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斜張橋と吊り橋、似たような構造なのに、なぜ吊り橋の方が支間が長いのか?
世界最長の斜張橋は、しまなみ海道の多々羅大橋ですよね(全長1480m、中央支間長890m)。同じく世界最長の吊り橋は、明石海峡大橋(全長3911m、中央支間長1991m)です。 斜張橋と吊り橋、高い主塔と主桁をケーブルでつなぎ、張力を利用して橋を支える構造は同じです。 でも橋の支間長は吊り橋の方が2倍も長い。 これってなぜなんでしょうか?
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斜張橋は、主塔から直接主桁を吊っています。したがって、長い 主桁を吊ろうとすると、ケーブルの張る角度にも依りますが、それ だけ高い主塔が必要になります。 一方、吊り橋は、主塔間に張られた太いケーブルと太いケーブル から下がった細いケーブルで主桁を吊っています。主桁を直接吊っ ているのは細いケーブルで、それを太いケーブルが支えています。 つまり、主塔間に張る太いケーブルが垂れ下がる高さの主塔があれ ば、主桁は長くできます。太いケーブルの垂れ下がる角度にも条件 はありますが、斜張橋よりは、長くなるのだと思います。
お礼
なるほど!確かにそうですね。ウィキペディアに『同じスパンの場合、塔の高さは斜張橋の方がやや高くする必要がある。』と書いてありました。回答をいただく前に読んだときは何も思わなかったのですが、逆に考えると、『同じ高さの主塔であれば、吊り橋の方がスパンを長くできる』ってことですもんね。 ありがとうございました。