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「ざわり」という表現
「舌ざわり」「歯ざわり」「口ざわり」等の言葉を聞く度に気になってしまいます。 食感を表現する際に使われる言葉なので 書くと[触り]なのでしょうか? でも「ざわり」と言われると 「耳ざわり」=[耳障り]=支障(不愉快) このようなイメージになってしまい 折角の美味しそうな食べ物の魅力が半減。 同じような または納得させて頂けるようなご意見をお持ちの方に ご意見を頂ければ幸いです。
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個人的な言葉に対する感じ方ですが、「舌ざわり」とか「耳ざわり」というのは聞きますが、「歯ざわり」とか「口ざわり」というのは聞きません。あるいはそういう表現もあるのかも知れませんが、「口あたり」とか「歯あたり」というのは知っています。 「舌ざわり」は、「舌触り」だけだと思いますし、「耳ざわり」は、「耳障り」だけだと思います。あと、「目ざわり」は、「目障り」だけだと思います。 古語辞典で見ると、辞典が小さいためかも知れませんが、「さはり」には、「障り」があり、「触り」は、現代語でいう「触る」の名詞形とは少し意味が違います。 古語だと、「触り」は、浄瑠璃などのもっとも感動的な,心を動かせる場面などの意味で、また、座興とか慰みなどの意味があります。 古語では、「さはり」というのは、確かに「接触」の意味ですが、ニュートラルな接触ではなく、否定的なものか、感動的なものか、感情を強く動かす接触の意味になっています。 動詞の「さはる」は、否定的な意味が主です。「あいつの態度が、気にさわる」と現代語で言えば、単に「気に接触する」というだけでなく、感情的に否定的に接触があるということになります。 「耳ざわりの良い言葉」というのは、ありそうな感じですが、ないのではないかと思います。この場合、「耳に快い言葉」とだけ言うと思います。 わたしの見解は最初に述べたように、「歯ざわり」とか「口ざわり」などという表現は、本来なかったはずだということです。「舌ざわり」だけが多分あり、これは「触り」だけで、「障り」はないということ、また、「耳障り」「気障り」「目障り」は、「障り」だけで、「触り」はないのではないかと思います。 「触」が,現代語の「触る・触れる」の意味だとは思いますが、古語では、「さはる」というと、上に述べたように、強い感情反応を引き起こす「接触」で、現代語のニュートラルな接触ではないということです。 「舌触り」を例外として(「手触り」もありますが)、「口ざわり」や「歯ざわり」という表現にすると、「口に障る」「歯に障る」で、「耳障り」と同じ、不愉快なニュアンスになるのだということです。つまり、「口ざわり」や「歯ざわり」だと、「障り」に響いて当然だとも思えるのです。 「舌触り」「手触り」は、「触り」ですが、これは、実際に「触れています」。それに対し、「耳ざわり」「気ざわり」「目ざわり」は、直接に触れているというより、接触の比喩的な言い方になっています。 端的に「触れる」ことではなく「触れる」ことで引き起こされる、「感情などの(否定的な)強い印象」を表している言葉に思えます。 「舌」や「手」は、実際にものに触れると、それなりの色々な感覚が生じます。しかし、口にものを触れるとか、歯にものを触れるとか、微妙な色々な感覚が生じるかというと、舌ざわりや手触りに比べると、生じないように思えます。 歯当たりとか、口当たりというのは、もっと大まかな感覚で、ものが「ぶつかって」生じる感覚のようだとも言えます。歯当たりが良いとか、口当たりが良いとは言っても、歯ざわりが良いとか、口ざわりが良いとは、元々言わないので、歯ざわり、口ざわりというと、「障り」の方の意味にしか、捉えられないというのが、快くない語感の理由だと思います。
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- Singollo
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『触り』は『接触、感触』という意味の名詞 『障り』は『不都合』を表す名詞 『…障り』は『…で知覚して不快な』という意味の形容動詞の語幹(従って『…障りのいい/悪い』は誤用)です もともと、中国から『触』、『障』が入ってきたとき、日本語に『さわり』しかなかったので両方の漢字に流用してしまった、ということではないでしょうか
