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皇立財団はありますか?
お世話になります。 イギリスやオランダやタイなどでは王立の団体があり、自然保護や園芸や貧窮民の救済など、主として公益に関する活動をしています。 日本の皇室では、このような団体はありますか?その場合「皇立(?)」と名乗らないのは何故でしょう? 日本に存在しない場合、その理由は何ですか?
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戦前には、「 皇立 」という考え自体がそもそもありませんでした。 天皇は王様ではなく、現人神でしたからね。神様が作った「 神立 」の 施設が世界中どこにもないのと一緒です。また、王様と天皇は似て異な る存在ですので、皇立という言葉を考え付く人もいなかったでしょう。 ※王権神授説が説明するように、王様の地位や権威は神から 与えられたものですが、天皇は存在そのものが神様でした。 いっぽうで、天皇陛下から下賜された土地や財産などを生かし、 政府や民間が公園を整備したり、医療施設を作ったりすることは ありました。これが「 恩賜 」と呼ばれ、恩賜上野公園や井の頭 恩賜公園などの施設があるほか、恩賜財団 済生会という医療福祉 団体もあります。 戦後に関しては、皇族が自由意志で使える財産がなくなったので、 下賜という行為自体がなくなりました。
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- blackhill
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ROYALを王立と訳すると誤解のもとです。学術団体や芸術団体、さらに郵便局や銀行までROYALという名前がつけられています。 もちろん、何かの形で王室のメンバーの恩顧や出資があったことは確かですが、実質的には格式を表すものとみていいでしょう。 たとえば、日本でも大相撲や競馬で天皇杯や宮杯が下賜されていますが、これも格式の高さのシンボルだと思われます。宮内庁御用達というのも似ていますね。 なお、英国では海軍ROYAL NAVYと空軍RAFにはROYALという冠がついていますが、陸軍にはありません。連隊名にはあったはずですが。
- uskt
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日本で言う「国立××」が、questmanさんのおっしゃる「王立」にあたります。 「○○王国」となっているところは、実体はなくても、国王が何らかの形で国家の主権を持っています。また、国有財産とは別に、王家の財産も持っています。 したがって、国王の名の下に設立されたものや、国王の資産を資本としているところは「王立」となります。 日本では、皇室財産は基本的には国家の管理化にありますから、自由になるものではありませんし、国家主権は国民にあるので、設立されたものは国民の総意としての「国立」となるわけです。