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プロテインの吸収の謎??
謎1:プロテインはアミノ酸に分解されて、吸収されますよね。そうならば、コラーゲンなどを飲んでも、ほかのタンパク質を摂取する場合とさして違いがないように思われます。 しかも、人は、アミノ酸を他のアミノ酸に作りかえる酵素も持ってますよね? 肌のハリがコラーゲンによるものだとしても、コラーゲンを摂取することに、特別な意味はあるのか? 謎2:1と似てます。タンパク質の合成は、DNAへ別のタンパクが働きかけることで、タンパク質の情報が読み取られ、合成されるんですかね??そうだとすると、結局タンパク質の合成を促したいならばどうすればよいのやら。口から摂取して吸収されたのと同じ、蛋白質が合成されるわけではないのだから、摂取するタンパク質など、完全タンパク質の牛肉を食べて入ればいい気もしてしまいます・・・
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- RKY
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1.おっしゃるようにコラーゲンの材料となるアミノ酸の供給さえできれば何を食べても良いのですが、コラーゲンは他のタンパク質と組成が大きく異なっています。チロシンやトリプトファンがほとんど含まれず、グリシンとプロリンが多く含まれています。また、コラーゲンは人間の全タンパク質の3割以上を占めると言われており、大量に合成する必要があります。だから、コラーゲンを摂取すれば、材料となるグリシンとプロリンを、他の食物(肉など)より効率よく取り込めると言われています。 2.タンパク質の情報は、元々全てDNAが持っています。タンパク質の情報をDNAに読み取る機構は持っていません。(人工的にでも、これができたらノーベル賞だと思う) DNAから伝令RNAというものが作られ(転写)いくつかの段階を経た後にタンパクが合成されるのですが、タンパク質の合成量を調節する機構は、この伝令RNAの合成量を調節するというのが主なようです。これはタンパク質(食べたものだけでなく、他の遺伝子から合成されたものの場合もあります)だけではなく化学物質(薬や環境汚染物質など)や温度等いろいろなことがRNA合成に影響を与えることが知られています。 私は医者ではないので医学的に正しいかどうかわかりませんが、偏らない普通の食事をしていれば必要なタンパク質はきちんと合成されると思います(病気の場合は別です)。ただし、コラーゲンは大量に合成する必要があることと材料のアミノ酸がなかなかとりこめないということで、現代人の食生活では不足しがちらしいです。だから気をつけて摂取すればそれなりの効果が見られることもあるかと思います。