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オール電化住宅の幹線
電気工事士を目指しているものです。 先日、知人宅がオール電化住宅を新築するとの事で良い機会だと思い勉強しております。 場所は東京電力管内で建築延べ床面積95平米になります。 質問(1) 幹線の太さと主幹を決める時に電気機器の総容量を求めますがエアコンの電流値は運転電流、始動電流、最大電流のどれを使いますか 質問(2) エアコンの電流値が最大電流を使用した場合、以下の総容量になります。この場合、幹線の太さがCVTの14SQと主幹の容量75Aで大丈夫でしょうか。 ●エコキュート 22.5A ●IHヒーター 29A ●エアコン 15Ax5箇所=75A ●浴室乾燥機 14.3A ●洗濯乾燥機 14.5A ●オーブンレンジ14.5A ●炊飯器 14A ●食洗機 12A ●温水便座 13Ax2台=26A ●電気床暖房 25A 総容量 246.8A よろしくお願いします。
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引込口配線の選定 http://www.tepco.co.jp/service/custom/koujiten/sumai/kaden12-j.html 上記URLの第4表によると、95平米では主開閉器50Aで足りてしまいます。 実際、75Aの主開閉器で契約すると契約容量が15kVA(電化上手契約で基本料金3,465円)になります。 主開閉器50Aなら契約容量10kVA(電化上手契約で基本料金2,100円)で済みますので、基本料金節約のためにも10kVAか12kVA位の契約が良いのではないかと思います。 東京電力 電化上手 http://www.tepco.co.jp/e-rates/custom/gokatei/denka/index-j.html 主開閉器容量を決める際は、お使いになる知人様の生活の中でどの家電を同時に使う可能性があるか?という事を確認して考えられると無駄なく契約容量が決められると思います。 また、一番上URLの第6図の様に主開閉器の手前で分岐させて接続した場合、契約容量算定の際にエコキュートの容量を0.1倍で計算する事ができます。 例えば、主開閉器50A(10kVA)、エコキュート消費電力2kWの場合、 10k+2k×0.1=10.2k(四捨五入)→10kVA契約。 よって、主開閉器の手前で分岐させる接続方法が、電灯やコンセントの他にエコキュートが使えるため、お奨めです。 最後に個人的なお奨めとしては、 (1)リミッタースペース付きの分電盤にして、漏電遮断器を60Aにし、リミッタースペースに契約用の主開閉器50Aを取り付け、契約10kVAで生活をスタートする。 (2)電気を使いすぎて50Aが動作する様なら主開閉器50Aを外して、漏電遮断器60Aで12kVA契約(基本料金2,646円)にする。 (3)将来的に2人暮らしとかになり電気をあまり使わなくなったら、リミッタースペースにある主開閉器50Aを外して、アンペアブレーカー60Aを取り付け、契約6kVA(基本料金1,260円)に減らして節約。 オール電化対応 リミッタースペース付き分電盤の例 http://biz.national.jp/Ebox/compact21/conts/2_4_11_c.html 幹線は、主開閉器60A+エコキュートであればCVT14でも足ります(ケーブル長が長ければCVT22がお奨め)。 主開閉器75A+エコキュートの場合はCVT22がお奨めです。 下の参考URLは、実際のオール電化の間取り、契約容量、家族人数、光熱費などが分かるページです。 それほど契約容量を大きくしていないのが良く分かります。
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- mukaiyama
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>電気工事士を目指しているものです… 「単相三線式」という言葉はご存じですか。 ●エコキュート 22.5A ← こんなにないでしょう ●IHヒーター 29A ●エアコン 15Ax5箇所=75A ●浴室乾燥機 14.3A ●洗濯乾燥機 14.5A ●オーブンレンジ14.5A ●炊飯器 14A ●食洗機 12A ●温水便座 13Ax2台=26A ●電気床暖房 25A 総容量 246.8A ← 照明やテレビその他ふつうの電気製品は ? 100V機器も 200V機器も単純に電流値を足し算しては、何の意味もなくなってしまいます。 こういうときは電流値ではなく「消費電力」を足し算するのです。 書かれた大型機器ばかりでなく、照明や換気扇も拾います。 テレビなどの汎用コンセントとしては 1カ所あたり 150VAを見ます。 エアコンは「定格消費電力」のうち、夏か冬かどちらか多いほうを基準にします。 全部を合計した消費電力を 200Vで割れば一線の電流値が求められます。 このとき、不平衡率を最大 40% 見ておきます。 あとは、『内線規程』の3605-13表「幹線の太さ、開閉器及び過電流遮断器の容量」を参考にして、幹線と主開閉器を決めます。 特に、幹線の太さは許容電流だけでなく、長さも考慮して決めないと電圧降下が大きくなります。 『内線規程』3605-13表は、電気工事士試験の参考書などにも載っています。 実務としてよく使いますから、いつでも見られるようにしておきましょう。