- ベストアンサー
頭に注意!!ヨーロッパのトイレ文化
小さい頃読んだ本に、トイレの文化がありました。 もう25,6年前の記憶なのでこちらでご存知の方に教えていただきたく質問させていただきます。 中世。。。もしくはそれ以前のヨーロッパでは、おしっこをツボに溜めておいて、2階から、下の道路に「頭に注意!!」,,,らしき掛け声と共に 捨てていて、それが原因で、大腸菌や感染病が流行ってしまったので、トイレの文化ができた。。。と、記憶しているのですが,,,この記憶はまちがいでしょうか?? トイレの文化に関しては日本人は、清潔だったとよんでいますが。。。 窓から 汚水を捨てるなんて 常識的に考えても チョット…って感じですよね。 トイレ文化に詳しい方、お力をお貸しください!お願いいたします
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
フランスに限定して、 中世はご質問の通りのイメージです。 それを反映して通りの名前が rue du Bourbier(泥沼通り), rue de Basse-Fesse(お尻より下の通り) Bougerue du Pipi(おしっこびちゃびちゃ通り)などがあったと言われてます。 このような衛生環境ですから十四世紀半ばの黒死病で パリだけで8万にもの死者が出るのは仕方の無かったことです。 トイレの歴史は、貴重な水を如何に確保するかとの戦いでもありました。 パリの飲料水は幾つかの井戸(十五世紀で6箇所、十六世紀でも20箇所以下)と セーヌ川からの汲み水です。アンリ四世が17世紀初頭、セーヌ架かるポン・ナフ(橋)に 初めて木製のポンプを作りそれをSamaritaine(現在百貨店名に残る)命名したことが 知られています。 Les Balades des Fontaines(昔の井戸の跡はこちらのサイトから) http://lafetedeleau.free.fr/prog/ballades.html このような状況が改善されるのは、ナポレオンの時代です。 セーヌの水だけでは不足したので、ルールク運河(le canal de l'Ourcq)を筆頭とする 幾つもの水源開発でパリの飲料水が確保され、同時に下水道の整備が進み 1861年には、セースの水を飲むことが禁止されました。 この頃、次第に水洗トイレが普及し始めます。 同じ頃に、古代ローマ皇帝ウェスパシアヌス(Titus Flavius Vespasianus- 初めて有料の公衆便所を設置。嘲笑に対して 反論のPecunia non olet(金は臭わない)と名台詞を残す) に因んで、男性専用にヴエスパジィエンヌVespasienne (画像添付http://fr.wikipedia.org/wiki/Image:Vespasienne_du_boulevard_Arago.jpg)が 公道に設置(後にホモさんの溜まり場となる)されました。 最後に笑い話を 隣国ベルギーでは トイレに行くをトイレを単数形のtoilette として je vais a la toilette と言うのに対して フランスでは、複数形のtoilettes にして je vais aux toilettes と発言します。 なぜでしょうか??? 理由は、綺麗なのを探さなければいけないから。。。
その他の回答 (6)
- jorkar
- ベストアンサー率17% (6/34)
今でもパリでは犬の糞を路上にそのままにする飼い主が多いそうです。そのため、踏んづける→転ぶ→怪我(骨折する人もよくいるとか…)という人がかなりの数に上るのだとか。それに比べると日本は江戸時代から、排泄物、紙、ろうそくその他もろもろの物をリサイクルして使っていたので、かなり自慢できることだと思います。道路にはゴミ一つないと言われていたそうです。
お礼
>>日本は江戸時代から、排泄物、紙、ろうそくその他もろもろの物をリサイクルして 国民性がでますねーーー!! 物を大事にする。。。お金持ちからすれば 貧乏臭い と思われるかもしれませんが、一握りの大金持ちより 大勢の一般庶民の「知恵と努力」の集大成ですね♪ 糞尿に集まる ハエをみて処理するか、放置するか。 美的感覚が優れているのは,,,日本人ではないでしょうか??!! いずれにしても、美しい街 お江戸 のイメージは 誇るべき文化だと思います!。。。。どれ、私もお昼食べ終わったら掃除機かけようかな(汗) ありがとうございました!(^^)
補足
回答者の皆様!!こちらをおかりしまして厚く御礼申し上げます. 現在9ヶ月の我が子も2年後にはトイレトレーニングがまっています。その後、お約束のウ0チネタを幼稚園、家庭内で語ってくれる日が訪れるかと思います。そのときに トイレの歴史を 親子で楽しく(部屋にデカデカと張ってある世界地図とともに)説明できると思います。 皆様に20PTさしあげたいのですが、今回は、その辺ではチョイト聞けない雑学をいただけた方にPTをつけさせていただきます。 本当に7名の皆様 ありがとうございました♪
ベルサイユ宮殿にトイレは、あることは、あったらしいです。 草食獣の排泄物があまり、臭くないように、肉食の文化を持たなかった時代の日本人の排泄物は、あまり匂わなかったのでは、ないでしょうか。 お香くらいの匂いで、カバーできるくらい。
お礼
参考資料ありがとうございます!! いやーーーー。。。。何だか想像してだけで食欲がなくなりますね(笑) しかし、これもフランス人の歴史ですので、素直に受け止めたいと思います。確かに、宮殿にお勤めしている人間の数+一日の排泄物量×1ヶ月×12ヶ月=・・・かなりの量ですよねーーーーーーー(汗) ベルサイユ宮殿や当時のお城、綺麗なドレス。とても美しい物なのに、肝心のトイレの文化が未熟とは、、、ま、フランス人らしいといえばそうかもしれませんが(汗) そういえば、最近私も店頭でミネラルウォーターを飲んでいますが,喫茶店などで出される水道水が飲めるのも 世界では珍しいんですよね! わが国日本は水が綺麗ですよね(ですから米が非常に美味しい♪) 欧米に比べ、夏場の湿度が高いとはいえ、毎日清潔なお風呂で家族皆が肩までゆっくりお風呂に浸かるッて.…良い習慣ですよ(^^)キレイ★ お香で臭い隠しですか。。。さぞ お香やさんも儲かったことでしょうね(汗)ありがとうございました!
