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「たらい回し」の語源について

「たらい回し」を辞書で引くと、「ある一つの物事を次々に送り渡すこと」とあります。 ところで、最近良く見かける日本語関係の書物には、「たらい回し」の語源として、「足でたらいを回す曲芸」と書いてあります。 しかし、それが前述した意味とどう結びつくのかはどこにも書いてありません。 これを「語源」と解説するのには不充分であると不満に感じているのですが、それはさておき、何故その曲芸が前述の意味になるか、ご存知の方はお教えください。

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noname#118466
noname#118466
回答No.5

たらいまわしは誰も責任をとらず、その要件を引き受けようとせず次の人又は次の部署にまわすことですね。政治用語としては少し意味が変わり、政権を他の政党やグループに渡さず、同じ政党やグループ内で順送りする事です。昔の役所にはインフォメーション(案内、受付)がなかったため、X部門に相談すると、それはA部だと言われA部ではB部、B部ではC部だと言われ、最後はX部に戻って来るようなたらい回しに合うことが多かったのです。 たらい回しの芸は木製の手洗い桶(たらい)を寝転んで両足を直立させて足の裏とつま先で器用にくるくると回転させる芸です。樽は動いてはいるが一回転すれば元の位置へ戻ります。その様子が上記のような場面を表現するのにピッタリなので盛んに使用されましたが、肝心のたらいも、たらい回しの芸も消え去った今、このような質問が出ても当然かと思います。足を洗う、長旅に出る、わらじを履く、しのぎを削るなど江戸時代の習慣に起源を持つ表現(言葉)で意味が分かりにくくなっている言葉はたくさんあります。

NAATAN
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり、「たらい回し」というのは、同じ物をただグルグル回して、そこには何の変化も無く、元の位置に戻ってきてしまう。(ただ、ご回答のように「器用さ」は必要ですね)という芸で、会社や役所に電話で問い合わせても、色々な部署に回されて、結局回答がもらえないようなことを、イメージをダブらせて使っているということでしょうか。 政治用語としての「たらい回し」も傍から見れば、変化を求めないと言う意味で同じですね。(あの人は、当選○回だから大臣にしようか、とか大臣経験が豊富だから首相にしようかとか、そこには適性なんて考慮されていないように感じます) 因みに盥ですが、金盥は今でもテレビのコントでも使われますし、私も兄弟も木製の盥で行水とかしていましたよ。(年がばれますね)

その他の回答 (4)

  • kensaku
  • ベストアンサー率22% (2112/9525)
回答No.4

「たらいを回す」芸というのは、一人で床に寝て、足を上げてぐるぐる回す、というのではなく、何人もが送り合うという芸だったのではないでしょうか? メディシング・ボールみたいに。

NAATAN
質問者

お礼

ありがとうございます。 これは新設ですね。というか、私もこれが語源ではないかと想像していたのです(これなら納得がいきます)が、No.3の方の参考URL他、その様な記載は、サイト、書物、辞書等では見つけられませんでした。民俗関係の資料も調べて見たいと思います。

  • Rikos
  • ベストアンサー率50% (5405/10617)
回答No.3

足でたらいを回す曲芸の他にも、皿回しのように長い竹の先にたらいをのせて回す曲芸もあったそうです。 同じひとつのもの(物事)を、そのままの形でぐるぐる送り渡す様子を、たらいが回っているさまに当てはめたのではないでしょうか? http://www2.odn.ne.jp/~hag50290/zatugaku/word/word1.html#tarai

参考URL:
http://www2.odn.ne.jp/~hag50290/zatugaku/word/word1.html#tarai
NAATAN
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり、No.2の方が回されているように、同じ物を「何の芸も無しに」ただ回しているだけ、というのがイメージとして、結びついたということでしょうか。

  • piro0331
  • ベストアンサー率28% (689/2447)
回答No.2

 「ぐるぐる回る」しかも「回っているだけで中身は変わらない」事からと聞いた覚えがあります。

NAATAN
質問者

お礼

ありがとうございます。 「たらい回し」というのは、「ただ回しているだけ」という芸なのでしょうか。 これも、分かるような気がします。

  • hokuto_ds
  • ベストアンサー率45% (106/233)
回答No.1

私がもっている大きめの辞書には、「たらい回し」のことを(人や物事などを)「ある限られた範囲の中で、順送りにすること」とあります。(「仰向けになって足でたらいを回す」芸のことも書いてあります) この「限られた範囲の中で、順送り」という表現になると「足でたらいを回す」芸にずいぶん近いと思いますが。 想像するに、たらいをいくつもつづけて回してたんでしょうかね。

NAATAN
質問者

お礼

ありがとうございます 「自分の足の上=限られた範囲=1つの会社・役所・部署」ということでしょうか。イメージはなんとなくつかめました。

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