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羅生門について
高校1年生で 羅生門の続きを書けという課題がでました。 そこで、私は下人が羅生門を去った後どこかの家に盗みに入り、そこで捕まって、死刑となり、そのときに主人に暇を出されたときのことを思い出しなぜ自分が首になったかを考えるという風にしたいんですが、 そこで下人はどんな家に行ったか、死刑はあったか、あればどんな形でか、なぜ暇を出されたか(本当は不況の影響ということになっていますが、下人がなにかミスをしたということにして)どのような設定すればその時代に合っているか分からないので教えてください。 どれか一つでもいいので教えてください。 よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
これは、とても面白い課題ですね。 色々な展開が考えられると思いますが、質問者さんの考えた、 「下人が盗みをして捕まり、死刑になる。そして回想する」 というアイディアは素晴らしいと思いました。 生き抜こうとして行動することが結果的に死を早めてしまうという展開が面白いと思いました。この死を早めてしまう原因が、苦しくても前向きに生きようという考えではなく、他人から盗みを働いて生きていこうというマイナス的な考えを持ったことに原因があると考えられます。 しかし、暇を出された理由が、 「下人がなにかミスをしたということにして」 という部分は共感できません。 この羅生門は、下人の心移りを書いていると思われますので、簡単に書けば、 恐らくは真面目な下人→盗人になるかの葛藤→盗人 という流れですので、実はミスを犯して解雇、というのは避けたい気がします。真面目に働いていたけども、世の中が不況なので仕方なく解雇された、そして、盗人になるか悩む。 生活に困る→盗人になる、というのはいささか短絡的な発想ですが、充分ありうる展開だと思います。これを後押ししたのが、老婆のエピソードです。老婆自身や老婆の話に出てくる魚売りの女は、どちらかといえば、生き抜くための知恵として書かれているように思えます。 下人も最終的に、それを真似て、老婆から着物を盗んでいくわけですね。 ここから、下人が死刑になっていく展開を考えますと、死刑になっても仕方がないと読者に思わせるといいような気がします。 例えば、貧乏だが善人として生きている人から盗んでしまうとか、生活は、満たされているのに必要以上に盗みを働き続けてしまうなど。 つまり、老婆のやり方とは、似ているようで違う盗みになってしまうわけです。 そして、死刑前に下人の回想が始まり、・・・ という展開がいいような気もします。(蜘蛛の糸にちょっと似ている気もします。) 以上、長々と書きましたが、参考になれば幸いです。時間があるようでしたら、より良いストーリー展開があるかもしれませんので、再度白紙から考えてみてはいかがでしょうか? 仕事は段取りで7割決まるといわれています。充分煮詰めていくと、意外とあっさり書けるはずです。 では、良い話がかけますように。。。
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- orkney
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うーん、この課題を出した先生は、もしかしたら芥川の「偸盗」を読んだことがあるのかな? この作品の主人公はにきび跡を想起させるあばた面だったり、「藪の中」の一方の主人公と同姓同名の人物が出てきたり、芥川の王朝の悪役勢ぞろいのような感があります。
- ANASTASIAK
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下人がまた、犯罪ですか? 生きるためには人を不幸にしたってかまわない、と下人は か弱い人間から最低限のものを奪い取ります。 そういう人間が、反省して正義に目覚めず、さらに犯罪を 犯すというのでは、まったく救われないと思いますが。