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魯迅の言葉、教えてください!

魯迅の「正人君子」とはどういう意味なのでしょうか? 学校の課題で、本の感想をレポートにしなければいけないの ですが、この言葉が引っかかってうまく書けません!! どうか教えてください!!

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

 こんばんは。日本語を勉強中の中国人です。  『ただ彼の写真だけは、今なお北京のわが寓居の東の壁に、机に面してかけてある。夜ごと、仕事に倦んでなまけたくなるとき、仰いで燈火のなかに、彼の黒い、痩せた、今にも抑揚のひどい口調で語り出しそうな顔を眺めやると、たちまちまた私は良心を発し、かつ勇気を加えられる。そこでタバコに一本火をつけ、再び「正人君子」の連中に深く憎まれる文字を書きつづけるのである。』  上の部分は魯迅の『藤野先生』(日本語版)からの抜粋です。次の参考ページに『藤野先生』(日本語版)があるので、ご参考になってください。 http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/novel/rozin.html  「正人君子」は「品行方正な君子人。人格者」の意味ですが、ここは反語として使われています。「おおっぴらに軍閥政客のお先棒をかつぐ、『正人君子』をもって自認する文人」を風刺しているのです。  魯迅は明るい中国を迎えるため、封建主義や帝国主義と最後まで戦われた愛国の文学者です。藤野先生のような先生は正真正銘の君子です。上記の引用段落は、封建主義や帝国主義の迫害を受ける最中に、藤野先生が自分と中国への期待を思い出すと、魯迅は文章で悪い連中らと戦い続ける勇気が増えた一シーンです。  次のサイトの「医学を棄て文筆へ」という部分に魯迅は医学を棄て文学の道を志すにする「スライド事件」を詳しく説明されているので、ご参考になさってください。 http://www.ifsa.jp/kiji-nihonryugaku-lojin.htm  「およそ具弱な国民である限り体格がいくら立派でも、頑健でもせいぜい見せしめの材料と見物人になるだけだ。彼らの精神を改造することである。それに役立つには医学でなくて、文芸を挙げるべきだ」(駒田信二訳)と魯迅はおっしゃったことがあります。  悪魔の精神の持ち主を改造するのは無理かもしれません。

参考URL:
http://www.ifsa.jp/kiji-nihonryugaku-lojin.htm

その他の回答 (3)

  • thuthuya
  • ベストアンサー率37% (29/78)
回答No.3

本の中で、「正人君子」はどのように出てきましたか? 「正人君子」の前後の文章を書いて頂ければ 的確な回答ができるかと思います。

  • luune21
  • ベストアンサー率45% (747/1633)
回答No.2

正人とは、まっとうな人、きちんとした人という意味で、聖人とは少し意味が違います。 しかし、それがたとえば『藤野先生』の末文にあるように、 --そこでタバコに一本火をつけ、再び「正人君子」の連中に深く憎まれる文字を書きつづけるのである。-- と、かぎ括弧つきで強調されているような場合は、反語的な修辞技法だといえるでしょう。 つまり、悪いことはしないが、かといって芸術を理解することなく、また思想的な深みもないなどといった「俗物」というような意味を皮肉をこめて言い換えているのです。

  • 1582
  • ベストアンサー率10% (292/2662)
回答No.1

日本語なら聖人君子だな 元来、品行端正な人のことだが皮肉って 真面目ぶっているとか、実直を装っている人をいう場合も 多く用いられている

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