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窒素・りんが海水に流入すると?

またまたすみません。水中に窒素やりんが流入すると、海水中でどのような現象が生じるのですか?富栄養化が生じるのは知っているのですが、窒素やりんがどうなってそのようになるのですか。また、それが閉塞性海域の場合、窒素やりんを湾内で処理するにはどうしたらいいのですか? ややこしい質問ですみませんが、答えられる方がいましたら、よろしくお願いします。                                                                   

質問者が選んだベストアンサー

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  • think777
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回答No.2

海域における富栄養化とは、硝酸イオンなどの窒素化合物やリン酸イオンなどのリン化合物の栄養塩濃度が高くなることをいいます。 富栄養化による被害として有名なのが、瀬戸内海などの閉鎖性水域による赤潮によるものでしょう。赤潮は、鞭毛藻類などの植物プランクトンの大量発生によるものです。 この鞭毛藻類は、光合成も行いますが運動性もあり、さらに毒性を持つものが多いのです。これにより、ハマチなど養殖魚の大量死滅などの問題が起きました。 また、光合成による有機物生成による水質汚濁が進行するということで、瀬戸内海などの閉鎖性水域における窒素やリンの量を削減しようということで、第5次総量規制において、窒素やリンの特定事業所に対する排出量の削減計画がスタートしました。 以上が海域における富栄養化に対する大まかな一般論です。 本来これらの栄養塩を植物が利用して増殖し、それを捕食する動物がいて、さらにそれを捕食する大型の動物がいるといった食物連鎖があります。そして、栄養塩豊かな海域において、植物プランクトンが発生し、動物プランクトンが捕食し、それを小型魚類が餌にし、さらに大型魚類が繁殖し、豊かな海域を形成していたのです。そういった生態系を形成していた生物層とは異なった毒性を持つ鞭毛藻類などが優勢になってしまう生態系異変に問題があると私は考えています。 また、埋め立てなどの沿岸域開発などによる藻場の減少もその一因であろうと思っています。 瀬戸内海において、富栄養化が進行しだしたといわれる以前の水質データを今探しているのですが、まだ見つかりません。栄養塩が増えたという根拠が示されていないのです。 考えてみてください。 栄養塩がなくなると植物は育ちません。すると、魚たちも暮らせなくなります。私は栄養塩が増えたというよりは、生態系の多様性が失われてきたことが問題ではないのかと思い始めています。 最近もてはやされている栄養豊富な海洋深層水の栄養塩は、瀬戸内海よりも高いですよ。

blume
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございました。やはり湾内で処理するには、生態系異変を元の正常な状態にもどすしかないのでしょうか?また別の方法があれば教えてくださると幸いです。

その他の回答 (3)

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.4

海ではなく、湖水の富栄養化についてですが、参考ホームページがありました。

参考URL:
http://www.ies.or.jp/mini/50/mini50.htm
blume
質問者

お礼

ありがとうございます。湖のも比較材料として知りたいので、早速見に行ってみます。

  • tamtaka
  • ベストアンサー率31% (57/179)
回答No.3

うろ覚えで悪いのですが、確かリンの流入量が増えているために、本来暑くなると増殖してくるプランクトンの増殖を押さえてしまい、代わりに毒性を持つプランクトンが異常増殖し、それらが増殖しすぎて死滅して赤潮になることを確認し、リンの流入量を減らさなければいけないというようなことを、広島の方で確認したことが数年前に新聞に掲載されていたように思います。 赤潮は酸欠の目安ですが、最近の赤潮はたちの悪いものが多いと、私はそう理解しています。

blume
質問者

お礼

ありがとうございました。やはり、赤潮の発生は瀬戸内海が多いですね。私もたちの悪いものが多いという御意見はその通りだと思います。

  • kawakawa
  • ベストアンサー率41% (1452/3497)
回答No.1

窒素・リン・カリウム これは肥料の基本物質ですよネ。 つまり,植物の基本栄養素なんですネ。 では,海の中の植物とは・・ 植物性プランクトンの栄養源となることはご理解いただけると思います。 富栄養化が進むと,植物性プランクトンが増え,それを餌とする動物性プランクトンが増え・・赤潮の発生などが起こるのですよネ。瀬戸内海のような四方を囲まれた状態では非常に起こりやすい現象ですネ。 では,窒素やリンが流入してしまった場合,どのように処理すればよいのか・・ これが解決できれば毎年繰り返される牡蠣やハマチの養殖場の被害も防げるようになりますネ。 考え方とすれば,何等かの手段で固定してしまうか,消費してしまえばよいのですよネ。 排水の流入口,つまり,河口付近で植物性プランクトンを繁殖させ,それを餌としてオキアミなどを育てて回収するというのも可能性としては考えられるでしょうか。 オキアミならば食用に用いることができますからネ。 以上kawakawaでした

blume
質問者

お礼

ありがとうございました!また何かあればよろしくお願いします。

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