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確定拠出年金による積立額
今年から、勤め先が確定拠出年金制度に切り替えになりました。 それにともない、「現在の積み立て額」の、連絡が入ったのですが、なんと20万円でした。 正直ショックです。10年勤めた会社なのですが、20万・・・。 普通といえば普通の金額なのでしょうか? 将来の年金のことがとても不安になり、ご質問させていただきました。
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退職金規定が不明ですので推測になりますが、以下の理由が考えられます。 1、退職金から確定拠出年金(以下「DC」)に切り替えた割合が全額ではない、ということ。 例えば、10年で退職金100万円のうちの20%をDCに切り替えたのであれば、質問の様な状況となります。 これには理由があります。 DCは基本的に、60歳以降、年金として受け取る事を前提としています。 このため、中途退職の場合、今でもDC制度の制約上、一時金として受け取ることが困難な場合が多い事情があります。 このため、会社では、全額DCとした場合、中途退職者の不便を考慮し、全額DCに切り換えず一部のみにした会社が結構多いはずです。 2、20万円は、割引されていること。 DCとはいっても、あくまで退職金の受け取り方法の一形態です。 会社にとっては、数十年後に支払うべき費用を今支払っています。 このため、支払い時期を、一定の金利で「割引く」という考え方採っています。 例えば、今回の積立額20万円は、 利率2.5%、60歳定年まで30年(現在30歳)の前提を置くと、 200,000×1.025^30=419,514円 となります。 *「^30」は、30乗、という意味。 この式の意味は、今の20万円と、30年後の42万円は金利2.5%を前提とすると、「等価」という意味です。 つまり、退職金としては、42万円の価値、と考えることが可能な訳です。 以上のような理由から、あまり不安に感じず、もう一度、DCに切り換えた時の、会社からの説明書、制度の解説等を読み返してみてはいかがですか。
お礼
とても丁寧な解説、ありがとうございます。 参考になりました。 とりあえず、会社側にいろいろ質問&説明書の入手をしようと思います。