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ギターのスケールを極める
ギターのスケールについて、 ・指版にスケールが浮かび上がってくるように見える ・スケール上の音名やスケールにおける音程(9thなど)も把握している の二つができてしまえば、スケールについて(つまり「技術」以外の面で?)は「極めた」といっていいのでしょうか?? また、プロのミュージシャンなどはどの程度スケールについて把握しているのでしょうか?? スケール練習の目標にしたいので、良かったら教えてください。
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まず、他の方も言っておりますが、質問者さんのおっしゃっている内容では、スケールを極めるとは言えず、むしろスケールの基礎がわかっている程度になるかと思います。 スケールは、決まったパターンがあって、それを覚えると考えている人が多いですが、実際は曲の雰囲気やコード進行から、自分で作るものです。初歩のスケールの本に書かれている典型的なスケールパターンは、いろんな曲に合いやすいスケールを集めたものに過ぎません。 スケールを極めたと言えるには、どんなコードやコード進行に対しても、ただちにスケールを作り出して反応できる様になることが必要だと思います。 例えば、ピアニストですが、山下洋輔氏は、左手の肘をピアノの鍵盤に適当にぶつけて鳴った想定外の不協和音に対しても、ただちにスケールを作り出してアドリブします。 それくらいできて、初めてスケールを極めたと言えるんじゃないんでしょうか。 ちなみに、おすすめの本は、スケールパターンをただ載せているだけでなく、スケールの作り方やコードと音の関係から解説してある本です。(私が使ってる本をおすすめしようと思いましたら、調べたら絶版でした)
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再び失礼します。返信読みました。 スケールに関して参考になる本としては、 「ギター・マガジン 宮脇俊郎のらくらく理論ゼミナール」 http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/riron_data/03217212.htm 「ギタリストのための楽典(改訂版)」 http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar1_data/04317303.htm 「ギター・スケール・スタイルブック」 http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar1_data/01204412.htm このあたりはギタリストの視点から解説された本になりますので、参考にしやすいと思います。 なお、先述した通りスケールについて把握する上では、コード理論についても踏まえておくとより理解しやすくなると思います。コードについて解説している理論の教則本なども、併せて参考にするとよりよいと思いますよ。上に挙げた本では、はじめの本と2番目の本は、順を追って音楽理論について解説を進めていく内容になっていますので、コードに関連する事柄についても総括しているはずです。 参考まで。
お礼
ありがとうございます!!! 本当に助かります。。。。(二度もすいません・・・) 詳しいそうなので宮脇俊郎さんの教本で勉強しなおしてみたいと思います。
スケールについては、単に音列を覚えるだけでは不十分でしょう。極めるというのには、まだまだ覚えるべきことは多いと思いますよ。 スケールの構成音について指板上の配置がすぐに思い浮かべられることに関しては、これは副次的な要素であって、主たる要素とはいえないと思います。ギターにおける指板上の音程の配置はチューニングに依存するもので、変則チューニングなどチューニングが変わればその配置は崩れてしまいます。視覚的情報に関しては、音楽の上では副次的な情報と捉えるのが妥当でしょう。 スケールの名前を与えられてポジションが見えることに関しては、むしろスケールの名前を与えられた時にその構成音がイメージでき、その上でその音を出せるポジションがどこにあるのかが見えるというように、音を媒介して把握するべきだと考えます。スケール名と指板上の構成音のポジションの図を、音程が介在することを無視して直結することは、お勧めしません。それは前述の通り、チューニングが違っていれば、脆く崩れるものです。音楽的な把握を重視するのであれば、音程を中心として捉えることを強くお勧めします。