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国内特許出願でIPCとFIとFタームは必ず必要?
特許の国内出願に関して教えてください。 国際分類の「IPC」と、国内分類の「FI」および「Fターム」の3つは、出願する際には必ずコード選択されているものなのでしょうか。それとも省略可能なものもあるのでしょうか。 特許検索をする際に、これらのコードで検索しようと思っているのですが、もし省略されているとすると、取りこぼしが発生してしまうのでは、と懸念しております。
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大前提として、コンピュータ検索では取りこぼしは「必ず発生します」。 IPCやFタームを使ってもです。 ただ、キーワード検索を行うより、IPCやFIなどの分類記号を使うことでヒット率を少しでも上げようとするシステムです。 IPC、FI、Fタームは、特許庁の分類担当官が付与します。願書には一応IPCの記載欄がありますが、IPCを普及させるために出願人自身にできるだけ調べてもらおうという趣旨で記載欄が設けられているだけで、担当官は多くの場合無視します。また、Fタームは、あくまで先行技術文献調査の目的で作成されたコード体系なので、既に同じ技術についてFタームが付与されている場合などは後から出願されたものについては意図的に付与されていないこともあります。 各分類体系などについて、まずは詳細な知識を得ることが肝要です。 コードが付与された年度などによっても、実際に付与した担当官によってもばらつきがありますし、Fタームも数年後との改訂などで一律ではないのですが、キーワード検索よりはマシという感覚を持つことが大事です。漏れのない調査をするには、やはり時間と人を費やしてマニュアル検索しかなく、その場合の調査費用は数十万~百万以上になることもあるので、うまくコンピュータ検索を使って少ないコストで最大限の結果を生み出せるように頑張ってください。
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- Studiogma
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> 国際分類の「IPC」と、国内分類の「FI」および「Fターム」の3つは、出願する際には必ずコード選択されているものなのでしょうか。それとも省略可能なものもあるのでしょうか。 確認ですが、「出願する際には・・・」とは、出願の際に出願人がIPCとFI、Fタームを記載しなければならないかと言うことでしょうか? 出願時には、IPCを記載する項目はありますが、他の2つはありません。 これらは特許庁が付与するものであると認識しております。 IPCについても出願人が願書に記載しますが、これがそのまま適用されるわけではないようです。 願書に記載したIPCと公報に記載されたIPCが微妙に違っていることもありますので。 →出願時(願書)に記載していなくても特許庁でIPCやFタームは付与されます。 質問者様が懸念されていること、Fターム等で検索した場合、取りこぼしがあるかどうかについて、私も主としてFタームで検索しておりますが、昭和40年代や30年代のものもヒットしておりますので、『検索時のFターム等の選択が誤っていない』限り、又は『特許庁により適格にFタームが付与されていれば』、取りこぼしはないといえると思います。 (つまり付与されているものは全て拾っていると思います) ただ、これらを付与するのは特許庁の各担当者ですので、付与する人によって、ばらつきがあると思います。 しがたいまして検索結果がいつも100%のものであることは期待しないほうがいいと思います。 ご参考まで。
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回答ありがとうございます。 IPCやFタームは特許庁で付与されるものなのですね。 てっきり出願人自らが付与するものだとばかり思っていました。 出願されている明細書を見ていたら、Fタームがない出願もちらほらと見受けられたので、今回のような質問をさせて頂きました。 きちんとFIやFタームが付与されているかどうかは、特許庁の担当者次第ということなのですね。
お礼
回答ありがとうございます。 IPC、FI、Fタームは特許庁の分類担当官が付与するものなのですね。出願人自らが付与するものだと勘違いしておりました。 Fタームが付与されていないケースもあるということ、理解致しました。 FIやFタームの一覧表を見ると、技術分野がかなり細かく分類されているという印象を持ちました。なので、これらのコードを頼りに所望の発明を精度良く検索できそうだと思ったのです。 「まずは詳細な知識を得ること」ですね。アドバイスありがとうございます。