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高校時代は無名だったプロ野球選手
いつもお世話になっております。 毎年、ドラフトでは、大学および社会人の “ 即戦力評価 ” の選手が上位指名されますが、そういう選手が指名 ・入団される度に、「 この選手って、高校時代は、どうだったんだろう・・・ 」と思ってしまうのですが・・・。 この様な、高校時代は甲子園に出れずに、ドラフトでも指名の対象にならないほど無名だったが、大学もしくは社会人に入ってから、その才能が開花して、ドラフトで上位で指名され、プロ入り後も活躍した選手で、私がパッと思い出せるのは、( 文中敬称略 ) ☆野茂英雄 ( 元 ・ 近鉄 ) ☆古田敦也 ( ヤクルト ) ☆上原浩治 ( 巨人 ) と、いったトコなのですが、他に、このパターンの選手を御存知の方が、いらっしゃいましたら、現役でも過去にプレーしていた選手でも構いませんので、ご紹介よろしくお願いいたします。
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選手名鑑(週刊ベースボール02年2月18号)とにらめっこしてみましたが、ほとんどいらっしゃいませんね。 恥ずかしながら、過去に私がした質問も参考になるかもしれません。 (なんで小宮山の出身校を間違えたのか) http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=232643 ただ、プロ野球選手は、高校時代までにその才能がわかるはずなのです。 だから、野茂にしても、古田にしても、上原にしても、高校までに誰かしらかが「コイツできるな」という評価を下しているはずなのです。 話が脱線しますが、私の恩師の一人に、和田豊(現阪神コーチ)の同級生という人がいて、先生によると、和田は体育の授業では何事もずば抜けてうまく、際立っていたそうです。その後、我孫子高校で甲子園出場、日本大学から85年にドラフト3位で阪神に入団したのはもはや中学時代の既定路線だったとか。 大部分はこのような選手ばかりでしょう。 それでは、甲子園に行けなかった選手だけを探すとよいかというと、これも疑問です。 例えば、潮崎哲也(鳴門高校→松下電器→90年西武ドラフト1位)、森慎二(岩国工業高校→新日鉄光→新日鉄君津→97年西武ドラフト2位)といったところは簡単にひっかかります。 ダイエーの松中信彦(八代第一高校→新日鉄君津→97年ダイエードラフト2位)など、ノンプロ歴が有名な選手もいます。同じダイエーの若田部健一(駒澤大学→92年ダイエードラフト1位)は、出身校(鎌倉学園高校、神奈川は甲子園の最激戦区)の環境ゆえに甲子園に出られなかった、とするべきでしょう。もちろん、このような人もスカウトはちゃんと見ています。ですので、若田部はもしかしたら高校時代、マークが薄かったのかも知れません。 ついでに、普通科以外の高校卒業でノンプロに入った場合、行く行くはプロの道もある、とスカウトも踏むのではないでしょうか。 野茂は大阪府立成城工業高校出身ですね。社会人時代は午前中に仕事、午後は練習でした。 大卒時のドラフトで8球団が競合した小池秀郎(91年ロッテ1位も拒否)も、高校は信州工業高校という、甲子園とは程遠い所にいましたが、亜細亜大学は彼の野球センスを見ていたはずです。 稀ではありますが、巨人の武田一浩(88年日本ハムドラフト1位)のように、明治大学付属中野高校→明治大学と、エスカレーター式に上がる場合もあるので、その場合の判別も苦しみますね。 長嶋一茂もそれ(立教高校→立教大学→88年ヤクルトドラフト1位)でしたが、彼は学業成績はそこそこよかったとのこと。 参考URLについて、横浜の川村丈夫(97年ドラフト1位)、杉本友(97年オリックスドラフト1位)は、履歴を調べて驚きました。 杉本は県下屈指の進学校の出身。ただし、進学校でも群馬県立前橋高校のように、現在でも甲子園に出場できる高校はありますから、進学校の選手イコールノーマークではスカウト失格でしょう。 川村については説明が必要ですね。 彼はもともと故障持ちで、体に不安があったそうです。プロに入れるそこそこの力はありましたが、甲子園には行けなかった。