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植物の二酸化炭素供給が酸素供給を超えるという説
昨年の暮れ頃でしょうか、数百年後に植物の二酸化炭素供給量が酸素供給量を超えるという説をアメリカと日本の科学者が発表していたと思うのですが、詳しい内容をご存知の方いらっしゃいますでしょうか(余りに専門的な内容では理解できませんが・・・)。新聞か何かで読んだ当初は大して興味をもたず、今になって気になり始めました。 宜しくお願いします。
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- nozomi500
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森林レベルの話であっても、地球レベルの話であっても、あるいは一本の木であっても、基本は同じなのですが、緑色植物について、まるで魔法の杖のように「二酸化炭素を減らして酸素を増やす」働きがあるような話がされているのを聞きます。 炭素原子に注目すれば、空気中の二酸化炭素の中で酸素原子とくっついているか、動植物の体(あるいはその産物)の中で有機物や炭酸塩として存在しているか、のどちらか(ダイヤみたいな単体をのぞくと)で、炭素原子の総量はかわりません。 植物の総重量が減少傾向にあるなら、そのぶん、二酸化炭素はふえ、植物が増えていくなら、炭素が消費されたぶん、酸素が増える、ということになります。 私は朝日新聞の記事を見逃していたのか、覚えがありません。 ただそれぞれの森林についていえば、面積・総重量が減っている森林と増えている森林があるので、一律に何年後、というポイントが出てこないように思います。 植物自身の呼吸で酸素が消費されているのは当然ですが、酸素の消費量が大きくなると、自分の蓄えていた有機物を分解するわけだから、やせ細ってきます。個々の植物レベルでそういうことがおきると、その植物はいきていられませんね。ヤドリギやウツボカズラみたいに、光合成もしながら従属栄養もとるのでなければ。 「数百年後」というのが仮定の話であれば、大気のよごれなどで日射量が不足して、光合成によって植物自身の成長を保証するだけの光エネルギーが確保できなくなる、ということも考えられます。
- nozomi500
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植物が二酸化炭素を吸収して酸素を供給する、というのは、植物が成長して有機物を蓄えるから。すなわち、空気中にある炭素原子を固定するからです。 木を見て森を見ない、という言葉がありますが、一本一本の木は成長して有機物を蓄えていても、森林全体を見ると、枯れて分解していくもの、動物の栄養になっていくもの、その他で、有機物の総量は安定しています。 成長過程の森林だけはトータルでプラスといえますが、地球全体で森林が成長しているとは思えません。数百年といわず、今でも酸素供給量はプラスではありませんね。 ただ、地球上の有機物の総量をみれば、人間を筆頭に、増えている状態にあります。これは、化石燃料が地中にあったのを地上に引っ張り出した結果といえます。
お礼
せっかくご回答いただいたのですが、私が読んだ記事の内容は地球全体レベルの話では無かったようです。訳のわからない質問ですみません。 ご回答ありがとうございました。
- killist
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私は、朝日新聞で読んだのですが、さほど大きくはない記事が、一面にのっていただけのような気がします。 内容ですが、私もうろ覚えなのですが、たしか、一定量よりも森林面積が減ると森林生態系の動物(昆虫等)の出す二酸化炭素のほうが、森林生態系の二酸化炭素吸収量を超える。という話だったと思います。 そのターニングポイントが、概算で50年後と書いてあったような…(これはかなり自信が無い)。 朝日新聞のホームぺージで調べられないでしょうか?
お礼
killistさんの回答を読む限り、私は勘違いをしていたようです。 私は“地球上の植物の呼吸による二酸化炭素供給量が光合成による酸素供給量を超える”と理解していたのですが、森林生態系レベルの話でしたか・・・。 ところで、朝日新聞のホームぺージで記事の検索をしてみたのですが、何故だか調べられませんでした。 ともかくご回答ありがとうございます。
お礼
nozomi500さん、度々のご回答ありがとうございます。また、お返事が遅れて申し訳ありません。 疑問が完全に払拭されたわけではなかったので、回答を締め切っていなかったのですが、いろいろな情報をもとに、記憶が曖昧ながらも記事の部分的な内容を思い出したので載せておきます。 『樹齢*年以上の大木は二酸化酸素吸収量が低下する為、古木が増えて熟成された森林は、云々・・・』 しかし、これだけで二酸化炭素供給が酸素供給を超えることの説明にはなりませんから、他にも要因があったはずなんですが、それが思い出せません。日射量の低下もその一要因だったような気がします。 昨日、図書館で過去の新聞を調べてみたのですが、残念ながら例の記事は見つかりませんでした。これが見つかれば一番手取り早いんですけどね。もっとも、一学者の意見なので鵜呑みにするわけにもいかないとも思うのですが・・・。