超純水の洗浄(脱脂)の能力(?)について
切削加工した金属材料表面に付着した有機物(切削液や指紋など)を洗浄するようなケースで、超純水(ハングリーウォーター)を用いた場合のその「処理能力」(こう言ってよければ)について、どのように考えればよいか、何かご存知のことがありましたらお教えください。
疑問としていることは以下のようなことになります。
- 有機溶媒などであらかじめ洗浄することなく、超純水のみで清浄な表面が得られるか
- 有機溶媒による洗浄の程度と同じくらい、もしくはそれを幾分上回る程度、の清浄な状態をつくりだすとして、実際に超純水を利用しているケースがあるか
洗浄(それほど要求のシビアでないくらいにクリーンにできる)の選択肢として、「超純水」が「有機溶媒」の*代用*となり得るか、はかりかねています。
以下余談ですが(背景として)、
(例えば表面分析に適用できる程度に洗浄した)金属試料の前処理について、あるところから、アセトンを利用しなくても超純水のほうが綺麗になる(...からそちらを検討するように ; アセトン類は -品質の要求としてではなく- 管理の都合上使ってほしくないらしい)、という意見が出され現在調べているところです。この際、設備や維持管理、工程といったことは度外視しています。
必ずしも"精密"である必要はないのですが, 10年以上も前の資料(*)も参照してみた上で」, 現状に変更があるのかどうか...
* 平塚ほか編「最適精密洗浄技術」p.82(テクノシステム)
お礼
どうもありがとうございます。 王水を使う理由は、ご推察のとおりで金属を取り除くためです。 あと、カリやソーダが残留しては困ることもあるのでアルカリは使わないでいるんですよ。