そこで大学(立教大学文学部)は一般受験で入り(英語と小論文だけのB方式、一般のA方式よりも難しいと言われる)、いきなりプロへは行かずに社会人の日本石油でプレーし、そこで仕事と二股を掛けた。 (以上、週刊ベースボールの最近の記事より) 要するに、大学の後輩の上重聡(00年秋の東京六大学野球で完全試合達成)が日本テレビにアナウンサーとして内々定を取ったように(これで上重は今年のドラフトで指名された場合、プロ野球と日テレのどちらでも取ることができます)、保険を掛け続けたわけです。 (ただ上重はPL学園時代に甲子園経験がありますし、推薦入学のはずです) 大学に野球推薦で入ると、野球部を退部した時に退学を余儀なくされますので、それを嫌ったのでしょう。ちなみにダイエーの大越基は、早稲田大学野球部を退部した後、それがもとで早稲田大学も退学しました。 あとは、 藪恵壹(94年阪神ドラフト1位)は、新宮高校から早稲田大学の受験に2回失敗して東京経済大学に入り(なぜ無名校を選んだのだろうか)、朝日生命を経ています。新宮高校は連続テレビ小説「ほんまもん」の主人公、山中木葉の母校ということになっています。決して野球が強いというわけではないようです。 和歌山からはもう1人、西口文也(県立和歌山商業高校→立正大学→95年西武ドラフト3位)を挙げることもできますが、彼は野球推薦での大学入学でしょう。ただ、甲子園出場歴はないです。また、ドラフトでは順位が低いものの、即戦力の評価があったことは事実のはずです。 江尻慎太郎(02年日本ハム自由獲得枠)は、西澤潤一・元東北大学総長や浅野史郎・宮城県知事らの母校であり、県下第2の進学校である仙台第二高校から2浪して早稲田大学に入りました(小宮山2世のあだ名があるとか)。 ただ、3年春の東北大会準優勝の実績があるため、スカウトがノーマークだったとは考えにくく、せいぜい「江尻は進学するから、大学の成績を見てからでも遅くはない」というスタンスではなかったかと思います(実際のところは、東京六大学野球では通算5勝と、早慶戦に強い以外はあまり実績がない。それでも初の自由獲得枠選手、つまり1位を超える評価であるのはやはり凄い選手である証拠でしょう)。 OBでは田尾安志(泉尾高校→同志社大学→76年中日ドラフト1位)がそれでしょうか。 落合博満(秋田工業高校→東洋大学中退→東芝府中→79年ロッテドラフト3位)も、プロ以前のインパクトに欠けるイメージがあります。ひょっとしたらプロボウラーになっていたかもしれなかったと、本人も語っていたはずです。 ただ、高校時代にこれらの選手がどう見られていたのかはわかりませんので、ご質問に対する回答で自信があるのは、杉本友ただ1人ということになります。 杉本は高校時代、指導者に恵まれなかったと、ドラフト当時の新聞記事にあったはずです。 余談ですが、「高校」を「中学」、「大学・社会人」を「高校」に置き換えると、日本ハムの芝草宇宙(ちなみに88年ドラフト6位)はまさにそれで、中学時代はほとんど勝てなかったのに、高校で花を開かせました(以前の別の質問にこのエピソードをだしたことがあります)。これもレアケースでしょう。 また、掘り出し物の「ドラ1」では、森山良二(現西武コーチ、87年西武、福岡大学大濠高校(甲子園出場経験あり)→北九州大学→ONOフーズ)が印象に残っています。誰が彼が新人王になると信じたものか。 ドラフト会議で指名された甲子園の星達 http://pospelove.com/ なんてページもありました。ご参考までに。 また何かあれば、ご報告いたします。 長文悪文よろしくご容赦下さい。 ちなみに、細かいデータは完全自信なしです。
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図書館から「週ベを返せ」と連絡がありましたので、たぶんこれが最後の回答になります。 聖望学園高校については、確かに私の勘違いでした。 ただし、マークされる選手は毎年いるはずで、スカウトも来なければおかしい。 また、福島は高校の共学化が始まっており、安積女子高校も安積黎明高校に変わっているのでした。 #そういや聖望の生徒はよく見るけど、制服は地味だもんな。。。 細川亨(青森北高校→青森大学→02年西武自由獲得枠)もそれでしょうか。 捕手だった高木大成・和田一浩(ともに甲子園経験あり)をそれぞれ内野・外野に追いやって、細川を第2の伊東勤に、も無茶でしょうが。 