また、その上ではギターの指板上の音の配置の関係について、その相対的な関係やチューニングを定めた時の絶対的な音程の位置について、ギターという楽器の演奏感覚として身につけておくことは有益でしょう。 スケールの構成音に関して、それぞれの機能や性格の違いを把握することは基礎になりますが、それだけを踏まえれば総てOKとは行かないことでしょう。スケールに関しては、実践ではコードとの関連やコード進行との関連なども含めて判断する必要がありますし、スケールだけ切り出し、その部分だけを見てモノにするのしないのと云々するだけでは、木を見て森を見ないような状況で片手落ちだと思います。 スケールについて十分に把握できたかどうかについては、もっと総合的に、楽曲などの全体を意識して理解を深める必要があるでしょう。スケールに固執しすぎず、音楽理論の知識について広く理解を深めるよう努めるのが良いと思いますよ。 スケールについての情報を整然と把握したいのであれば、まずはスケールのことについて解説している本などを手にして、それから情報を仕入れるのが良いと思います。その方が、直接的に把握を進めることができるでしょう。 また、スケールについては、楽器によって内容が違ってくるようなものではありません。ギターとピアノでスケールの構成音が変わるなどということはありえませんので、その点についてはきちんと整理しておくのが良いでしょう。 ついでですが、スケール練習に関しては、一般的には運指を洗練するための練習の一環として利用される練習方法とみなされることの方が多いでしょう。スケールの利用例を吸収するための練習法ではないと思います。もし、実践的なスケールの利用例を覚えるための練習を意識するのであれば、スケール練習で利用される定型的なパターンでは応用の例として極めて限定的で、それを何度も反復するだけではあまり効果的とはいえないでしょう。 アドリブや作曲など実践でスケールを意識的に利用するのであれば、そうした定型的なパターンに頼るより、たくさんの曲を綿密にコピーし、それをスケールに関する知識を用いて解析を試みる方がより実効的な訓練になると思います。スケールの利用に関しては集約されたパターンで代表できるものではないでしょう。より多くの実例に触れ、それぞれの特徴などから自分なりに理解と把握を進めるのが妥当だと思いますよ。ですので、スケールを自在に使いこなすことを意識した練習をしたいのであれば、スケールに関する情報を集めて知識として吸収し、それを踏まえて既存の曲を好例として捉え、それを緻密にコピーすることを通じて分析するのがより実効的な方法といえるでしょう。なお、その際にはバンド全体の音の絡み、その部分のコードや、そこに至る過程あるいはそれに続く展開を含めたコード進行との関連、他のメロディーラインやベースラインとの関連も含めてそれぞれの音の位置付けを意識するのがより良いと思います。 スケールについて極めたといえるくらいに身につける上では、単純に音列を覚えるだけではなく、コードとの関連性なども俯瞰する必要があるでしょうし、またたくさんの曲を深く知り、その中でのスケールの使われ方などを実例として吸収する必要があるでしょう。そのためにはたくさんの情報・文献などに当たる必要があるでしょうし、あるいは非常に多くの演奏経験が必要となるでしょう。単純化して物事を見通すことも大切ですが、それに頼りすぎて安易に物事を判断してしまうのには問題があります。焦らずにじっくりと、たくさんの経験を通じて理解を洗練していくことを強くお勧めします。 プロのミュージシャンに関しては、どのようにそれを理解・把握・利用しているかは個人差があります。スケールの知識を試され、資格を得てなるような立場ではありませんので、最低限このくらいなどというような指標を打ち出すことも難しいでしょう。プロミュージシャンのスケールに関する把握の程度を基準に、スケールについての把握の目標を形成しようとするのは、あまり適切ではないかも知れません。 ただ、知識として文章化した理解をしていなくても、実戦経験としてスケールの利用を自然とできる人も少なからずいます。プロミュージシャンにスケールを知識として解説できない人がいたとしても、それをもってスケールに対する把握が無駄ということにはつながらないでしょう。 どの程度スケールに対する理解を進めればいいのかについては、自分の感じる必要性に合わせて判断するのが妥当だと思います。ただ、どの場合においても、既存の曲をコピーするなどして演奏の実例を知ることは重要な経験になるでしょう。スケールに関する把握を進めることとは別に、いろいろな曲を綿密にコピーすることも重視するとよりよいと思いますよ。 参考まで。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 これからはコードとの関係などから詳しく勉強していきたいと思います。 ・・・・・・で、図々しいのですが、どなたかお勧めの本などがあったら教えてください。お願いします。(本当にすみません・・・)
