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コード進行の解説をお願いします
ポップスの楽曲で、キーがCメジャーで、 G7 -> CM7 というコード進行は V7 -> IM7 でいわゆるドミナントモーションだと思うのですが、ここで、 G7 -> B♭ -> CM7 と間にB♭(♭VII)が来た場合、どう解釈すれば良いでしょうか? 特にB♭の役割と、♭VII->CM7という進行に、何か意味があるのか、が知りたいです。 よろしくお願い致します。
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- auagcu00
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>SDm Tケーデンスだとした場合、直前のV7はそのケーデンスには入らないのでしょうか? そうですね。直前のV7は入らないことになります。 響きの流れからいってV7-♭VII の部分が印象的なので、確かにSDm-T ケーデンスと解釈するにはしっくりこないかもしれませんね。(コード機能で言うと D-SDm-T となると思いますが) おなじくD-SDm-Tの G-Fm-C といった進行では終始感がでますが、G7-B♭-CM7 だといまいち終始感が弱いのも気になりますね。 (この進行だけ取り出すとI7-♭III-IVM7 のように聞こえてきます)
- auagcu00
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簡単に言うとSDm-T(サブドミナントマイナー - トニック)というケーデンス(終止形)です。 ナチュラルマイナスケール上のダイアトニックコードを挙げると Im7, IIm7♭5, III△7, IVm7, Vm7, ♭VI△7, ♭VII7 となります。七番目の♭VII7のコード機能がSDmであり、G7-B♭-CM7 の場合のB♭もこの♭VII7の第四音(セブンスノート)を省略したもので意味合いとしては同じと考えてよいでしょう。 他によく使われるSDm-Tケーデンスとして IVm-Iが挙げられます。 また。マイナーキーにおいて ♭VI△7-♭VII7-Im という進行が多用される一方で ♭VI△7-♭VII7-I という進行も同じくらいよく多用されます。これは前述のとおりSDm-Tケーデンスと考えてもよいですが、マイナーに解決すると見せかけてメジャーに解決する。つまり一時的に同主調マイナーキーに転調してまたメジャーキーに戻っているという解釈の仕方もできます。 G7-B♭-CM7の場合も同じような解釈の仕方も可能だと思います。
補足
ご回答ありがとうございました。SDm Tケーデンスだとした場合、直前のV7はそのケーデンスには入らないのでしょうか?
お礼
期限が来たようですので締め切りとさせていただきますが、頂いたご回答は大変参考になりました。ありがとうございました!
補足
ご回答ありがとうございます。 IM7が♭VII IM7になる偽終止的なものかな?とも思ったのですが、受ける感じではドミナント色が強く感じて、V7 が V7 ♭VIIになっている( V7 ♭VII/Vの変形)感じに聞こえます。V7 にも IM7にもV音が入っていて、♭VIIはV7の7thとテンションだからかなあなんて気がしているのですが、V7の印象を引きずっているだけかもしれません。 試しにIM7を抜いてV7 ♭VIIで終わりにすると、まるで区切り感がないというか、強いて言えば♭VIIに転調して終わっている感がしてしまいます(私の感覚がずれてるだけかもしれません)。