与党や保守野党の防衛政策は？

質問

以前、社民党や共産党の防衛政策についての質問をしましたが、はっきりいって与党や保守野党についても、具体的な防衛のプランを聞いたことが、無いような気がします。
勿論、防衛庁には三矢研究以降も、なんらかのプランがあるとは思います。当然その全てを明らかにはできないのでしょう。
しかし政党にも、独自の防衛プランがあって、それを大いに議論しても良いと思うのです。直接反映されるというのでなくとも、それが防衛庁のプランに間接的にでも反映されるのであれば意味のあることです。
社民党や共産党はあまり期待ができませんが、与党や保守野党は当然そのような防衛プランを持っていてもおかしくはないと思います。実際のところはどうなのでしょうか。

回答No.2

NAATAN

各政党のＨＰを見てました。以下にその内容と私の感想をご紹介します。
（１） 自由民主党
　　党大会での運動方針には、テロ対策に全力を挙げること、米国と緊密に連携すること等が挙げられています。ただ、国家として確固たる防衛政策があるかというと、余りそんな具体策はなく、今まで通り米国追従の政策という印象は否めません。
参考URL: http://www.jimin.jp/jimin/jimin/toutaikai68/housin4.html
（２） 民主党
　　基本政策に他の与党と同じように、日米安保条約の堅持と、国連平和維持活動への積極参加を謳っています。この辺は自民党や民社党出身者に配慮しているようですが、その一方で、「専守防衛」や「非核３原則」といった言葉も盛り込んでおり、これは、社会党出身者に配慮したものと思われます。
参考URL: http://www.dpj.or.jp/seisaku/kihon/seisaku.html
（３） 自由党
　　さすがは小沢一郎さんの党という感じで、「安全保障基本法(案)」と言うものを作り、かなり具体的に安全保障政策の方針を示しています。
基本的には、小沢さんがいた頃の自民党の政策と大差はないと思われます。
参考ＵＲＬ：http://www.jiyuto.or.jp/JPN/our_policy/law/law_020515_anze.html
（４） 保守党
　　綱領を見たのですが、防衛政策だけではなく、全ての政策が抽象的で良く分かりません。参考までに下記ＵＲＬの４月１２日付「武力攻撃事態法等の承認な（「承認に」の間違いですね。）当たって」をご覧ください。
参考ＵＲＬ：http://www.hoshutoh.com/seisaku2002-zenki.htm
（５） 公明党
恐らく以下の提言等に基いて防衛政策が決められていると思います。
池田ＳＧＩ名誉会長の国連での提言の参考ＵＲＬ
http://www.sokagakkai.or.jp/sokanet/HBK/Ikeda-Daisaku/gunsyuku.html
尚、参考までに、党の表向きのの政策を挙げておきます。
以下のＵＲＬの「政策と実績＞重点政策（第３回党大会より）」を見てみると、日米安保条約を基盤にして、憲法の範囲内で国際貢献を行っていくと言うことみたいです。
参考ＵＲＬ：http://www.komei.or.jp/

以上、調べて見ましたが、基本的には綿々と受け継がれてきた防衛政策に加え、米国の顔色を伺いながらということで、各党大きな違いは無いように思われます。

回答No.1

rakufu

防衛プランの策定には外交のしっかりとしたプランがなければなりません。少なくとも国対国の戦争状態を想定するならばそれに見合った外交的プランがなければならないと考えます。はっきり言ってこの段階での防衛政策議論は無意義に終わる公算が私見としては大であると思います。
さてここで外交について明確なプランをもった政党があるのかということですが、私にはそれは良く分かりません。しかし、私のような一般市民に分からないこと自体も問題であるともいえます。私はそれよりも現在の日本外交の破綻は早急に改善すべき事柄のように感じています。これは外交をほったらかしにしてきた日本政治全体の問題で、そのために防衛政策議論が戦争賛否のイデオロギー的議論にしかならない原因と考えています。
実態はその議論が無意義になってしまうほどに杜撰です。正常な外交回復なしには国防の議論すらままならないということです。もし外交が正常に政治的関係を調整できるようになったら、そのときこそ大いに防衛政策や戦争自体に対する議論もできるというものです。戦争の回避も外交によってしか事実上には困難ですから。
そういった意味で外交という日本政治全体の失態をも解決がなされていない現状においては私見ですが防衛政策などは望むべくもないといったところでしょうか。