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油絵をはじめたい。オイルについて
油絵を始めたいと思っています。 オイルはどれを購入すればよいでしょうか? しっかりした濃い色の絵を描いてみたいと思っています。 ペインティングオイルが便利だと聞きましたがそれだけでいいのでしょうか? ほかに必要なオイルがあれば教えてください。塗り始めと仕上げのオイルは違うのですよね? 完成した絵をコーティングするのはオイルではないのですよね・・・?すみません素人でさっぱり分からなくて。 また洗浄のオイルも教えてください。 どうぞ宜しくお願いいたします。
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溶き油はたくさんの種類がありますが、大きく分けると、揮発油と不揮発油になります。揮発性油は蒸発して残らない油なので一時的に絵具をサラサラにする時に使います。不揮発油は蒸発せずに残る油で絵具の光沢を調整したり定着力の調整に使います。油絵具は水彩絵具と違い、油が空気中の酸素と反応して固化し、顔料を画面に定着させる絵具なので、この2種類の量を加減して、乾燥速度や定着力を調整します。 ペインティングオイルは、この2種類の油を最初から混ぜたもので万能溶き油です。 描き始めと仕上げで油の比率を変えることで色の深みを出すわけですが、最初は調整が難しいですし、まずペインティングオイルで絵具の溶き方や重色などを覚えて、ペインティングオイルではどうしても思った色や質感が作れなければ、少しずつ溶き油を買い足していけば良いのではないでしょうか。 また、絵を保護するためにはワニスが必要ですが、ワニスは1~5年くらい絵を乾かしてから塗るので、まだ買う必要はないでしょう。 それから、洗浄には筆洗油(いろいろな会社から出ていますが、どれもそれほど違いは無いと思います)を使いますが、筆を長持ちさせるためには、筆洗油だけで処理せず、筆は必ず石鹸で洗い、絵具をしごいて落とすことが大切です。私は必ず筆は石鹸で洗い、腰の柔らかい筆は何度か使ったらリンスをしています。
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- nekotani
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大抵の場合、油に合わせて筆を変えるということは無いと思います。 作業中はボロ布でこまめに筆先を拭いますし、たしかに油は混じっていくのでしょうが、普通は油壷には半分~半分弱しか油を入れませんので(油壺の大きさも大小あります)、1~2回の作業で、油を使いきってしまうことが多いです。 なお、油壺は案外、すぐに汚れますので、私の場合、作業後に油壺の油が少ない時は、雑巾で油を吸い取って、そのまま油壺やパレットの掃除に使いきってしまうようにしています。 まぁ、実際、描いている時はイメージを画面に定着させることに集中しているので、油壷の中のことなど気にしていられないというのが実際のところでしょうけど。
お礼
お答え有難うございます。 ようやく理解できました。
- nekotani
- ベストアンサー率34% (15/43)
他の方のレスが付かないようなので書き添えさせていただくと、 もし、溶き油を何種類か使い分けるのであれば、油の数だけ油壺を用意し、パレットの上で筆を使って適当に混ぜます。例えば、テレピンとリンシードを使うなら、テレピン用壷とリンシード用壷の2つが要ります。 テレピンとリンシードの3:1混合油と、1:1混合油の油壷を用意するといった場合もあるのでしょうが(美大受験の時など)、普通は純正油を壷に入れて使います。 ですから、油絵を描く時の油の混合比は重量比ではなく体積比が基準になります。 また、イーゼルですが、静物やモデルなど観察対象のモチーフが必要な時は、特に目の移動が少なくできるので持っていると楽です。(モチーフが無い時や、大きなキャンバスを使うときには、壁に立てかけるほうが私は楽なので使いませんが。) それから、安いイーゼルは簡単に倒れてしまって危ないですから、もし購入されるなら、値段が高くても重くて安定感のあるイーゼルを選ぶことをおすすめします。キャンバスのサイズによってイーゼルのサイズも変わってきますから、購入の際には画材屋で相談してから買ったほうが良いでしょう。
お礼
お答え有難うございます。 もうひとつお聞きしたいのですが、パレット上でテレピンとリンシードを混ぜて使うとき、おなじ筆でいいのでしょうか? 壷は油ごとにしておくのでしたら、筆も油ごとに変えないとテレピンの油壺にリンシードが混ざってしまうことになってしまいますよね? どうなのでしょうか。 教えてください、宜しくお願いいたします。
