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ジャズのボイシングについて
Cm7→F7→B♭というようなコード進行があったとします。 で、よくCm7のときに、異なった音色を数回ボイシングをしている方がいらっしゃいますが、あれはどうやっているのですか?たとえば、二拍目のボイシングと四拍目のボイシングの音色がぜんぜん違う音なのです。両者には関連性があるのですか? 私のような初心者は、同じ音を入れることしかできません。たとえば、3、7、11のボイシングをスチャッスチャという感じで... また、以下のようなボイシングはNGでしょうか?先のCm7→F7→B♭...の進行で言いますと、Cm7のときに、次の進行であるF7をなんとかトニック的に考えて(セブンスですから,純粋なトニックは考えられませんが。)、Cm7中で擬似ドミナント・モーションをボイシングするという手法です。つまり、ツーファイブ進行の中に、もうひとつの「ドミナント・モーション的なもの」を作るということなんですが。 ただ、今の私のテクニックでは、このようなことはむつかしくてできないんですが(笑)。 よろしくおねがいします。
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- tom0120
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追伸・・・ JAZZ・ポピュラー系の場合は、さらに、クラシックとは別に、 「アウト」という方法がありますよね・・・。 要するに、「裏コード」です。 事実上の部分転調。または、借用和音です。 となると、「C dur」の場合で申し訳ありませんが、 ・Dm7-G7-C の「アウト」は、 ・Dm7-Db7-C さらに ・Abm7-Db7-C もできますね。 そして、この「カデンツ(終止形)」をさらに、 前回の ・V7 of II ・V7 of V という方法を使い、ボイシングすると、 Em7-Eb7-Abm7-Db7-C とか Am7-Ab7-Abm7-Db7-C とか、さらに、まだまだ、可能です。 実は、これをさらに展開する方法がありますが 専門的になりますので、割愛します・・・。 また、「C moll」など、短調の場合は、多少、限定されてきます。 音楽理論の専門書になってしまいますが、 「和声法(学)」というものがありますので、よければ、お勉強してみてください・・・。 これらは、理論的に導きだす方法ですので、ちょうど、「数学」や「化学」みたいな感覚になってしまいますが、こちらの方面からのお勉強も大切ですので、がんばってくださいね~。(^^;
- tom0120
- ベストアンサー率26% (367/1390)
C調しかわかんないで、C調でのお話です。(^^; 「II-V」の「さらなる分割代理」ということですよね。要は。 これは、大別して、2ケースあります。 (1)・「II」に対して、さらに、ドミナントモーションする場合。 (2)・「V」に対して、さらに、ドミナントモーションする場合。 です。 普通は、(1)ですが、(2)の方法もあります。 これは、なぜかというと、そもそも、「II-V」とは、「V」の分割代理です。 すなわち、「II-V」=「V」です。 ということは、「II」と「V」は、★別物・・・とは考えません。「同体」と解釈するのです。 よって、「II-V」ではありますが、(2)のように、「V」に対して、さらに「ドミナント」をかける方法です。 要するに、 (1)の方法では Dm7-G7-C の場合でしたら、 (1)A7-Dm7-G7-C または、A7をさらに、分割代理して (1)'Em7-A7-Dm7-G7-C (2)の方法では、 D7-Dm7-G7-C または、D7をさらに、分割代理して Am7-D7-Dm7-G7-C となります。 このような考え方は、「やや、高度」で、他にもいろいろあります。 一般的には、 ・V7 of II ・V7 of V という方法です。 専門的なお話になりますが・・・。
- rabbit_cat
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>Cm7のときに、次の進行であるF7をなんとかトニック的に考えて >(セブンスですから,純粋なトニックは考えられませんが。)、 可能です。実際よくやります。 ただし、 >Cm7中で擬似ドミナント・モーションをボイシングする ていうことなんで、 Cm7→Gm7→C7→F7→B♭ という進行みたいなことをイメージしているのかもしれませんが、 これだと Cm7→F7ていうツーファイブが離れ離れになってしまいます。 まあこの進行でもいいと言えばいいんですけど、 ・Cm7→F7→B♭ ・F7→B♭ (ツーファイブを単なるドミナントモーションに戻す) ・Gm7→C7→F7→B♭ (Fに解決するツーファイブを追加) ・Gm7→C7→Cm7→F7→B♭ (F7をツーファイブに分解) て感じで最終的に、Cm7の前にFに向かって解決するツーファイブが付加される、っていうほうが一般的かもしれません。