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抗がん剤について
抗がん剤は増がん剤です。これは専門家であれば皆わかっていることです。 にもかかわらず治療に使い続ける、今の医療について皆さんはどうお考えになられますか?
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- kame-chan
- ベストアンサー率64% (96/148)
呼吸器内科医です。 肺癌は診れますが腫瘍専門医ではありません。 >抗がん剤は増がん剤です。これは専門家であれば皆わかっていることです。 何の専門家でしょうか? 日本には癌の専門家といえる医師は100名足らずです。自称専門家はたくさんいるでしょうが…。 azki1120様は他の質問(癌関連)において「専門家」の医師として回答されていらっしゃいましたが、もちろん癌の治療経験の豊富な癌治療の専門医(だった?)ということですよね。まさか受け売りだけで「抗がん剤は増がん剤」と考えていらっしゃるのでしょうか? 私も抗癌剤で肺癌を完治できるとは思っていません。 しかし、たとえば肺癌であれば半年~1年の延命効果、放射線と併用することでさらに延命は期待できます。ただし、あくまでも延命です。今の医療ではこれが限界です。 抗癌剤を使用しなければお亡くなりになるのが早くなる可能性があります。もちろん何の治療もしないで数年生きた方もいらっしゃいます。もし初めの段階で治療していたら、もっと長生きした可能性もあります。しかし、それは残念ながら誰にもわからないことです。 しかし、No.1の方も回答されているように完治が期待できる癌もあります。質問者様が他の回答で引用している土佐清水病院の丹羽先生も「癌の中でも7~8割は抗癌剤で完治する子供の急性リンパ性白血病、精嚢癌、また、2~3割はうまく抗癌剤でコントロール出来る悪性リンパ腫の患者さんには、患者さんがいくら苦しもうと、治るのですから敢然と使います。」とHPに書いてあります。 抗癌剤で治療するかしないかはどちらがいいかは癌の種類、また個人によっても異なってくると思います。同じ人間で比較できないので大規模臨床試験を実施しているのです。 近年の抗癌剤は嘔吐などの副作用はかなり軽減され、対応についても研究されています。「抗癌剤に負けてしまう」という事態は、20年前はよくあったことでしょうが、最近ではその前に中止するように治療中止基準が定まっています。 癌の専門家に限らず、本当の臨床医であればすべての患者さんに抗癌剤の使用を勧めたりはしません。抗癌剤の「延命の可能性」を統計結果をもとに説明して、使用するしないはご本人、ご家族の判断に任せています。 もちろん我々が使用すべきと考えているときはそのように話しますし、使用すべきでないと考えている場合は、「●●さんの場合は体力的にきついかもしれない…」などと話しています。また使用できない患者さんには「あなたには使用できません」と話します。 抗癌剤を使用すれば、延命または症状改善の可能性があるにもかかわらず、「抗癌剤は増癌剤」と1つの考え方のみを説明して治療の選択肢をうばうことは臨床医のすべきことではありません。
- sik1138
- ベストアンサー率30% (23/76)
「抗ガン剤で殺された」という体験談を読んだことがあります。 なのでわたしも、抗ガン剤の投与については反対です。 しかし、最近は、抗ガン剤を少量投与する癌の「休眠療法」というものが出てきており、これはそれなりに成果を上げているそうです。 なので、従来のような使い方はわたしも反対ですが、しかし使い方によっては益になることもあるようです。
- sodenosita
- ベストアンサー率54% (1291/2359)
もしも質問者や大切な人が、抗がん剤で寛解できる病気になってしまった場合に、「抗がん剤は増がん剤です。これは専門家であれば皆わかっていることです。なので使いません。自然に治るのをまちましょう。もしくは人は必ず死ぬものですから、あなたはここで死んでください。」といわれたらどうでしょうか? これを言えないから、言う気がまったくないから、医者は「今の医療」を続けるのだと思います。
- Lescault
- ベストアンサー率40% (947/2331)
>抗がん剤は増がん剤です。これは専門家であれば皆わかっていることです。 確かに古いところでは米国の国立ガン研究所(NCI)からもそういうレポートが出ていますね。私、製薬会社のものですが(但し今までに含量域の薬剤開発を担当したことはありませんが)、確かに化学療法剤のいくつかは、抗癌作用を示す反面正常細胞にもかなりのダメージを与えますので、俗に言う「ガン(あくまで原発巣の意です)は治りました、でも患者さんは亡くなられました」という状況を作り出してしまう可能性は否定できないものがあると思います。 只、患者さんの状態や癌の種類によっては薬物療法の他に治療法がない(薬物でも限定的な効果しか期待できない、あるいは何をやっても厳しい状況なので腫瘍増悪の可能性が高い侵襲的な治療は施したくない・出来ない場合も含む)際に、それでも何かの治療を望む患者さんあるいはご家族に対して何ができるかと言えば、リスクをとっても薬剤治療を選択せざるを得ないことがあるかもしれません。例えば抗ガン剤によって新たに腫瘍が形成される可能性もありますが、その時期が何時なのか予測はなかなか難しい。だとすれば薬物療法で今ある腫瘍が縮小あるいは消失すること、またそのことによる延命効果や腫瘍が新たに形成されるまでのしばしの間だけでも健康を取り戻すことができるかもしれないわずかな可能性にかけるのは治療の方法としては間違っていないと思うのですが・・・大した薬剤を開発できない医薬品業界にも厳しい課題だとは思います。 お役に立てば幸いです。
- dasuthin
- ベストアンサー率33% (8/24)
でも精巣癌や血液系の癌には非常に重要です。 これらの癌は抗がん剤だけでも治ることがあります。