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部分数列と有界
- 数列の有界性を示すために、ある部分列が全ての自然数kについて|Ank|>=kを満たすことを示す。
- 逆に、数列が有界であることを示すためには、ある自然数Kについて、どんな部分列Ankを取っても|Ank|<kとなることを示せば十分である。
- よって、数列の有界性とすべての自然数kについて|Ank|>=kを満たす部分列の存在は同値であり、必要十分条件である。
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>(1)と(2)に何か言葉を入れるべきでしょうか (1)、(2)に言葉を入れないで回答とするなら、まぁ、0点でしょう。 >この対偶をとっての解答で間違っている所はありますか 「左から右」を示すのに対偶「Bでない→Aでない」を示すのは まちがっちゃいないですけど、センス悪ぅって感じです。 実際、空欄(1)に、相当多くのことを記述しないと完成しないんじゃないでしょうか? 「右から左」をを示すのに対偶「Aでない→Bでない」を示すのは やっぱり、センス良いとは思いません。対偶をとって証明することも容易ですが、 直接書き下したほうが早いと思います。 *)以下のサンプル記述では、Anの部分列をBnとしています。 ------ A⇒Bを示す。 数列(An)が有界でない ⇒ 任意のMに対して、M<|An| となるn番目の項がある ⇒ 自然数iに対して、i<|An| となるn番目の項がある ⇒ 1<|An| となる最初のAnは存在し、これをB1とする。 このAn以降の項で、 2<|An| となる最初のAnは存在し、これをB2とする。 このAn以降の項で、 3<|An| となる最初のAnは存在し、これをB3とする。 ・・・ と構成すれば、Bnは、Anの部分列で題意を満たす。 ------ B⇒Aを示す。 すべてのk(自然数)について|Bn|>=kである部分数列{Bn}が存在する ⇒ 任意のMに対し、M<kとなる自然数kを選ぶと、あるAnの部分列BnのBk について、|Bk|>=k>M Bkに対応するAnの項をAiとすると、M<|Ai| 従って、Anは有界でない。 ----(参考)-- Aでない⇒Bでないを示す。 数列(An)が有界 ⇒ ある自然数kが存在し、任意のnに対し、|An|<k ⇒ どのようなAnの部分列Bnについても、そのk番目の項に対し |Bk|<k となる。 すなわち、 すべてのk(自然数)について|Bn|>=kである部分数列{Bn}は存在しない。