ヴェルサイユ宮殿が建てられたのはルイ14世の時代なので、17世紀。中世どころかバリバリの近世です。 基本的に前近代の都市は、人口密度が高い→感染症が多い→死ぬ人が多い、ということで、近隣の農村からやってくる人の補充によって維持していたような場所でもありました。それでも食えないよりはましだからどんどん入ってくるわけですが。 余談ですがヨーロッパの人が風呂に入らなくなったのも近世で、中世はけっこう公衆浴場が多かったのです。そういう点では中世より近世のほうが汚いといえるかもしれません。
お礼
17世紀でその状態だったんですね。 本当…そんなに大昔ってほどでもないですよね… 日本人は清潔で、食生活も素朴なため、体臭もそんなに強くないんじゃないかな? 香辛料のキツイ国の方は、すれ違ったときビックリするような体臭ですからね!! 。。。なんか、日本人でよかったなーーっていうか、これで観光地でのゴミの処理とかきちんとできれば日本人てすばらしいのにって思ってしまいました! どうもありがとう御座いました!
このお話、料理研究家の玉村 豊男さんがお書きになった「パリ 旅の雑学ノート」で読んだことがあります。内容はまさにご質問にお書きになった通りで、下を通る人のために「お気をつけあそばせ」と一声かけるのが品の良い層のマナーだったとか。 パリという地名そのものがもともと「薄汚い」といった意味だと言われていますが、その昔のパリはとても不潔だったようです(今でもそうですが)。道路の中央に下水溝があり、そこに生活廃水をすべて流し込んでいたといいますし、ゴミや汚物などは道路に放し飼いにした豚に処理させていたとか。しかし、一旦雨が降れば道路は下水から溢れた汚水も混じってドロドロ状態、しかもそこに馬車が行き来しますからますますヌタヌタ状態に。これでは不潔なだけでなく、歩くことさえ到底無理だったでしょう。 あれは何という王様だったか、フィリップ15世?、ある日王宮(たぶん都心にあったチュイルリ宮ではないでしょうか)の窓を開けたとたん、玉村 豊男さんの文章をお借りしますと「おお、臭い」とハンカチを鼻に。それから歩道というものが作られ始め、暗渠が作られ、さらに路面をブロック状の石材で舗装する工事が始まったとか。今は少なくなりましたがパリの風物詩である石畳と、名物で観光コースにさえなっている大規模な下水道、あれにもそんな歴史が。 そういえば今日のパリでも、つい最近まで大勢の掃除人たちが早朝に箒で道路のゴミを下水道に掃き込み流し込む光景が見られたものでした。今では自動的にゴミを掃いて回収する作業車が回っていますが。 また、中世のフランス、当時では貴族の館ですらトイレという個室はなかったとか。かのベルサイユ宮殿でさえきちんと決められたトイレはなかったといいます。あの、クリノリンスタイルというか、淑女たちの落下傘のように広く開いたドレスの裾、彼女たちは木立の中に駆け込むと、あのフープ(鉄の輪)で膨らませたスカートの中でスッキリしていたと言います。ハイヒールが発達したのもそれゆえの理由だとか。 そういえば、パリのトイレ、なぜだか分りませんが、いまだに東洋式のおシャガミスタイルのトイレが残っています。用を足したあと水洗の紐を引くと足を置いたちょっと高い部分以外はザァーッと大水になって洗い流される、そのすさまじさには、初めての方はきっと驚かされます。 それに比べて、わが日本の江戸、排泄物は効果的な肥料「金肥」として価値が高く、近郊の農家から定期的に回収されていたし、その量にも一種のバランスが取れていたといいます。江戸という当時の世界的大都市、こうしたモノや労働力などどんな面にでも需要と供給の見事なバランスが見えて興味深いものがあります。以上余談程度ですが。
お礼
パチパチパチ(^^)手ばたき♪♪ 余談なんてとんでも御座いません!!読み応えのある回答で感謝です!! わたしはイタリアに何回かいったことがあるんですが、やはり、犬の糞があったり,下水が剥き出しだったりと、日本人は清潔だよな…毎日お風呂はいるし,,,なんて考えたことがありました。 それにしても、あの 悠長な石畳をみるたび「あーーヨーロッパって素敵♪」とおもって降りましたが、いやはや、、でございますね. 石畳に ハイヒール。。。ファッション感覚は優れていますよね♪ 日本女性は 欧米人に比べ 足が太く短いので ハイヒールは画期的ですよね。なるほど。。。我が家のベビーのオムツトレーニングが2年後だとして、、、そうですね。。。5歳になったら トイレの文化をお話を聞かせてあげたいと思いますが、こちらで教えていただいた雑学は「宝」です!ありがとうございました!