あるいは、頭がよかった横浜コーチの辻発彦(佐賀東高校→日本通運→84年西武ドラフト2位)もそれでしょうか。高校がどんな高校なのかわかりませんが。 高卒を採らなくなったので、最近は「高校でも有名だった大卒選手」と「高校では無名の大卒選手」が混在した状況にあります。 この理由は、思うに、2つあります。 第1に、城島健司(別府大学附属高校→95年ダイエードラフト1位)の強行指名。城島はドラフト時点で、既に駒澤大学への推薦入学が決まっていたため、駒大といざこざが生じました。 第2にオリックス・三輪田勝利スカウトの自殺。現在九州共立大学4年の新垣渚(99年ドラフト1位)を球団が強行指名したため、説得が苦で自殺し、労災認定が降りたはずです。 この2点のほかにも、大衆が高学歴化したので、大学進学を希望する高校生は、無理に採らない方針に転換したのでしょう。 王貞治や荒木大輔(ともに早稲田実業学校高等部からプロ入り)も、今の選手であったなら、希望すれば早稲田大学に進学できたと思います。 昔は大学に行けずにプロに入った(水戸商業高校から立教大学に行けなかったと語る豊田泰光氏のような)選手もかなりいたはずですが。 この手の選手を見つけるには、過去の朝日新聞の選手権大会予想を見れば、かなりが分かると思います。 大抵の年は各地区有力選手1人の顔写真入りで、出場有力校が紹介されます。 朝日新聞のデータベースから引き出すことができます(ただし、利用できるのは利用権を有する一部の関係者や図書館利用者だけですが)。日刊スポーツの過去の記事も参照できるといいのですが。 (しかし今年の西東京大会の3回戦で、桜美林高校と創価高校がぶつかるとは、凄すぎる。。。) 前述の高橋薫の名前は、たぶんそこにはないです(ちなみに南稜高校は、埼玉県立の高校です。どこだかお分かりでしたか?)。 杉本友レヴェルになると、確実にありません。 逆に、小川裕介の名前は、それぐらいの投手であれば、そこにあったはずです(「〔川口の属する本命の〕平安の対抗馬は立命館宇治か。エース小川は……」といった感じで)。小川は前述の理由により(立命館宇治高校は、当然立命館大学の付属高校ですよね)、立命館大学に進学したはずです。 それにしても、年俸が今年の川口知哉のほぼ倍とは皮肉ですね。 金本智憲や、西村龍次の名前も、そこにあるかもしれません。ただし、西村は高校を転学しているので、規定により大会に出られなかった可能性もあります(3年留年生は出場できないはず)。 ただ、全国でもベスト4に入る学校に、プロで通用する選手がゼロということもありますので(本命を蹴散らしたある県大会ノーシード校を、今でも覚えています)、あえてプロでは通用しない選手を出してしまうということもあるかもしれません。 前橋高校の選手の名前も出ているでしょう。主将は東大志望というが、どこまで通用するか。 とすると、質問に対する回答を知る最後の手段は、やはりここでの口コミ情報か。 苫米地鉄人は山梨県の出場校予想に載っていたのでしょうか。辛うじて、かもしれません。とすれば、ますます面白い。 普通、イチロー(鈴木一朗)にしろ、工藤公康にしろ、ドラフト下位選手は1年目にじっくり育てる方針のはずですので、一時的にせよ、苫米地が新人王に近かったというのは面白すぎる。 高卒だと、ドラフト上位でもその方針で、1年目は2軍で鍛えるケースも多々ありますが。 小関竜也(國學院大學栃木高校(甲子園経験なしだが、出身校は甲子園でも有名)→95年西武ドラフト2位)は、4年目のシーズンで新人王ですから。 ついでに今年のドラフトも、面白くなります。 今年の「松坂世代」は大卒豊作と言われますが(すでに早稲田の和田毅獲得に動き出している球団もある)、そこに高校時代無名の選手が紛れ込んでくる可能性もあります。 裏付けは、各個人でお願いします、としか言いようがない。 最後に、選手名鑑を見ての独り言: 某マラソン選手のように、大卒後もしばらくは有名でなかった選手もいるはずなんですが。 横浜コーチの秋元宏作のような、プロ入り以後もしばらくは有名でなかった選手を聞いてみたくもなった。秋元(國學院大學久我山高校で甲子園出場→日本大学中退→87年ドラフト外)は、西武時代は1軍経験なし、大洋の須藤豊監督(当時)から才能を見出されて、控え捕手の座を獲得した履歴があります。 