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地球温暖化による海面上昇

地球温暖化で南極の氷が溶けて海面が上昇するようですが、 温暖化したらその分、海水が蒸発するということはないのですか?

みんなの回答

回答No.8

モルディブの海水準はここ30年間下降傾向にあります。その原因として、インド洋上の北東モンスーンによる蒸発の増大が指摘されています。 New perspectives for the future of the Maldives, Nils-Axel Morner et al., Global and Planetary Change, 40, 177(2004) http://stephenschneider.stanford.edu/Publications/PDF_Papers/MornerEtAl2004.pdf また、無人軽量飛行機を使い、インド洋のモルディブ上空の雲内部の微粒子の濃度や太陽光が大気を暖める効率などの計測が行われています。その研究によると、工場の排ガスなどによる「アジア褐色雲」と呼ばれる大気汚染の影響で、雲が出ている間は、太陽光による大気の加熱が50%以上増加していたことが明らかになったようです。 Warming trends in Asia amplified by brown cloud solar absorption, Veerabhadran Ramanathan et al., Nature 448, 575(2007) http://www.nature.com/nature/journal/v448/n7153/abs/nature06019.html ちなみに、いくつか指摘もされていますが、IPCCによれば南極氷床は十分に低温であるため、温暖化に伴い降雪量が増加し、南極の氷床は増加すると予測されているようです。 「現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。」 IPCC 第4次評価報告書第1作業部会報告書 政策決定者向け要約 http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/index.html 「南極の氷床は、全て融けると海面水位が約65mも上昇するといわれていますが、 21世紀のうちは温暖化で南極大陸上の降雪量が増えるので、南極の氷床はむしろ増加すると予測されています。」 函館海洋気象台 潮汐の知識の解説(3)-- 地球温暖化と海面水位上昇 -- http://www.hakodate-jma.go.jp/ocean/kentyojo/knowledge/knowledge3.html

  • lanccet2
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回答No.7

他の方もおっしゃっている通り、蒸発しても、空気が水蒸気を保てなくなるとやがて雨になって落ちてきます。ですから、影響するのは蒸発量ではなく、「空気が貯えることのできる水蒸気の量」です。 ある地点で、上空の空気が貯えることのできる水蒸気の量はどの程度だか知っていますか?多いところでも、たかだか100ミリくらいです。つまり、地球の空気が貯えている水蒸気を全部水に変えても、高さ10センチにもならないということです。 仮に温暖化が起こって、空気が貯える水蒸気の量が2倍になったとしましょう。それでも100ミリが200ミリになるだけですから、海面の高さが10cm低くなる効果しかありません。 問題となっている海面上昇は、数十センチ~数メートルですから、蒸発の効果は海面上昇にあまり影響しないと考えて良いでしょう。

  • 10ken16
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回答No.6

蒸発量や降水量は若干増えるでしょうが、 氷として存在する水の量に比べたら 微々たるものです。 ちなみに、温暖化の影響は、 赤道付近では小さいものの 極地では非常に大きくなります。 極地では降水で供給される氷より 海に流出する氷の方が多くなるでしょう。 極地の降水量は、内陸で70mm、海岸で170mm程度と 極めて少なく、海岸部での流出量が少し増えれば 氷に覆われた領域は簡単に後退します。 (実際、氷河はどんどん後退しています) また、単純に氷の量という観点では 北極の氷の量が極端に少なくなっていることが ニュースでも取りあげられていました。

  • trot
  • ベストアンサー率38% (17/44)
回答No.5

氷は0℃を境に溶け出します。数度の差で溶解を開始する氷の容積は広範囲に及ぶでしょう。しかし、海水の蒸発する速度は、例えば20℃から25℃に上昇したところではあまり差がありません。もし、海水温が96℃から101℃に変わったのでしたら、沸騰を開始するため蒸発速度は劇的に変わりますが。 #海水の蒸発する速度についてのヒントは、次を参照。100℃では、水の蒸気圧は大気圧を超えることに留意。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B8%E6%B0%97%E5%9C%A7 海面は、すぐにはあまり上昇しないと思いますよ。#3で回答された方と似た意見です。 しかし、世界的な異常気象を目の当たりにすると、背筋の凍る思いがします。私が何度か訪れているある氷河では、年を追うごとに氷河の端が山側へと移動しています。近くの村では、10年ほど前は「気温が25℃を超えることなんて滅多に無いし、超えたら異常気象だよ」、なんて言っていたのに、ここ2,3年は35℃を超える日が続きます。冬に、雪の無い地面の上に白い体毛に変わったウサギを見たときは、全く保護色として機能していないその色はマヌケに見えたと同時に、とても悲しく思えました。 日本ではあまり影響が出ていないためか、実感されている方が少ないのは残念に思います。

回答No.4

私が本当に腹が立つのは温暖化であろうがなんだろうが確実にアメリカナイズされた金銭経済主義によって人間が地球環境を壊し、取り返しのつかない事になっているのは事実である、という事。それなのに、難癖をつけて、環境保護運動、意識に反感を持つ馬鹿が多い事である。 確かに、地球温暖化がメディアで取り上げられる時、信憑性のない情報や、嘘の情報もあるかもしれない。 しかし、だからといって、我々おろかな人間の環境破壊が許されるものでも正当化されるものではない。 だから実際に海面が上昇しようがしなかろうがそんな事はどうでもいい。大事なのは、明らかに環境を破壊し続けている人間が「悪い」という事だ。

  • chiezo2005
  • ベストアンサー率41% (634/1537)
回答No.3

多少そのようなことは起こりますが, 以下のURLにあるように 大気にある水分はたったの0.0009%です。 大気から循環してくる湖沼,河川水を入れても0.01% 一方,南極の氷などは2.1%あります。 したがって,多少温度が上昇して,海水からの蒸発量が増えたとしても大気中に維持できる分は高が知れていて,すぐに雨になって海にもどってしまうと思われます。

参考URL:
http://www.chikyu.ac.jp/shiraiwa/glaciology/Sharibari.htm
  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.2

 蒸発が増えると降雨も増えますから、差し引きゼロになるのではないでしょうか。ただ、温暖化で南極の氷が溶け、それが海面上昇を引き起こすというのはとんでもない誤りです。  真実はこうです。南極が温暖化すると言ってもそれは摂氏数度の範囲です。南極の気温は年間を通じて殆ど氷点下であり、数度上がって降水が雪から雨になることはまず考えられません。また、気温があがると御指摘のように降水量が増えることは確かです。そうすると南極の氷が分厚くなりますよね。すると海面が低下するという結果になるではありませんか。  それでも氷が溶け出しているという指摘があります。しかしそれは噴飯モノの指摘です。氷が溶け出しているのは南極大陸の縁でそれは線です。一方氷が分厚くなるのは大陸全体という面です。どちらが優勢になるかは明々白々ですよね。  こういうくだらないデマが温暖化の危機を増幅しているという事実は誰も指摘しませんよね。  海面の上昇も日本の潮位計測は厳密なことでは世界的に定評がありますが、それを見ても海面上昇は今のところ全く起きておらず、それは世界各国が同じ結果を報告しています。あまりオオカミが来るぞという脅しには乗らない方がいいですよ。

  • Baltic
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回答No.1

 確かに暖かくなると、蒸発量は増えると思いますが、 その分雨も増えますし。  氷が溶けた分が雲になって、海面が上がらないとは 考えにくいかなと思います。