私は中1の頃にバスケ部に所属し、半年足らずで退部の選択肢を選んだクチです。入部動機は、小学校の休み時間や放課後に皆と楽しくバスケをするのが好きだったから。中学校でもそのノリで、友達が大勢バスケ部を選んだこともあって、入部しました。「バスケを通じて友達と遊ぶ」というべきか。
しかし、中学では遊びではなく練習で、レギュラー争いや筋トレ、日曜日の練習と他校試合が続き、「楽しい」よりも、「きつい」「休みがない」「自分の時間が無い」の感情が勝りました。それに、部員はバスケのプロ選手や技の話題ばかりで、私にはついていけませんでしたね;
他に、私自身、勉学(塾)に時間をかけたかったこと、ゲームや読書に関心が向いていたこともあって、嫌になって辞めました。顧問からは、継続しなかったことに「情けない」と嘆かれましたが、勉学に専念し、希望の進学校に行けたこと、また自分の趣味に没頭し、部活も時間拘束の緩い文化部に入部し直したので、今でも後悔はしていません。
体を動かすことは嫌いではなかったので、カンフー映画を観ていましたから、「こんな動きをしてみたい」と自宅で真似てみて、そんな動機で大学では体育会の拳法部に入部しました。中学の頃よりも練習はハードでしたが、面白かったので何とかやり遂げ、現在でも個人練習しています。
長くなりましたが、私の経験から「頑張れる方法」のアドバイスの一つとしては、「何かしらの憧れ(“欲望”でもいいか)のイメージを持つこと」でしょうか。
例えば、「あんなプロ選手になりたい」「優勝したい」のイメージは一種の憧れであり、目標です。私の後輩には「異性にもてたい」という不純な(?)動機で、理想のボディに近づけるため、女性が寄って来ることを信じて、練習を続けていました。これも立派な理想の描き方です。
つまり、一度、入部した動機や目的を思い返して、それに満足しているか、叶えられているか、今その過程はどうか、を考えてみるといいでしょう。それは長く続ける理由にもなります。
また、正直なところ、「嫌い」から「面白い」へ切り替えるのはかなり難しいです。心底嫌になった場合、退部を考えることもある意味、勇気ある行動だと思います。部活を通じて学び得る忍耐や達成感は確かにありますが、自分を無理に押し殺してまで続けるよりも、自分に素直な選択を選ぶことも必要だ、と私は思いますよ。中学生であれば、たとえ後悔することがあっても、それをバネに再度挑戦することだってできるのですからね。
「継続は力なり」とは言いますが、その継続する理由がなくなってしまえば、それまでです。俗に言う、「目標を持て」です。何だか、ありきたりな回答ですが、元・教師からです。
お礼
逃げちゃってもいいと言ってもらえると、それはそれで気持ちが楽になります。 同じ思いの人が居ると気付けただけで嬉しいです。 ありがとうございました。