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結合について
学校での化学は苦戦しています・・ 二重結合、三重結合はそれぞれ区別のない線で表わされるけど、じつはこれらは同一ではないという理由がわからなくて息づまります 教えてください…
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それは二重結合や三重結合に対する1つの説明であり、唯一の説明というわけではありません。最近でははやりませんが、古典的には等価な結合が複数存在するという説明もあります。 二重結合や三重結合が等価ではないとする説明では、結合を強固なσ結合と、比較的弱いπ結合に分けて考えます。二重結合の反応性が高いのは、その弱いπ結合が切れやすいことに起因すると考えれば説明しやすいので好都合というわけです。 また、C=C二重結合の結合エネルギーはC-C単結合の結合エネルギーの2倍よりも小さいということも片方の結合(π結合)が他方(σ結合)よりも弱いという実験事実と符合します。 まあ、そんなこんなでこういった説明をするのが好都合ということです。 もう少し化学っぽく、かつ、高校生向けに直感的に説明するならば以下のようになります。 つまり、原子の結合には電子が使われます。その電子雲を結合相手の方向に伸ばしあうことによって結合が形成されます。これが上述のσ結合です。普通の単結合はこのようにして形成されます。しかし、同様にして2本目の結合を作ろうとすると、1本目と同じ方向に電子雲を伸ばさなければなりません。しかし、そうすると1本目と重なってしまうために具合が悪いんです。そのために、電子雲を少し違う方向に伸ばして、遠回りをするような形で結合を作ります。これが2本目の結合であり、上述のπ結合です。3本目も同様です。こういった事情によって、2本目と3本目では遠回りをしている分だけ結合が弱くなっているということです。 ・・・なお、はっきり言って、上記の説明は化学的にはかなり乱暴な説明です。同じ方向(つまり2原子を結ぶ最短距離)に2本の結合を作ることが、理論的に許されないというのが本質です。
#2のお答えにある2個目と3個目は結合の軸を中心に直角に回転した状態にあります。
- SortaNerd
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高校生ですか、あるいは大学生ですか。
補足
大学1年です↓