- kouboupa
- ベストアンサー率41% (13/31)
油絵を描き始めたいとのことですので簡単に書きます。 油絵は水彩と違って色の重ね塗りができるのですが時間をおいて 乾燥させないといけません。 下に塗った絵の具が乾燥してないと上に塗る場合色が混ざって濁ってしまいます。 絵を描く場合を3段階の分けて考えて見ます。 1、下塗り この場合ペインティングオイルにテレピン(ペトロールでもいい)を1対1で混ぜて描きます。(テレピン、ペトロールのみでもかまいません) ペインティングオイルのみで描くと乾燥するまで時間がかかります。 2、中塗り 下塗りの絵の具が乾燥したことを手で触って確認してから ペインティングオイルとテレピン(ペトロールでもいい)を2対1ぐらいで描きます。 3、仕上げ 中塗りの絵の具が乾燥したらペインティングオイルだけで描きます。 できたら下塗り、中塗り、仕上げで使う筆を使い分けるとよりいいです。 はじめは腰の強いブタ毛などでしっかり色を置いて段々やわらかい 筆(セーブルなど)で繊細に色を置くようにするといいと思います。 仕上がった絵が乾燥するまで本来は1年ぐらいかかりますがここでは 手で触って乾燥していればスプレー式の仕上げ用ワニス(タブロースペシャルなどという便利なものがあります)を使って 画面を保護しておけばいいと思います。(画材店で教えてくれます) また筆洗ですがブラッシュクリーナーとして売っているものでいいと思います。前の人が書いたように石鹸を使ってリンスをして筆を大事にしておけば言うことはないです。 しかし始めて描くならば筆も安価な物を使い、高価な筆は絵に慣れてから使うようにした方がいいと思います。 筆も使い捨てにするつもりならブラッシュクリーナーの替わりに 灯油を代用できます。(ただし筆は傷みますが) 最後にしっかりした濃い色の絵を描きたいとのことですので 下塗りに使う色はより濃い色や補色になる色を置いて中塗り、仕上げで 頭にあるしっかりした色をのせるとより鮮やかに濃い色が出ます。 注) 補色は赤と緑 青とオレンジ 黄色と紫などです。 赤の濃い色を出したいなら緑の濃い色を下塗りに使いその上に赤を置くと赤がより鮮やかになります。 それぞれ実験しながら描いてみてください。
お礼
お答え有難うございます。 油絵は時間がかかりそうですね。イーゼルなども買っておいたほうがよさそうですよね?
ペインティングオイルは混合してあるオイルのことで初心者ならこれで全部描いてしまってもいいと思います。 多少本格的にするのなら最初にテレピン(=ターペンタイン)を使って絵の具を薄く下地として塗って雰囲気をつかみリンシードを徐々に足していって厚く塗り重ねていく方法が基本だと思います。 ペインティングオイルはテレピンとリンシードなどを混合したものです。 さらに厚く盛りたいならダンマルや盛り上げるためのメディウムのようなものを使うといいと思いますが最初は上のものだけで十分だと思います。 完成したものをコーティングするオイル・・・というかそういう道具もかなり種類はあると思います。 しかし、オイルにはかなりの種類があって使うことで光沢や逆にマットな感じに仕上がる物があるので使い方しだいだと思います。 画材屋の店員さんに最終的にしたい絵肌があるのであればそれを伝えれば適したオイルや道具を教えてくれると思います。 洗浄液は筆を大切にするならちゃんとしたものを使ったほうがいいと思います。 自分はオドレスブラシクリーナー(無臭)を使っています。 普通の洗浄液はシンナーのような臭いが強いので注意が必要です。 コレが結構気分が悪くなるので無臭のを使っています。 さらにリンスが入っているので筆が傷みにくいので。 自宅で絵を描かれるのなら換気に注意してください。 油絵の具やオイルには有毒なものが結構あるので狭い締め切った部屋で描くと人体に影響を及ぼします。 お金が無いときは灯油を代用していたこともありますがあまりお勧めはしません(笑 あまり参考にならないかもしれませんが、これで失礼します。 いい絵を描いてください。
お礼
お答え有難うございます。 油を入れる壷はひとつでいいのでしょうか? 最初にペインティングオイルを入れてテレピンを入れて、リンシードをたしていくのですよね。同じ壷でいいのですか? 壷に入ったオイルで絵の具をパレットの上でといていくのですよね?
お礼
お答え有難うございます。 ワニスは1~5年後に塗るのですね。順番にそろえていきたいと思います。