CCD は撮像素子と呼ばれる種類の集積回路で、表面に、光を電気信号に変える小さなデバイス(画素, pixel)が沢山、碁盤の目のように並んでいる小さな板です。写真のフィルムの代わりに、この板の上に像を結ぶようにレンズを付けてやると、デジカメになります。またビデオカメラ・テレビカメラも(家庭用も、プロ用も、ハイビジョンでも)大抵はこれを使っています。
CCDの仕組みは、画素に光が当たるとそれに応じて電荷がコンデンサにたまる。これをCCDの端にまで送り、デジタルデータとして読み出します。CCDは光の強さだけを測るので、もともと色を判別する能力はありません。そこでカラー撮影用としては、隣り合う画素3つを組にしてそれぞれに赤・緑・青のカラーフィルターを嵌め込んだもの(1板式)が使われており、高級なビデオカメラでは、半透明の鏡を使ってレンズから来る光を3つまたは4つに分けて、それぞれカラーフィルター(赤・緑・青、4つに分けたときは赤・緑・緑・青)を通した後で、3つないし4つのCCDで撮影する(3板式、4板式)です。4板式というのは、緑の画像を、ほんのすこし位置をずらしたCCDで2通り撮影することによって解像度(画像のきめ細かさ)を向上する方式で、ヒトの目が緑の光で一番解像度が高い、ということを利用しています。
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丁寧な回答、本当に感謝です。 ありがとうございました。とてもよくわかりました。