- zip55
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意地悪な言い方をしてしまうと、それは「極めた」ではなくて、「暗記した」という状態ではないでしょうか。 スケールを頭に(指に?)叩き込んだ状態はあくまで出発点であって、 あるコード進行に対して、スケールを応用することで、いいフレーズを生み出せる、頭に思い浮かべられる。 という能力が伴って、初めてスケールを使えるということになると思います。 プロといってもやっている音楽によってピンきりでしょう。 ペンタのみや、メロディックマイナーのみだけで、ほとんどソロ取れるジャンルもありますし。 なんてえらそうに書いてる私は、ペンタすらよく知らずいつも手癖だけでごまかしています。 ジャズでアドリブ取れる人がうらやましい限りです。 がんばってスケールをマスターしてください。 鍵盤奏者との違いの件は、鍵盤屋さんは五線譜ベースで考える人が多いのに対して、ギター屋は指板上のポジションをベースに考える人が多いからだと思います。うまくいえないのですが、黒鍵が無いので常に指板上の相対的なポジション関係のみで思考するという感覚ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やっぱりひとつのスケールでもマスターするのは難しいってことですね・・・・・
- rabbit_cat
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どうでもいいことですが。 私は鍵盤(兼管楽器)奏者なので、いつもギタリストの方を見ていて不思議に思うのですが。 >・指版にスケールが浮かび上がってくるように見える 本当は、 ・スケールの音列が無意識にわかる ・任意の音を思い浮かべると、指版上で無意識にその音を押さえられる。 じゃないとまずい気がするのですが。そうでもないのか?もしくは、「指版にスケールが浮かび上がってくる」てのがつまり上で書いたことなのか。 鍵盤奏者で「鍵盤が光って見える」って言う人はあんまりいない気がするのに、ギタリストは「指版が光って見える」といった言い方をする人が多いのでいつも不思議に思っています。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり単純に相対的な配置だけを覚えているだけじゃ不十分かもしれませんね。
その程度で実技(技術)を伴わずに「極めた」とは言わないでしょう。それに、そう思った瞬間に、自分に満足してしまって上達は止まります。 スケール練習は作曲や人とセッションしたときなど、必要なときに自由に粋なフレーズを弾けるようになるのが目的であり、スケール練習自体が目的ではありません。誰とセッションしても誰もがうなるような最高にカッコいいフレーズを自由に弾きこなせるのなら「極めた」と言ってもいいかもしれませんが、プロならなおのこと日々是精進であり、おそらくは誰も「極めた」などと思ってはおらず、「まだまだだ」と思っているに違いないと思います。 ただ、演奏ではなく教えることを目的として「知識を極める」のであれば、どんな質問をされても正しく即答できるレベルが「極めた」といえるのではないでしょうか。 人に教えることを商売にしているレッスンプロならスケールについても相当詳しいでしょうが、バンドの人やスタジオミュージシャンではセンスこそが大事であり、必ずしも詳しくはないと思います。最近はわかりませんが、昔は「ペンタトニックに毛の生えた程度しか知らない」と豪語するプロギタリストが一杯いたような気がします。 ただしそれはスケールに無知だということではなく、細かい理論は気にせず、スケールを使いこなしているのであって、目的であるカッコいいフレーズが弾けるのなら、スケールの名称を知っているかなんてことはどうでもいいことだということです。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに自分でも「練習すること」としてスケール練習を捕らえていたような気がします。 今度から目的を考えて練習しようと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 家をさがしたらジャズピアノの教本があって、それに詳しく乗っていたのでそれも一緒に見てみたいとおもいます。