原発事故での爆発は原爆のようにはならないでしょう。
原爆は爆弾ですから、一気に爆発します。原発事故の場合は火事が燃え上がるようになるのではないかと思われます。
その過程は次のようになるのではないでしょうか。
1、原子炉の一次冷却水の大半が流失する。または制御棒の殆どが抜ける。
2、原子炉の加熱、又は暴走となって1000℃を越える。
3、周囲に残っていた冷却水がその高温で蒸発し、原子炉や原子炉建屋に充満する。
4、屋内の蒸気圧力が高まり、原子炉・原子炉建屋を爆発的に吹き飛ばす。
結果として原爆の一都市を破砕するような爆発ではなく、町なら数町内を吹き飛ばす程度(先般の温泉ガス爆発よりはでかい)が原子炉事故での爆発規模と考えます。
ところがー、爆発の規模は小さくても“放射性物質”が周囲一帯に飛び散ります。これが“チェルノブイリの再現”と危ぶまれているものです。
こうなると、その時に風下になった広範囲な地域は数十年にわたって放射線障害に見舞われます。特に乳幼児や年少者のガン患者が急増するでしょう。
この点は原爆と似たようなものです。詳しくは参考URLをご覧ください。知っていると知らないでは、危惧が現実となった場合の生き残りに大きな差ができると思っています。