経済の活性化の圧倒的な原動力となるのは新産業が自国から発生することです。90年代のアメリカ復活の姿をみれば一目瞭然です。
だからマーケットの拡大が見込まれている産業や新産業への可能性を持った技術開発や研究への資金投入を渋っていてはどんどん悪循環に陥って行く。公共授業抑制として資金投入を絞ったりしている現状はダメダメで、どんどん弱くなる。だから前提として大幅縮小ではなく、資金移動でなくてはいけない。民営化万能論というのは頭の弱い人を利用した権益潰しの道具に使われているプロパガンダの一種。民間は一時的に利益を増すとすべて幹部がそれを吸い取ってしまい、監視もない民営既得権益という一番たちのわるい事をするので万能ではない。だから民営にするのではなく、民間と競わせるという前提にするのが一番。
例えば、これまで高速道路をバンバン作ってきた事で、多くの技術開発が行われ鉄工や土建機器、建設機器企業が日本では育ってきた。だから小松のような圧倒的な世界シェアを持つ土建機器企業もでてくる。国家間の橋渡しが上手く行かなかった分、出遅れている面はあるが、世界には土木建築という超超巨大マーケットが存在している。政治の暴走でジャブジャブな資金が流れできてしまった事と一部の高級官僚悪政説をセットにして民営化万能論を信仰していては、活性化どころか柱のない地震で簡単倒壊してしまう家になるだけでしょう。