お礼
有り難うございます。 日本語は面白いですね。 今回 初めて【教えて!goo】を利用させて頂き 皆さんのご意見を伺えて楽しかったですし とても為になりました。 質問を終了するタイミングがよく分からないのですが 今から締め切りの作業をしようと思っています。 ご回答くださった6名の方 本当に有り難うございました。
「みみざわり」も「したざわり」も、和語です。もともとは、この発音しかなかったところへ、漢字が輸入されたため、あとで漢字を当てはめたのだと思います。 「さわり」は、すでに回答があるように、二つの意味を持ちます。みみざわりがよいのもあれば、わるいのもあるからです。
お礼
有り難うございます。 漢字を当てはめたなどという昔のところまでは考えてもみませんでした。 深く探ってみるのも面白いですね。
舌触りなどの「さわり」はさわる、触れるの意味ですが、同時にそのときの感じ(感触)を表すと思います。従って「さわり」そのものには何の感じも味もありません。全て良いか、悪いか、快感か、不快か、おいしいか、まずいか等の「感じ」を付け加えない限り、意味が分からなくなります。 この浴衣は肌触りが良い。 この音は耳ざわりが良くない。 手触りだけでは固い感じ。(まずい感じだ) いい手触りだ。 あの手触りにはゾッとした。 「さわり」という単語そのものに特定のイメージを持つのは個人の経験(体験)に原因があると思われますが、普遍的なものではないでしょう。
お礼
有り難うございます。 「肌触り」「手触り」…ハイ!確かに感触ですね。 でも[舌]は物に触れた際の感覚が直でありますけど [歯]では感触というより「噛む」事による感覚なのでしょうね。 特定のイメージ。。。なるほど確かにそのようです。
- nyozegamon
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「耳ざわり」にも「耳触り」と「耳障り」があり、前者は単に聴いたときの感じですが、後者の方は不快なものに使われます。 ちなみに「におい」は「匂い」「臭い」と書きますが、不快な場合は後者の表記が多いです。
お礼
有り難うございます。 No.1でもご回答頂きましたが「耳触り」という言葉もあるんですね。 ちなみに家の辞典には載っておらず PCでも[みみざわり]を変換すると「耳障り」だけでした。 あと確かに[におい]はそうですよね。
- Hageoyadi
- ベストアンサー率40% (3145/7860)
耳ざわりには「差し障り」のさわりが意味されるのではないでしょうか。 舌も歯も口も肌も「障り」が含まれることは無いようですので「触り」でしょう。 で、今さっき女房を「触り」ましたが、気に「障った」ようで、口を利いてくれません。
お礼
アハハハハハハ(^o^) ご回答を頂いて大爆笑は不謹慎か!!! お幸せにお暮らしくださいませ♪ 実はウチもそんな感じなのですよ(笑)
- a-kuma
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質問にある「みみざわり」ですが、二つあります。 「耳障り」と「耳触り」です(手元の、大辞林で確認)。 音は一緒でも、片方には「不快な」という意味が入っています。 日本語には、同音異義語というものがありますから、こればっかりは 仕方ないかも。 # 辞書に載っていても、納得できないものは、納得できないですよね
お礼
わぉ~♪有り難うございます! 実は私 初めての質問だったのですけど「アッ!」と言う間に 色々ご意見を頂けて 実際のところ対応に戸惑っております(笑) 最初にお応えくださったa-kumaさん・・・えっ!アクマ!? ま イイ悪魔さんですよね!私にとってはそうです。 納得できないものは納得できない! だから皆さんのご意見とか感覚をお伺いしたかったのです。
お礼
おっと! 締め切ろうと思っていたら ご回答頂いていましたね。 有り難うございます。 今 ざっとで申し訳ないのですが 読ませて頂きました。 私が思っていた事と同じようなご意見ととらえて間違い無いですよね。 勇気リンリンです♪←大袈裟ですみません。 でも今回 本当に視野が広がったという思いで 皆様には感謝致します。