あるいは、好きなタレントに(早稲田に籍だけ置いてる広末涼子は別格として)大学の、それも事実上学部の後輩の名前を出す選手は、よほど大学時代無名だったと思える。。。 (松坂大輔と奥菜恵のように、誰か眞鍋かをりと合コンかデートをセッティングしてやれなかったのかよ、と言うと、誰だかすぐにわかりますね。契約金出来高払いで少しだけ有名になった選手です) とりあえず、今後の情報は、例えば下のURL経由で取り入れてみて下さい。 私はリリーフ回答者が来るまでの長い中継ぎ(?)回答をこれで降板いたします。最後までお読みいただかなくとも、ありがとうございました。 なお、回答の細かい誤りについては、指摘していただけるとありがたく思います。 (私の回答は、つまみ食いでも美味しいと思います)
お礼
まずはお詫びから・・・#11での御礼の中で、工藤公康投手を「名古屋電気→西武1位」としてしまいましたが、「西武6位」の誤りでございます。お詫びして訂正いたします。 ちなみに「南稜高校」とは、どこにあるのかさっぱり分かりませんでしたので、御紹介ありがとうございます。 >小関竜也(國學院大學栃木高校→95年西武ドラフト2位)は、4年目のシーズンで新人王ですから。 と似た例といたしましては、金子誠(常総学院→日本ハム93年3位)が3年目で新人王を獲得していますね。 >誰か眞鍋かをりと合コンかデートをセッティングしてやれなかったのかよ、と言うと、誰だかすぐにわかりますね。 は、横浜国際大出身の北川智規投手(オリックス)ですね。 3度にもわたります貴重な御意見、誠にありがとうございました。
補足
この場を借りまして、この度ご回答くださいました皆様方には、あらためまして感謝いたします。 今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。 (2002・7・28 AM1:05)
- Hi-roo
- ベストアンサー率40% (2/5)
去年のオリックスのドラ1(今年入団)の小川投手(立命館宇治高~立命館大学)を知ってますか?彼は高校の時はオリックスの川口投手(平安)が同い年だったために影に隠れたんです。大学に進学してからは1回生の秋からローテーション入りする程になったんです。 エピソードを付け加えると、高校3年の夏の京都予選、準決勝でバントの際に指をボールに当ててしまってけがをしたんです。あのケガが無ければ、川口投手と決勝戦で投げ合って、一躍有名人になったと思うのですが・・。 まだ先の話ですが、今年のドラフトで同じように高校の時無名だった経歴で指名されると予想されるのが、龍谷大学の杉山投手(京都・東舞鶴高)ですね。今年のドラフトの時にチェックしてみてください! 僕も高校野球を経験して思うのですが、高校の時は全国的には無名でも、都道府県内では有名なものですよ。特に選手の中では。紹介した2人とも試合をしましたが、当時から140キロのストレート、切れのある変化球を投げてました。今年も各地で予選が始まってますから、4年後のドラフトを見据えて地元の予選を見るのもおもしろいかも知れませんね。 京都の選手だけですいません…。
お礼
早速の御回答、誠にありがとうございます。 小川裕介投手ですね。ただ一軍で投げてますでしょうか・・でも「対戦経験」があるんですよね。 「経験者」からの貴重な御意見でございました。またよろしくお願いいたします。
お礼を読んで、さらに発奮しました。 この手の選手の経歴パターンは、いくつかに分けられるようです。 1)無名校からノンプロ・大学を経る 2)エスカレーター式私立の出身 3)進学校から、大学野球部を経る 4)その他 広沢克実の場合は、普通の学校から野球推薦での大学進学と考えてよいでしょう。 普通の高校上がりの選手として、例えば高橋薫(南稜高校(まったくの無名校)→日本通運→00年ロッテドラフト1位)がいます。 この手の選手で気になる選手に、河原純一(川崎北高校→駒澤大学→95年巨人ドラフト1位)、上野裕平(金沢辰巳丘高校→立教大学→01年巨人ドラフト2位)などがいます。ただし上野は3位指名の予定だったものの、藤田太陽(新屋高校→川崎製鉄千葉→01年阪神ドラフト1位)などを金で釣ろうとしても逃げられたため、やむなく2位に繰り上げたという噂があります。 