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この時期、BRICS!エマージング投信!
この時期、BRICSやエマージング投信はどうでしょう。 ずっと上がりすぎ、加熱しすぎ、特に中国はバブル、オリンピックまでって意見もありますが、先月ちょっと下がって投資しやすくなりましたが、いかがでしょうか。 やはりサブプライム問題が、世界景気減退・株安基調のきっかけになるのか、それとも一時的な問題で切り抜けるかがポイントになるんでしょうか。
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サブプライムローン問題の本質は、連鎖的信用収縮の可能性です。一夜にして金が回らなくなり、あらゆる資産が暴落し、暴落がさらなる貸し倒れを呼ぶ危険性です。企業の設備投資なども冷え込むことになります。ちょうど日本が、90年に経験したことですね。あのときは日銀がトンチンカンなバブル潰しに固執したため、10年以上の経済空白となりました。 今回はどうでしょうか?米国経済は、この金融危機が実体経済に波及し、景気後退に突入するという観測も出ています。日本のバブル崩壊時に、もっとも損失を被った人々は、株価下落をチャンスとして見誤り、押し目(実は、暴落の端緒だった)を拾おうとした投資家たちでした。 米国や欧州の中央銀行や、米国政府の対応は比較的迅速で、金融危機はおこさないという姿勢が伝わっているので、市場は落ち着きを取り戻そうとしています。9月はいったん、不安が再燃し、FFレートの切り下げで、また戻すという過程が繰り返されると思っています。大銀行が早めに損失の見通しと額をはっきりさせれば、市場の不透明感は払拭されていくのでしょう。 新興国市場は、余剰マネーの投資先ですから、資金が引き上げられれば、先進国市場と同様な下落が、より増幅して引き起こされる可能性があります。 ただし、私は今回の騒動で、新興国市場のバブルはますます拡大方向に向かうと思います。その理由は、米国と欧州の長期金利の低下です。金融不安が増幅すればするほど、米欧は、金融緩和に動かざるを得なくなります。新興国(とくに中国)をジャブジャブにしている過剰流動性について、唯一の懸念は世界的な金利上昇でした。とくに日本の低金利政策、米国の貿易赤字は、世界中をお金まみれにしてきました。日米経済の堅調さによる金利の先高懸念がこの新興国市場の株価にとって唯一の死角だったと思います。今回の金融危機懸念で、米欧が利下げ方向に動くとしたら、新興国では本格的な過剰流動性バブルが発生する気がします。 したがって、私の結論は”BRICs買い”です。
お礼
すばらしい!わかりやすい説明に感謝です。 ただ、隠された懸念材料としては「私の買い判断」です。 買い判断理由は巷で出ているものなので割愛しますが、ネットバブル絶頂のとき大きく買い、2003年銀行株を中心に数百万を売りました。 その私がそろそろBRICSって言い始めてるのが怖いな、と。