> 小学校で習った計算方法だと絶対に負の数にならないはずですよね。
その通りです。実数(現実に存在する数のことをそう言います)の範囲だけで考えれば、マイナスの値にならないことは明白です。
> 高校や大学に行くと理由が分かるんですか?
実は高校の数学でも、実数の範囲しか扱いません。なので高校数学が理解できても、この式は理解できません。大学(但し理系の学部)では実数の範囲ではない数「複素数」(に関する数学、難しい言葉で「複素関数論」と言います)を習いますので、物分りのいい人は理解できますが、理解できない人も居ます。※私は理解できないほうの一人でした。
で、この複素数について少し説明したいと思います。複素数とは、実数(現実に存在する数)と虚数(現実には存在しない数)を足した数字です。現実に存在しない数と言うのは分かりにくいと思いますが、中学の数学では2次方程式を習うと思います。その例題を考えることにします。
2次方程式
x^2(xの2乗) - 2 = 0
習えば分かりますが、答えは x=±√2 ですね。では、次の方程式の答えはいくつになるでしょうか。
x^2 + 2 = 0
中学の数学では、答えは無い、と習うはずです。ですがこれは、実数の範囲に答えが無いだけで、現実には存在しない「虚数」というところに答えがあります。仮にこの虚数を i=√-1 (このiを「虚数単位」と言います)とすると、上記の方程式の答えは、x=±√2i となります。
「なぜ虚数を使うのか」と疑問に感じられるかも知れませんが、その方が数学上都合が良い(簡単に計算できる)からです。ピンとこないかもしれませんが、まあそういうものだと思ってください。
中学の数学ではこの辺りが限界だと思いますので、ここらで止めておきます。あとは皆さんが書かれている通りですが、私はこれらの回答を理解するためのキーワードを挙げるにとどめます。
・ゼータ関数 (リーマン・ゼータ関数)
・正則関数 (単に「正則関数」と言う場合は、複素数の関数を指します)
・解析接続 (これが「1+2+3+4+5+6+7...=-1/12」を理解するための最も重要な考え方です)
・有理型関数 (あくまで「複素数の有利型関数」です。その辺は誤解なきよう)
・特異点
・多項式関数 (あくまで「複素数の多項式関数」です。その辺は誤解なきよう)
これらのキーワードは Wikipedia などで調べることができますが、普通の中学生ではまず理解できないと思います。新学期が始まったら、数学の先生に聞いてみるのがテかも知れません。もっとも「高校受験はおろか、大学受験にも出ない」と言われて逃げられる可能性が高いですが(笑)。
お礼
ありがとうございました。 それは無いと思います。 数学者の特集でしたから。