ほかに、山本浩二(廿日市高校→法政大学→69年広島ドラフト1位)、鶴田泰(塩山商業高校→駒澤大学→93年中日ドラフト2位→01年広島移籍)、高沢英昭(苫小牧工業高校→王子製紙苫小牧→80年ロッテドラフト2位)、袴田英利(自動車工業高校→法政大学→78年ロッテドラフト1位)もこれです。 阿波野秀幸、与田剛もこれですね。 なお、高卒で甲子園経験を経ずにドラフトで複数球団からの指名競合は、河内貴哉(國學院大學久我山高校→00年広島1位)のみです。 強豪校がひしめく激戦区でも、公立高校から甲子園に出るケースはありますので(中村紀洋の母校である大阪府立渋谷高校など)、甲子園に出られるかどうかは運も関係してきますね。 大学では実績を残す場があります。 確かに高津臣吾は大学でも2番手でしたが、東都大学野球は1カードにつき最低2試合行ないますので、2番手でもアピールすることは可能です(先述の立教の場合、上重は二番手以下、一番手はここ4年ずっと八千代松蔭高校卒の多田野数人)。 それでも大学で無名の場合があります。山口弘佑(泉州高校→奈良産業大学→リースキン広島→02年日本ハムドラフト2巡目)などは、よく耐えたのだなと思います。 熱意があれば、栗山英樹(創価高校→東京学芸大学)のように、教員免許を取りながらドラフト外でテスト入団するケースもあります。現巨人の田畑一也もダイエーにテスト入団ですね(話がずれました)。 なお、東京六大学のうち、東京大学のほかに、慶應義塾大学・立教大学は野球枠での推薦がないそうです(長谷川滋利『メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法』幻冬舎、21ページ)。ですので、慶應に落ちて法政にとか(某球団OB投手がそうでしたね)、立教に落ちて早稲田にとかいう事例はあります。 エスカレーター型の六大学出身者に、田淵幸一(法政大学第一高校→法政大学→69年阪神ドラフト1位)を挙げておきます。法政二高は甲子園経験者がいるのに、法政一高は甲子園とは縁がないようです。田淵も甲子園には出られませんでした。 広沢の話に戻りますが、小山高校は栃木県下都賀学区の県立高ですが、この学区のトップ高は、男子は栃木高校、女子は栃木女子高校になります。余談ながら、栃木・福島・群馬・埼玉のトップ校はこのような構造になっていて、杉本友の出身校である川越高校(埼玉県第2通学区のトップ校)は、川越女子高校とペアになっています。最近甲子園に出た福島県立安積高校も、安積女子高校とペアの関係です。 あと、進学校で甲子園の常連というのもあります。 桐蔭学園高校、智弁和歌山高校や仙台育英高校などのマンモス校は、体育の優れた者は体育を、学力の優れた者は進学をと、多彩な進路指導を行なっていますので、進学実績を見落としがちです。 公立でも愛媛県立宇和島東高校のように、東大などに毎年1人以上の割合で合格者を出している高校がありますから、注意が必要です。平井正史(94年オリックスドラフト1位)の少なからぬ同級生は、平井が新人王を獲得したときに、一流大学で勉学にいそしんでいた可能性が高いと言えます。 同様のことは同じ愛媛県立今治西高校にも言えますが、こちらは推薦で硬式野球の実績がある者をかき集めるとのこと。甲子園経験のあるOBの藤井秀悟(早稲田大学→00年ヤクルトドラフト2位)も野球の実績を買われたのでしょう。 進学校で甲子園に近い高校として、ほかに北海道立札幌南高校、秋田県立秋田高校、沖縄県立那覇高校などがあります。 野球のスポーツ推薦で選手をかき集めたものの、努力空しく、甲子園出場歴がない高校もあります。一例として、聖望学園高校(埼玉)があります。暁星国際高校(千葉、日本ハムの小笠原道大の出身校)もそれではなかったかと思います。そこの選手は大学や社会人でプレーして入団、というケースが目立ちます。一応、高校でも評価はあるはずです。 そこにもスカウトは来るはずなんですけどね。 注目したいのは広島のスカウト。 苫米地鉄人(山梨学院大学付属高校→00年ドラフト6位)は、ルーキーイヤーで一時期、新人王の最右翼とも言われました。甲子園経験のないドラフト下位選手でも、戦力として育てていかなければ球団経営は破綻します。 この球団はアットホームであり、眼力も鋭い反面、逃げ出した選手は原則として徹底して排除します。ですので、巨人にFAで移籍した江藤智が広島に戻ることはまずありえません。 