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原発事故
柏崎原発の事故がありましたが、もし原発が爆発すれば、原爆と同じような威力があるのでしょうか。
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原発事故での爆発は原爆のようにはならないでしょう。 原爆は爆弾ですから、一気に爆発します。原発事故の場合は火事が燃え上がるようになるのではないかと思われます。 その過程は次のようになるのではないでしょうか。 1、原子炉の一次冷却水の大半が流失する。または制御棒の殆どが抜ける。 2、原子炉の加熱、又は暴走となって1000℃を越える。 3、周囲に残っていた冷却水がその高温で蒸発し、原子炉や原子炉建屋に充満する。 4、屋内の蒸気圧力が高まり、原子炉・原子炉建屋を爆発的に吹き飛ばす。 結果として原爆の一都市を破砕するような爆発ではなく、町なら数町内を吹き飛ばす程度(先般の温泉ガス爆発よりはでかい)が原子炉事故での爆発規模と考えます。 ところがー、爆発の規模は小さくても“放射性物質”が周囲一帯に飛び散ります。これが“チェルノブイリの再現”と危ぶまれているものです。 こうなると、その時に風下になった広範囲な地域は数十年にわたって放射線障害に見舞われます。特に乳幼児や年少者のガン患者が急増するでしょう。 この点は原爆と似たようなものです。詳しくは参考URLをご覧ください。知っていると知らないでは、危惧が現実となった場合の生き残りに大きな差ができると思っています。
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- a-saitoh
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ANo.3にちょっと補足。 国際原子力事象評価尺度というものがあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6 レベル4以上が事故、レベル3までが「事象/event」と呼ばれます。 4 事業所外への大きなリスクを伴わない事故 3 重大な異常事象 放射性物質の極めて少量の外部放出:法定限度の10分の1を超える程度(10分の数ミリシーベルト)の公衆被ばく 2 異常事象 今回の柏崎原発の地震に伴って起きたものは、現在判っているところではレベル2の事象かレベル3の事象になるとおもいます。そういう意味で、「事故ではない」 レベル4事故「原子炉の炉心や放射性物質障壁のかなりの損傷」 が起きているかどうかは、例の壊れたクレーンを修理して中をのぞいてみないと判りませんけど。ちゃんと制御棒が動いて停止しているところからすると、炉心はそれほど酷く壊れては居なさそうですが。
あれは事故ではありません。 地震によって発電所の一部の機器に破損が生じ、そのため 放射性物質がほんの僅か漏れたにすぎません。その結果が 周辺に影響を与えなかったのは、既に報道されている通り です。 あの大きな地震に対しても、7基の原子炉が全て緊急停止し、 原子炉の核的事故は避けられました。 原発の爆発はチェルノブイル発電所で起こったのはご存知 でしょう。核的事故(制御不能な核反応の昂進)で原因は 人為ミスでした。その結果は、核反応に伴う放射線が直接 影響を及ぼすものではありませんでしたが、原爆を遥かに 上回る膨大な量の放射性物質の飛散が起こりました。 これは、原子炉が建物の中に収められており、直接放射線 が遮られたためであり、また、原子炉内に閉じ込められて いた多量の放射性物質(いわゆる死の灰)の大部分が放出 されたためです。 何を以って「威力」と呼ぶかによって評価結果は変わって きます。
- a-saitoh
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原子炉は燃料の濃縮が薄いので核爆発はできません。 核爆発は起きませんが、条件によっては水蒸気爆発は起きる可能性がありますね。 炉心から水が無くなって燃料が溶けて池になったところに、一気に水を入れてしまったとかいう操作ミスがあれば起こるかも。 どっちにしても同じウラン量の原爆の威力と比べると「爆発の威力は」たいしたことないです。 チェルノブイリだって、放射性物質での害は大きかったけど爆破の威力そのものは大きくありませんでした。問題の原子炉の建屋は形が残ってましたし。 広島型原爆は確か空中500mで爆発したのに、原爆ドームをあんなふうにぼろぼろにしています。