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民主党はどうやって衆院解散を実現するの?
今回の参院選で与党が大惨敗を喫しました。 これを受けて、次期衆院選が取りざたされています。 しかし、参院で第一党となった民主党に、衆院解散を実現する手立てはあるのでしょうか? 私が憲法を見るに、衆院解散は次のとおり。 他に手立てはあるのでしょうか? (1)憲法69条に定められている、衆院による内閣不信任案可決。 (2)憲法7条に定められている、天皇の国事行為による衆院解散。
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No1です。お礼ありがとうございます。 >法案否決や問責決議で内閣を追い込み、憲法7条による衆院解散を内閣に余儀なくさせるというシナリオですね。 法案否決とはまた別のシナリオです。 法案を参議院で否決するというシナリオもありますが、参議院で法案の審議を長引かせて採決自体をせず、会期内に成立させないというシナリオも考えられます。会期不継続の原則があり、会期内に成立しない法案は基本的に廃案になってしまうためです。 つまり、その気になれば自民党が3分の2を衆議院で維持していようと法案を自由に可決できなくなります。与野党の合意がより進んだ形で法案が通るか、廃案になるかのどちらかだと思います。ただ、機能麻痺を上手く自民党が突けば、民主党を中心とする野党のイメージを低下させることも可能だと思うので、実際に参議院で時間稼ぎをして廃案にするという戦略を多用するかは分かりません。
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- komimasaH
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参議院で否決されても、衆議院に差し戻し、3分の2の賛成票で とおるそうです。(テレビでやってました。) 44回衆議院選挙の結果、自民党の議決数は70%です。 (与党327、野党135)したがって、成立は可能です。 不信任決議案を野党が出したとき、 ・公明党が不信任にまわる ・自民党の一部派閥が不信任に回る などの政界再編によるしかないのでは。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、憲法59条に衆院での3分2の賛成による再可決が規定されていますね。
- big0822
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今回の大敗で、参議院議長や常任委員長を民主党に抑えられることになります。 参議院ではおそらく法案は会期終了まで否決すらされず(法案は会期内に成立させないと基本的に廃案となります)、与党と野党が妥協する形でしか法案が通らなくなります。 さらに、参議院で首相や国務大臣に対しての問責決議が乱発されることになると思います。これは内閣不信任決議とは違い法的拘束力はありませんが、この決議の可決によって辞職に追い込まれたケースもあります。 これらによって、国会の機能は麻痺します。内閣が衆議院を解散することになる可能性はあります。 内閣の自由な衆院解散権は解釈によって得られるものです。7条を根拠とする説と69条を根拠とする説両方ありますが、政府は7条に基づく解散権を行使しているようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 法律的には、憲法7条と69条の二つという理解でいいわけですね。 法案否決や問責決議で内閣を追い込み、憲法7条による衆院解散を内閣に余儀なくさせるというシナリオですね。
お礼
再三のご回答ありがとうございます。 否決よりも廃案ですね。 私も、民主党が無軌道な参院運営をすると、民主党のイメージダウンになると思います。 ですから、これからの参院の審議は、民主党が政権を取るに足る政党かどうかを占う試金石になると思います。