最後に、横浜の種田仁(上宮高校・甲子園経験あり→90年中日ドラフト6位)のように、即戦力や実力派選手でも必ずしも上位指名されないケースがありますので、要注意です。 種田の場合、2位までに指名がなければどこも指名がない、と各球団が踏んでいたのに、中日が指名を強行しました(本人にプロ入りの意思はありましたが)。そのため、契約金、初年度年俸とも6位指名としては破格の待遇であったと記憶しています。 強引にまとめると、 「高校時代の無名選手を挙げるのは極めて難しい」 「高校進学先は学力で決まるので、甲子園に出られるかどうかも同級生とツキの問題」 「スカウトのマーク能力で、評価はいかようにでも変わる」 といったところでしょうか。 話がかなり脱線してしまい、質問の趣旨とは離れた話が多くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
お礼
再度、詳しく御紹介くださいまして、誠にありがとうございます。 >それでも大学で無名の場合があります。山口弘佑(泉州高校→奈良産業大学・・・・・・ 奈良産業大は、湯舟敏郎(興国→奈良産大→本田技研鈴鹿→阪神1位)もOBですね。 >甲子園出場歴がない高校もあります。一例として、聖望学園高校(埼玉)があります。 聖望学園は、99年夏に甲子園出場を果たしているようです。 http://osaka-nikkan.com/lib/ohs/99summer/hs0814.html OBの門倉健(聖望学園→東北福祉大→中日2位)は、高校時代はスカウトの注目もあったという事なのでしょうか・・・? >苫米地鉄人は、ルーキーイヤーで一時期、新人王の最右翼とも言われました 甲子園経験のない高卒ルーキー(ドラフト3位以下)で、1年目にソコソコの成績を挙げた例では、他には前述の内藤尚行(ヤクルト)、大家友和(横浜)が、そうだったと思いますね。五十嵐亮太(ヤクルト)の高校時代および1年目は、どうだったのかな・・・? >即戦力や実力派選手でも必ずしも上位指名されないケースが・・・・・・ これは工藤公康(名古屋電気→西武1位)、芝草宇宙(帝京→日ハム6位)が、その例に当てはまりますね。 ご紹介されてない選手でございますと、金本知憲(広島・ドラフトは4位でしたが)は、名門・広陵高の出身ですが、一浪を経て東北福祉大に入学した・・という事は、高校時代は、さほど注目を集めてなかったという事なのでしょうか? また、金本と同級生の西村龍次(広陵高中退→香川・寒川高→ヤマハ→ヤクルト1位)も、ドラフト指名の際に初めて名前を知ったので、彼の高校時代も気になるところですね・・・。 ( 文中敬称略 )
- t-shino
- ベストアンサー率0% (0/1)
はじめまして、こんにちは! 回答させていただきます。 ずばり西武-ダイエーと渡り歩きいまだ現役バリバリの超人気選手であるダイエーホークスの秋山幸二だと思います。 今年のオールスターで18年連続18回目の出場を決め、すべてがファン投票での出場ってのはあの王・長嶋でもなしえなかった快挙だそうです。 秋山は熊本の八代出身で高校時代はエース投手として活躍!しかし甲子園とは程遠い結果で、今は亡き元ダイエーの監督である根本氏(秋山がプロ入りした時は西武関係者)の目に留まりドラフトでもなく西武の入団テストを受けて西武入り! そんな選手が言うまでもなくここまでのスーパースター選手となったと言う話です。 自分の中じゃここまで無名の選手でこれほどの選手になった人は秋山幸二ただ一人だと思っています。 それほど詳しくは話せなかったとは思いますが、 参考にしていただけたら幸いです。失礼します。
お礼
初めての御回答、誠にありがとうございます。 ただ、質問文中の 「 大学もしくは社会人に入ってから、その才能が開花して、ドラフトで上位で指名され・・・・・・ 」 という質問の趣旨には外れてしまっていますが・・・・・・。 でも確かに、同じ熊本出身で同期の伊東勤捕手が甲子園に出て西武の練習生(球団職員?)を経てドラ1で指名されたのとは対照的ですよね。
- katsuo01
- ベストアンサー率14% (2/14)
こんにちわー!僕はやっぱり元中日ドラゴンズのエース、今中さんだと思います.高校時代一度も甲子園に出ることなくドラフト1位指名。そして、肩を痛めるまでのあの剛速球はまさに天才!