- toturenzu
- ベストアンサー率31% (623/2000)
中世ヨーロッパの道路が不潔で汚く糞尿がそこらじゅうにあったというのは有名な話です。 だから靴のハイヒールを男性も女性も履いていたそうです。 ベルサイユ宮殿の廊下が一番端の方で斜めに傾いているのですが、それはわざと傾斜をつけて作られているのです。 当時の女性は豪華なドレスを着ていますが、コルセットなどのせいで簡単に脱いだり着たりが無理だったそうです。 なので廊下の端でそのまま用を足していたという、ちょっと信じられないですが事実です。 香水文化の発達もあまりに臭いから、らしいです。 現代に生きていて良かったと思います。 参考URLは「中世のトイレ」について書かれています。
お礼
参考資料有難う御座いました! >>当時の女性は豪華なドレスを着ていますが、コルセットなどのせいで簡単に脱いだり着たりが無理だったそうです。 この場の状況からすると、、、用を足した後の処理(紙で肛門を拭いたり)は難しそうですが…拭かないで、、、、ってことになりますか?? 。。。。えーーーー???パンツはいてなかったんですか?? おやおやおやおや!!! これまた、クエスチョンが増えてしまいました!!
- tamamakun
- ベストアンサー率30% (55/179)
昔のフランスなんかではそんな感じだったそうですね。 道に散らばった汚物を踏まないようにハイヒールが出来たなんて話があったような。 ベルサイユ宮殿でもトイレが無かったのだとか。 日本では汲み取り式トイレの汚物を肥料として利用するリサイクルを昔から行っていたエコ社会だったみたいです。(武家の汚物は良いものを食べていたので肥料としての値段は高かったそうです。)
お礼
げげげげ!!!やはりそうでしたか! 。。。それにしても、道路が糞尿だらけなんて、信じられませんね。 >>日本では汲み取り式トイレの汚物を肥料として利用するリサイクルを昔から行っていたエコ社会だったみたいです。(武家の汚物は良いものを食べていたので肥料としての値段は高かったそうです。) これ、べんきょうになりました!(~~)日本人は、清潔かつ頭のいい人種ですね♪我が子が大きくなったら、トイレの文化と共に教えてあげたいと思います. 有難う御座いました!
お礼
>>>rue du Bourbier(泥沼通り), rue de Basse-Fesse(お尻より下の通り) Bougerue du Pipi(おしっこびちゃびちゃ通り) ↑ ↑ あははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!(^0^) あーーーーーーーー♪すみません!!久々に画面に向かって歯茎丸出しでわらってしまいました!! こここれは….お子様が(特にウ0チのネタを喜んで話し始める4,5歳児,,,クレヨンしんちゃん位の年頃)喜びそうな名称ですねーーーー!! 恐るべしフランス国民! 私の愛用のシャネルやランコム DIORの香水は香りを楽しむために購入したものですが、そう遠くない昔、汚物臭かくしのために活躍していたんですね。。。。かなりの量をお使いになったでしょうから、フランス人の臭覚は鈍かったでしょうね!日本の「かわや」というものも、母屋から離れに設置されていましたし、排泄物を肥料に。。うーーーん!頭いい♪すばらしい♪ >>フランスでは、複数形のtoilettes にして je vais aux toilettes と発言します。 なぜでしょうか??? 理由は、綺麗なのを探さなければいけないから ↑ ↑ こ、これも何だか食ものがのどで一瞬止まりそうな 表現ですね(笑) 。。。そうか。。。いつかフランスに行ったときは「こんな歴史の街らしいよーーー」って、同行者に話しておけば、不意に汚物に面したときも「お!さすがフランス♪」って、そんなに気分を害することなく旅行できるかもしれませんね(笑) 海外に行く度、どこの国でも日本とのギャップを大なり小なり感じていますが「なんでこうなの!!怒」とはなすと、旅好きな友人が「この国は000なんだよーー」と説明してくれるんですね。そうすると、なールーほーどーー!じゃあ怒るのやめて楽しもう♪って気分になりんですよね。 今回は、本当にありがとうございました!!