自分の世界を広げてくれる存在だった」ということです。 「人間」というのは、一人の人格の中に、良い面、悪い面その他いろいろな面があり、多面的で、 その中の彼の一部が、私に大きな影響を与え、彩り豊かにしていたのだと思います。 人との関係は、結婚だけに集約されるわけでもなく、 「結婚して人生をともに歩むパートナー」がいたとすれば、それとは別でも「自分を成長させてくれる人」、「自分によって、成長していく人」、 「自分を楽しい気分にさせてくれる人」、「自分の存在を面白がってくれる人」など、千差万別、いても良いと思います。 いろいろな形で影響を与えたり与えられたりという関係はアリだと思います。 (もちろん既婚者なら、恋をするとかセックスをするという関係は抜きにして) 質問者さんの男性も、一部では法に触れることをしていても、一部ではあなたを引き付ける影響力があったのだと思います。 それが何だったのかに視点を向けてみたことはありましたか?
お礼
(長くなってしまうので補足のスペースもお借りしてお礼させていただいてます) 人間はひとつの面だけで生きているわけではない、ということをginga77さんは教えてくださいましたが、私の中でそのいろんな面を同時に受け入れるだけのキャパシティ(あるいは単純に能力?)がないのかもしれません。考えていると、いろいろな価値観に引き裂かれそうに思えてくるんです。 思えば彼は麻薬のような人だったと思います。もちろんドラマなどでしか見たことはありませんが時々あの中毒患者のように、彼の存在が必要で必要で、頭がどうにかなりそうになります。もうすっかり抜けたかと思っていても、何かきっかけがあればまたズブズブと容易にハマッていきそうな。それが嫌で嫌で、彼から逃げました……というか、この場合は「逃げ」と言っても良い意味の逃げだったと思っていますが。 そういう男性と今は縁が切れていて、でも >彼ほど影響力や吸引力のある人は、今のところ現れていません。 (現在、結婚して平和に暮らしています。 という、私とまったく同じ境遇(という言い方は語弊がありますが)の方から回答をいただけて、ずいぶんと気持ちが楽になりました。 本当にありがとうございました。
補足
(長くなってしまうので補足のスペースもお借りしてお礼させてください) ginga77さん、ご回答をありがとうございました。お礼が大変遅くなり申し訳ありません。 実を言うと、ginga77さんのご回答はもっと早くに拝読していました。ですがあまりに的を得た言葉にあふれていて深く考え込んでしまい、折り返しのお返事をどう書いてよいのやら、ずっと逡巡していました。お許しください。 >どうして、他の男性ならじきに忘れることができたのに、この人だけは、忘れることができないのか? 私もまったく同じ事をずっと考えていました。そしてたどり着いた答えもまたginga77さんと同じ、 >「その人と接することで、自分がいつも以上にパワフルになれた」 ということでした。いえ、同じではないかもしれません。私の場合は私の中にも「悪」があるということを知りました。彼といると私を(大袈裟に言えば)「虐げる」人たちや世の中の事象すべてを笑い飛ばせるんです。それも良い方法でではなく、そうしたものを嘲笑ったり貶めることで。 そんな方法で得た「自信」なんて虚しいだけだとわかっているのに、自分の実力と真摯に向き合うことを避けて彼からもらう負のパワーだけを拠り所にしていました。 私にとってginga77さんのお言葉でもっとも考え込んでしまったのが、 >結局、今の時点の私の結論としては、 「その人が良い人か悪い人かは別にして、自分の世界を広げてくれる存在だった」ということです。 という箇所です。私もそんな風に考えて彼への気持ちに片をつけようと思っていたのですが……とても難しいです。元の質問に戻ってしまうようですが、彼からもらった「悪」までをも糧にしているというのはどうなのか、とどうしても考えてしまいます。もちろん彼にも良い部分はあるのですが、それも悪によってかき消されてしまうほど「悪」の部分が強いのです。
- k-cesario
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捨てる必要は全くないと思います。 その気持ちはしっかり受け止めて、認めてしまえばいいじゃないですか!! 大事なのは、あなたが今の生活を大切に、幸せにしたいかどうかでしょう。 もし、そぉならその想いや気持ちは、墓場に持っていけばいいのでは?? 後は、ジャニーズが好きな主婦みたいに、夢の中でその想いに心巡らせていれば…。 気を付けなければいけないのは、夢の中から飛び出してしまわないようにするだけです。 まぁ今のとこ我慢できているようなので、頑張ってください^^♪
お礼
回答をありがとうございます。 思いを墓場まで、という気持ちでいます。ただ、それは彼の悪の部分を認めていることになるのではないかと怖いのです。そんな風に生きていって、人間としていいのだろうかと……大袈裟な言い方に聞えるかもしれませんが。だけど完全に思いを消し去ることができないんですよね。 ジャニーズのような無邪気な空想ができれば楽しいのでしょうね。自分のために、道を踏み外すつもりは毛頭ないのでそういう意味では今のままで頑張っていきます。
はじめまして。 「好き」というより「気になっている」だけではないでしょうか? 悪い男ほど魅力的。貴方の母性本能が働いて見捨てることに罪悪感が沸きます。 虐げられている期間は最悪なのに、時間が経つと忘れてまた頑張ろうとしてしまう。 貴方に優しくしてくれたり、大切にしてくれる事を恋愛というのではないでしょうか。 10年前、質問者様が下した結論は正しいと思います。 彼にも貴方の要に、気にかけてくれる人がいて幸せになっていると思いましょう。 自分の幸せを壊しちゃ駄目ですよ。
お礼
回答をありがとうございます。 「気になっている」というよりは強い思いで、彼を失って以来の10年は世界の色を失ったも同然といった心持なのですが、これが愛でないことは自覚しています。愛のように無条件な思いではないんです。私は私なりに自分の幸せを追求していて、決して彼に善人になってほしいと現実的に行動を起こしたことは一度たりともないので……鬱陶しがられることを怖れて、助言すらしたことはないほどです。 女性には困らない人だし、救われたいとか思う人でもないので(自分が悪人だという自覚はあるけど反省はない)、そういう点ではとても満足して生活しているのではないかと思っています。ただ、個人的には私のような自分勝手な女ではなく、できれば聖母のような女性に愛されて、もっと言えば本当の意味で救われていればいいなと思います。 一点だけ、彼の名誉のために付け加えさせていただくと、客観的に見ても虐げられたことは一度もありません。むしろ私を含め女性全般にはとても優しい人です。 私が自分の幸せを壊しても彼を愛せるくらいの人間なら逆に悩まないかもしれません。本当に身勝手だと思います。
お礼
ginga77さん、ありがとうございます。 かわりに放電していてくれた、というのは当たっているかもしれません。「私の中には確かにそうしたい願望があるのにできないこと」を彼はやすやすと、しかも恥ずかしげも罪悪感もなくやってのける人でした。その点で私は大いに恥じるべきだと思います。 私の中のそういう部分を見つめ続けることで何かが変わっていくのなら、この重苦しい気持ちにももう少し耐えられる気がしてきました。 いろいろ一緒に考えてくださってありがとうございました。