お礼
早速のご回答、誠にありがとうございます。 ただ、 「 高校時代はドラフトでも指名の対象にならないほど無名だったが、大学もしくは社会人に入ってから、その才能が開花して、ドラフトで上位で指名され、プロ入り後も活躍した選手 」 という質問の趣旨には外れてしまっていますが・・・・・・。
- dodonn
- ベストアンサー率18% (3/16)
確か、カージナルスの田口選手もそうなんじゃないのでしょうか?公立高校出身で大学にいってから力をつけたんだと思います。その他に 中日の岩瀬仁紀投手(西尾東高→愛大→NTT東海→中日)がその例です。西尾東高校は、岩瀬選手の地元高校です。野球が強いというわけではないと思います。あと、元ヤクルトのギャオス内藤投手。活躍していたかどうかは微妙ですが、愛知県の豊川高校出身です。(確か)ここも、甲子園に出場したという記憶はありません。
お礼
ご返答、誠にありがとうございます。 岩瀬仁紀投手の略歴を見ますと、“地元一筋”って感じですよね・・・。 内藤投手は高卒後、スグにプロ入りしましたが、確かに彼の年の愛知県高校野球界では、近藤真一投手(享栄高-中日)の独壇場でしたからね・・そういえば豊川高校では白井康勝投手(のち日本ハム)もいましたよね・・当時は内藤投手と、どちらが“エース格”だったのでしょうか・・・?
- hirohiroro
- ベストアンサー率20% (53/255)
大変失礼いたしました!!igorさんご指摘のとおりです。 (yumesawaさん、申し訳ございません) もう一人思い出しました。西武ライオンズの三井浩二投手です。 彼は北海道足寄(あしょろ)町出身。足寄高校時代は甲子園出場できませんでした。ただ、高校卒業後ドラフトで(球団名は忘れました)下位指名があったので、 この質問にはふさわしくないかな?その時点で彼は、もう少し力をつけたいと、社会人野球の道を選び、昨年27歳という年齢でドラフト上位指名を受けました。 ちなみに、余談ではありますが、足寄高校の先輩といえば、松山千春氏と、あの「日本一ダーティ」と言われたあの方(具体的な名前は・・・わかると思います。~ハウスっていうのがある方)です。あの方も野球部の大先輩です。(爆)
お礼
度々ありがとうございます。 三井浩二投手は、一昨年11月のドラフトで指名された時に、、そういえば10年ほど前にもダイエー(?)に指名されながらも入団拒否した事を思い起こさせてくれましたね・・当時も松山千春氏が“応援歌”を作るとか話が、あったと思いますね・・・。 ( 私の質問文の「 高校時代は・・・・・・ドラフトでも指名の対象にならないほど無名だったが・・・ 」という趣旨からは外れてしまってますが・・・) え~っ、あの某政治家も野球部だったんですかぁ~(同じ高校というのは聞いた事が、ありますが・・・) 巨人の松井選手と、某・元首相が同じ町の出身というのは知ってましたが・・・。
- hirohiroro
- ベストアンサー率20% (53/255)
こんにちは! 私が思いついたのは、巨人の上原浩治投手です。高校時代は甲子園行っていないです(大阪の高校なのですが、出身校は失念しました。甲子園行ったことない高校だったと記憶しています)。大阪体育大学時代に注目されて、ドラフト1位指名されたと記憶しています。 これは自信がないのですが、二岡智宏選手も甲子園出場経験ないような気がします。(違っていたらゴメンナサイ)
お礼
ご返答、誠にありがとうございます。 二岡智宏選手は、広島の名門・広陵高の出身ですが、確かに甲子園出場の経験は無いですね・・そして近畿大を経て、巨人に2位指名されましたね(その時に1位が上原浩治投手)。 ちなみに上原浩治投手の出身高校は、「東海大仰星」高校だったと思います。
