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焼酎について2つの疑問
焼酎について2つの疑問があります。 (1)甲類焼酎は何度も蒸留するため、基本的には純粋なアルコールに近いものの為、ジュースやウーロン茶、炭酸水などと割るなど、いわゆる酎ハイとして飲まれることが多いですが、店頭に並んでいる甲類焼酎のラベルを見ると、原材料名が書かれていませんね。甲類焼酎の場合、原材料の風味が残らないように作るわけですから、いろいろな原材料が考えられますが、具体的にはどんな素材が原材料として使われているのでしょうか。 (2)乙類焼酎は本格焼酎と呼ばれるように、蒸留回数が少なく、原材料の風味が残っている焼酎を言いますが、今夜、大麦を原材料とする乙類焼酎を最初水割りにして飲みましたが、父に「焼酎は水じゃまずいだろ。ジュースや炭酸水で割らないとな。」と言われ、乙類焼酎って、そんな飲み方をするのかなあ、と疑問に思いました。乙類焼酎はその原材料の風味を味わうために飲むものだと思ったので、ショックです。でも、あまり酒を飲まない私は水割りにして飲んでも、大麦の味がしたのかどうかわかりませんが。悪い言い方をすれば、単にアルコールを飲んでいるような感じにもなりましたが。 そこで、乙類焼酎でも甲類焼酎と同じように酎ハイのようにジュースやウーロン茶で割って飲むことって多いのでしょうか。 宜しくお願いします。
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バーテンダーのmoominx2です。 (1)にはサトウキビの搾汁を遠心分離にかけ、糖液を分離させた後の残りカス「モラセス」が使われているそうです。 この「モラセス」はラムの原料にもなっていますが、ラムは法律で「95%未満で蒸留すること」と義務付けられています。 甲類焼酎にする場合は連続式蒸留器で95%以上になるように蒸留され、ろ過、加水、加糖されて「焼酎」になります。 また、日本酒を作る時に米を研磨します(本醸造で70%未満、吟醸酒で60%未満、大吟醸になると50%未満にまで研磨されます)このときに出るカス(糠ですね)も原料として使われているそうです。 (2)乙類焼酎をジュースなどで割るのはやっぱりもったいないような気がしますね。 たとえばごく安いウイスキーにならコーラやジンジャーエールで割るのにも抵抗はありませんが、スコッチのシングルモルトなどはできるだけそのままで飲みたいものです。 乙類焼酎は手間隙かけて作られています。 そこに工場でガシャガシャ作ったジュースやサワーを入れるのにはやはり抵抗がありますね。 たとえばきちんとしたレストランへ行って、出てきた料理に醤油やウスターソースをかけるのと同じような抵抗感があります。
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- hikobae
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(1) 甲類の原料は糖蜜その他、糖質(デンプン質)で安いものは、いろいろ使っているみたいです。 (2) 麦焼酎は、甲類を飲みなれた人には、くせがあると思います。が、ジュースで割るのはもったいない、もっとまずくなると思います。私的にはウーロン茶割りは「可」です。 ただし、芋焼酎や、ゴマ焼酎など、香りが強いものは、水割りかお湯割りで楽しみます。 ちなみに、米の乙類焼酎をウーロン茶で割ると、とてもおいしいです。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 なるほど、甲類焼酎は糖蜜などが原料なのですね。いかにも純粋なアルコールを製造するための原材料、という気がいたします。 また、麦焼酎もウーロン茶は「可」なのですね。よかった。でも、父は野菜ジュースで割って飲んでいましたよ。因みに父も私も酒は弱く、普段は酒は飲まないほうですが、たまに飲みたくなるときに飲むことがある、という程度です。ですから、甲類焼酎に飲みなれてはいません。
お礼
ご回答ありがとうございました。バーテンダーでこの分野の専門家であるmoominx2さんの説明は詳しくて分かりやすいです。 サトウキビの絞り粕が原料ですか。ラム酒はサトウキビが原料であることは知っていましたが、甲類焼酎も同じ原料とは知りませんでした。なるほど、この両者は原料は同じでも、アルコール度数の違いなのですね。確かにラム酒は酒税法上、スピリッツ類に該当するはずですからね。 乙類焼酎を割るのは飲み方としてはもったいないですね。やはり水割りやお湯割が最適ですね。ラベルにもそう書いてあるので。