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訴訟提起直後の被告側への取材は意味があるのか?

民事訴訟を提起した人が記者会見をした後、マスコミは提起された側(被告側)にもコメントを求める様子をよく見ます。決まって「訴状を見ていないのでコメントは控えさせていただきます」という内容です。 当サイトの別カテゴリーで「訴状が届くのはいつごろか」と質問させていただいたところ、2~3週間は掛かることが分りました。 とすれば、確かに、訴訟提起直後にコメントを求められても、被告側としてはコメントのしようがありません。 手掛かり(つまり訴状)が全くない状態よりも、きちんと訴状が届いてから被告側の考え方を取材した方が、よっぽど被告側の言い分や裁判に対する方針などが聞くことができて有意義だと思います。 どうして、馬鹿の一つ覚え(失礼!)のように、マスコミは訴訟提起直後に被告側にコメントを求める取材をするのでしょうか?

みんなの回答

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1498/3648)
回答No.1

民事訴訟など意見が対立している問題を報道する場合に、一方の主張だけを伝えたのでは不公平になりますので、報道機関としては被告側の談話(主張)は必ず取材・報道しなければならない性質のものです。ただ、提訴直後には被告側に訴えの内容が十分伝わっていないことも多く、ご指摘のように「訴状を見ていないのでコメントできない」と言われる場合もあります。 この問題について、かなり昔に警察・裁判担当の記者の仕事をしていたころ、私も質問者様と同様の疑問を感じていました。そこである民事訴訟が起こされた際、訴状のコピーを作って被告の会社に持って行って渡し、「こういう訴状が○○地方裁判所▽▽支部に出されました。X時間後に会社としてのコメントをお願いします」と取材したことがありましたが、会社の担当者は相当困惑していました。 このように訴状のコピーまで渡すかどうかは別としても、報道機関の立場としては、現実には「提訴内容を詳しく被告側に伝えて、できるだけ中身のあるコメントを取材できるように努める」ほかないと今も考えています。被告側に裁判所から訴状が届いてから提訴そのものを原告・被告双方の主張を入れて報道すればよいというのも、ひとつの考え方ではあると思いますが、提訴の事実を知った以上、ニュースとして伝える価値があるものを、報道機関として何日も報道せずにおくわけにはいきません。また被告側のコメント(主張)だけを後日別に伝えるというのも現実的ではないと思います。

gootaroh
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。 >そこである民事訴訟が起こされた際、訴状のコピーを作って被告の会社に持って行って渡し、「こういう訴状が○○地方裁判所▽▽支部に出されました。X時間後に会社としてのコメントをお願いします」と取材したことがありましたが、会社の担当者は相当困惑していました。 ・当然でしょうね。その場合、マスコミから訴状のコピーをもらっても真偽が判断できませんから。訴状送達に関してマスコミは「しかるべき人」ではありません。いくら報道の自由があっても自己中心的だと思います。 >提訴の事実を知った以上、ニュースとして伝える価値があるものを、報道機関として何日も報道せずにおくわけにはいきません。また被告側のコメント(主張)だけを後日別に伝えるというのも現実的ではないと思います。 ・それはあくまで報道機関の立場の話であって、一般人(報道を見る側)にとっては不完全な状態での報道よりも、確実な内容の方がよいと思います。 現状は、被告側が答えようがないのに、逃げているように見えることから、結果的に原告に有利な印象になってしまっています。 速報性と内容の完成度の両立は難しいですが、第1報として提訴の事実を報道し、第2報として双方のコメントを報道するという2段構えは、「双方のコメントについては、訴状が原告側に正式に送達されてからお伝えします」などのアナウンスが慣習化すれば、あながち非現実的ではないと思います。

gootaroh
質問者

補足

すみません。せっかくご回答いただいたのに、「お礼」部分に私見を書きすぎました。議論するつもりはないので、お気になさらないでください。 さて、1つだけ追加質問なのですが、マスコミ自身が訴えられたとき、すぐにコメントできるのでしょうか?もちろん、個人的なコメントではなく、社としての正式なコメントです。

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