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写真やコピーのように描く

まるで写真やコピーで写し取ったかのように絵が描けることはすごいことなのですか?誰にでもできることではないのでたいしたことだとは思いますが、正確に、機械的に写し取る作業をしているだけのような気がするのです。もともと絵が上手く、練習を重ねてそうなったわけではない人です。どう思いますか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • kettouti
  • ベストアンサー率46% (274/589)
回答No.7

確かに写真やコピーで写し取ったように絵を描く事は、ある意味スゴイ事だと思います。 特に、No4さんが回答されている「スーパーリアリズム」の作品はスゴイと感じます。 しかし、私的には「スゴイ!」と感じるだけです。ある一瞬、ある瞬間を完璧に、正確に記録・伝達しているという事以上には感じられません。 それから、色彩にしても遠近感にしても完璧に記録されているはずなのですが、不思議と立体感が感じられず、平面的だなぁ~と感じます。 ですので、質問者さんが言われているように、【機械的に写し取る作業をしているだけのような気がするのです】という考え方に、私も同感です。 これまで、色々な絵画展を観てきましたが、たとえばゴッホの作品「種まく人」。幅1cm、長さ3cm位の色のついた直線を並べているだけの作品に、太陽の光の強さ、迫力、生を感じます。「うわぁ~!!生きてる!!。太陽がギラギラしてる!!スゲェ~!!」。 ゴッホの凄さ、ゴッホにとっての黄色という色の意味を感じ取れた気がしました。 また、17世紀頃(バロック時代)の作品に多いのですが、近づいて観てみると、直径数ミリの色の付いた丸を3ツ並べているだけなのに(串団子のような感じ)ある距離離れて観ると、農作業をしている人の姿に見えたり、のんびりと草を食べている牛に見えたりします。そして、動き、生きている感じがします。 それから、クロード・モネの作品「日傘の女性、モネ夫人と息子」ですが、画面自体は完全にぼやけているのですが、季節感、風の向き・強さ、温度、湿度、草の香り、その時の心地良さ等、日常私達が何気なく五感で感じている自然の状況を、すべて感じ取る事が出来ます。 さらに、ピカソの作品、「泣く女」。キュビズムと言われる描写で描かれた絵画ですが、「なんだこれ???」が第一印象です。 しかし、じっと観ていると、物凄く悲しい、物凄く辛い、物凄く悔しいといった感情が、間違いなく伝わってきます。口にくわえているハンカチを、今にも食い千切ってしまいそうなほどの強い感情と、今にも大声で泣き叫ぶのでは?という状況を・・・。 そして、最後に1500年代に描かれた一枚の肖像画。 当時の画家にして文筆家、そして建築家であるジョルジョ・ヴァザーリが 『美術がどれほどまでに自然の真実を模倣する事を出来るかが知りたければこの作品を観ればよい。彼女の目はまるで生きているような輝きと潤いを持ち、まるで生身の人間を眺めているような思いがし、まさに生きた皮膚を持ち、生きた人間の姿そのものである』 と評しています。 この作品が、知らない人はいないであろう、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「モナ・リザ」です。 「モナ・リザ」の絵画を自然の光の中で観ると、観ているうちに、頬がうっすらとピンク色に染まってきて、唇と眼が潤ってくるのだそうです。ようするに、体中に血が通い、まさに生きているかのように見えるのだそうです。 繰り返しますが、「写真」「写真やコピーで写し取ったかのような絵」というのは、やはり機械的な作品だと感じます。記録とか伝達という事になると思います。私には、生とか命といった事が感じられません。体温、皮膚の柔らかさ、弾力性、息づかい等が感じられないという事です。 素人の私ではうまく説明が出来ないのですが、芸術性が無い、感じられないという事になるのかな?と思います。 それから、写真の世界(あるいは写真的な作品)は、直線的に感じます。平面的という事にもなると思います。絵画の世界は、写真の世界に比べると立体感を感じます。そして、見えていない部分、ようするに描かれていない向こう側の状況・形を感じ取れるように思います 写真は単眼視で物を見ている世界、人間は複眼視で物を見ている世界。複眼視の世界を表現する事は、非常に難しいのではないかと思います。

その他の回答 (6)

回答No.6

>もともと絵が上手く、練習を重ねてそうなったわけではない人です。 どういう絵描きさんを想定しての質問なのでしょうか? 脳の機能が特殊だったりして、もともと絵が上手い人というのは確かに居るのですが、それでも写真のような写実的な絵を描こうと思えば、それなりの練習が必要です。 昔の西洋の写実的な油絵などは、目の前のモノを正確に、機械的に写し取る作業をしています。そのために何年も修行しました。

  • leoundmax
  • ベストアンサー率36% (31/86)
回答No.5

80年代の後半に「スーパーリアリズム」の展覧会にかかわったことがあります。それまで、彫刻で「本物そっくり」の形を描いたり、石膏で方をとった人間像を作ったりするリアリズム系の作品はたくさんみてきたのですが、絵画となると、CGの技術なども使えるわけで、芸術としての存在価値が問われる分野じゃないかと思います。 なぜ、その場面を絵画にしたのか。都市の片隅。どこにでもあるような「ダイナー」というレストラン。バイクや車の部分。 実際は写真としては収めきれないようなアングルだったりします(広角レンズをつかうと左右がゆがむなど)。そういう日常の場面を切り取るという作業が彼らスーパーリアリズムの画家たちの意図にあったのではないでしょうか。 しかし、80年代から現代にいたって、これだけCGが活躍し、映画でも、アニメでも使われるようになってしまった今となっては「20世紀の芸術活動」のひとつだったといっていいかもしれません。 技術的には、鏡面反射を利用したり、スクリーンに映し出して輪郭をとらえたりといろいろな技法があるようです。「実験的な意味」でおもしろいと思います。(ピアノの前に座っているだけで、作品となったJ ケージの音楽みたいに)

tetree8
質問者

お礼

「スーパーリアリズム」はじめて知りました。まるで写真のようですごいですね、驚きです。

回答No.4

「スーパーリアリズム」のことでしょうか。美術は門外漢ですが、すごいとは思いますよ。 http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/1085992053-1543933/open_000.html

  • anwar
  • ベストアンサー率47% (8/17)
回答No.3

写真やコピーのような絵というのはどの程度の絵の事でしょうか? tetree8さんが写真みたいだと感じられるだけで、実際にはそこまでじゃないのではありませんか? 人間が普通に描画する絵はどんなに写実的でも写真とはまったく違うものですよ。 美術館に行ってみてください。 写実的な絵を見て「写真みたい」とか言ってる方々がたまにいますが、絵と写真の区別をつけらる目を養いたいものです。 CGなどで元の写真からドット単位の色を数値で計算して色を1ドットづつ置いていくようなやり方は、もはや絵とは呼べないと思いますが、そういうものも絵と呼ぶのかしら? そういう機械的に写し取る作業とは違い、たとえば模写にだって描き手の味わいがちゃんとありますよ。 芸術的価値は無いかも知れませんけどね。 そういう行為を否定するのは絵というものが判ってない人なんじゃないかな?

回答No.2

技術レベルが高いことが問題とは思えませんし、貴方も多分思ってないと思うのですが、それよりほかに問題があるから質問しているのかな?と邪推してしまいます。 どう思ってほしいんでしょうか?

  • EFA15EL
  • ベストアンサー率37% (2657/7006)
回答No.1

すごいことだと思いますけどね。 芸術的な評価は得られないでしょうが、技術的にすごいのは確かです。 素直に賞賛して良いような気がしますが、何か問題があるのですか?

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