- limphart
- ベストアンサー率46% (54/116)
今メッツにいる小宮山投手は(出身校が無名高だったこともあって)高校時代はまったくの無名でしたよね。 でも早稲田で活躍して結局ドラフト1位だったと思います。 その他は・・・多分出てこないと思いますが(知識不足でw)、思い出してみます。
お礼
早朝にもかかわらず、ご返答、誠にありがとうございます。 そういえば、彼もそうだと思いますね・・芝浦工大付属柏高校から、二浪を経て早稲田に入り、ロッテにドラフト1位で指名されたと記憶してます。
- dovob
- ベストアンサー率23% (26/112)
やっぱイチローでしょ。 高校時代は投手で甲子園に出場しましたが 1勝もできなかったんじゃなかったですか?(自信なし) でも、バッティングセンスを買われ オリックスに、ドラフト4位で入団しました
お礼
「 高校時代は甲子園に出れずに、ドラフトでも指名の対象にならないほど無名だったが、大学もしくは社会人に入ってから、その才能が開花して、ドラフトで上位で指名され、プロ入り後も活躍した選手 」 という質問の趣旨には外れてしまっていますが、御回答くださいまして、誠にありがとうございます。 確かに私もイチロー選手は、彼がプロ入り後、1年目の「ジュニア・オールスター」(現在の「フレッシュ・オールスター」)でHRを打ち、MVPを獲得した時にはじめて「オリックスの“鈴木”」という選手の存在を知りましたね・・・。 その2年後の春、新聞の片隅に「オリックスの佐藤和弘は“パンチ”、鈴木一朗は“イチロー”と登録する事になった」という記事を見かけたのですが・・その時も私は、「彼は下の名前は“一朗”というのか・・でもパンチ選手の“おまけ”見たいな感じで名前を変えさせられたのかな・・?」と失礼ながら思ってしまってました・・当時はパンチ佐藤選手のほうが有名でしたからね・・・。でもシーズンが始まると、イチロー選手は前人未到の200本安打、一方パンチ選手はこの年かぎりで引退・・と対照的でしたね・・・。 そういえばパンチ選手も高校(神奈川・武相高)時代よりも、大学-社会人で活躍してオリックスにドラフト1位で指名されましたね・・でも私はそのドラフト会議で指名されるまで、彼の存在を全く知りませんでした・・・(;^^)
お礼
沢山ご紹介、誠にありがとうございます。 >それでは、甲子園に行けなかった選手だけを探すとよいかというと、これも疑問です。 確かにこれもそうですね・・先の御回答で出てきた今中(元・中日)や石井一(元・ヤクルト)、斉藤雅(元・巨人)、北別府(元・広島)の様に、甲子園に出れなくてもスカウトの眼力によりドラ1で指名され、プロでも大成しましたからね。 >若田部健一(鎌倉学園高→駒澤大学→92年ダイエードラフト1位)は、環境ゆえに甲子園に出られなかった・・・・・・ の例でいきますと、 阿波野秀幸(神奈川桜ヶ丘高→亜大→近鉄1位) 与田 剛(木更津中央高→亜大→NTT東京→中日1位) も、この部類に入るのでしょうか・・・? また、小池秀郎の名前が出てきて思い出したのですが、 高津臣吾(広島工業高→亜大→ヤクルト3位)は、高校では甲子園に出たものの、“控え投手”だったはずです(もしかしたら他のポジションでレギュラーだったかもしれないが)。そして大学でも小池の次の立場でしたね・・しかしスカウトの眼力によりヤクルトが獲得し、見事200セーブ投手に。彼も、この部類に入れてもいいものなのでしょうか・・・? ( 以上、文中敬称略 ) それから、現在は阪神の広沢選手(栃木・小山高→明大→ヤクルト1位)の高校時代は、どうだったのでしょうか・・・?