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メシマコブの効果とは?
- メシマコブ(メシマ)は、ガンに効果があると言われています。
- 学術的な裏付けもあり、顕著な効果が示されています。
- さまざまな種類の癌に対して抗腫瘍効果がある可能性があります。
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ご質問がupされてから、丸4日間待ってみましたが、我こそは見つけてやろうという方が現れなかったようですネ。 キノコ類の薬効・食効とその利用(12), 水野卓(静岡大),Chem. Times vol.2000, No.2, p2 (2000) メシマコブとその臨床応用について, 宮野のり子(動物病院NORIKO), 小動物臨床,vol.18, No.4, p25 (1999) The inhibitory effect of polysaccharides isolated from Phellinus linteus on tumor growth and metastasis., Han S.B.ら(Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology), Int. Immunopharmacology, No.2, p157(1999) 免疫アジュバント-メシマコブ多糖類の各種癌患者に対する使用経験, 山名征三(西条中央病院), 診療と新薬, vol.27, No.6, p1101(1990) 胃癌術後患者に対する免疫化学療法の評価, 山名征三(西条中央病院), 診療と新薬, vol.27, No.5, p841(1990) 長期間のメシマコブ免疫療法下で腫瘍と共存し得た胃癌例,山名征三(西条中央病院), 診療と新薬, vol.25, No.11, p2357(1988) メシマコブ培養菌糸体の熱湯抽出液のエールリッヒ腹水癌に対するSuppression活性,山名征三(西条中央病院), 診療と新薬, vol.25, No.11, p2239(1988) Stimulation of Humaoral and Cell Mediated Immunity by Polysaccharide from Mushroom Phellinus linteus., Kim HMら(Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology), Int. Immunopharmacology, No.5, p295(1996) Characterization of Carbohydrate-peptide Linkage of Acidic Heteroglycopeptide with Immuno-stimulating Activity from Mycelium of Phellinus linteus., Lee JHら(Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology), Chem Pharm Bull, No.5, p1093(1996) B-Lymphocyte-Stimulating Polysaccharide from Mushroom Phellinus linteus., Song KSら,(Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology), Chem Pharm Bull, No.12, p2105(1995) Antitumor Polysaccharides from Some Polyporaceae, ganoderma Applanatum(Pers.) Pta and Phellinus linteus(Berk. Et Curt) Aoshima., Sasaki T, Chem Pharm Bull, No.4, p821(1971) その他に金沢大学薬学部生薬学教室の太田教授がメシマコブについての研究をされておりますので、新規物質やメカニズムについては問い合わせされるのもよいでしょうネ。 実際のデータとしては、動物実験ではB16F10メラノーマ細胞、NCI-H23肺癌細胞、エールリッヒ腹水癌細胞などのものが得られていますし、また、動物病院での実績として口腔内悪性繊維肉腫、移行上皮癌、メラノーマでの効果が認められています。 さらに、臨床例としてメラノーマ、胆癌、胃癌等に用いられています。 オリジナルの報告書は、まだまだ多数ありますが‥上記の文献から引用・参考文献を更に引いていくことによって、かなりの情報を得ることができると思いますので、ご興味があれば見てください。 以上kawakawaでした
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- kawakawa
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メシマコブの研究については、どうも日本より韓国がかなり先行しているようです。国家プロジェクトの一つとして、官民共同で研究を進め、医薬品として承認を受けていますネ。 ですから、Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnologyでの研究成果を調べられるのが、最もよいかも知れません。 日本では、西条中央病院の山名先生が積極的に臨床応用されていますが、特定施設での治験例であるということもできます。他にも臨床に取り入れられている先生もおられたと記憶しておりますが、手元に資料が見当たりません。年末の大掃除で移動したせいでしょう。 メシマコブ関係の発表は癌学会等よりも日本薬学会等の薬学系学会で行われていたものが多いでしょう。研究論文がChem.Pharm.Bull.に載っていることからもお分かりになると思います。 胃癌、胆癌等への応用は初期段階でなく、末期患者での延命効果を示したものが多いのはたしかです。動物実験ではかなりの比較検討がされていますが、ヒトでの臨床試験はまだまだですネ。 先の回答にも書きましたが、金沢大学薬学部生薬学教室の太田先生のグループがメシマコブだけではなく、菌類についての研究を現在進行形で進めておられます。金沢大学のホームページから研究室業績のページにアクセスできると思います。また、直接お問い合わせしていただくのがよいでしょうネ。未発表研究内容などについては、先生ご本人以外の扱いができませんから。 以上kawakawaでした
お礼
いろいろご教示有難うございます。 少し時間をかけて調べてみたいと思ってます。
補足
kawakawa教授、詳細な回答ありがとうございます。 来週国会図書館に行く予定がありますので、ご紹介頂いた論文にあたってみます。 臨床例に関して、’90年当時癌学会・日癌治・化学療法学会等に毎年行ってましたが、記憶にありません? 「メラノーマ、胆(管)癌、胃癌等」等での奏効率はどれ位なのでしょうか? (免疫療法剤の範疇ですから、延命率でしょうか?) あるいはP-I等はしっかりされているのでしょうか? 比較試験もされているのでしょうか?特定施設でのトライアルではないでしょうか? 作用機作で他のPolysaccharideと差があるのでしょうか(NK活性?とか)? 基礎に関しては、ご紹介の論文で調べてみます。 臨床面での更なるコメントを頂ければ幸甚です。